たまこのとられこblog

本、映画、海外ドラマ、アニメの感想、気になることや挑戦したことを自由気ままに記録していきます

映画『ドラえもんのび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)』あらすじと感想-少年期はドラえもん映画で一番の名曲!

 

ed曲『少年期』はドラえもん映画で一番の名曲!
ドラえもん映画6作品目、『ドラえもんのび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)』の感想を書いていきます。

 

 

ドラえもんのび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)

 

公開 1985年3月16日

監督 芝山努
脚本 藤子不二雄

オープニングテーマ「ドラえもんのうた」作詞  楠部工
補作詞 はばすすむ
作曲  菊池俊輔
歌  大杉久美子

エンディングテーマ「少年期」
作詞  武田鉄矢
作曲  佐孝康夫
編曲  桜庭伸幸
歌    武田鉄矢

 

 

 

 


ざっくりあらすじ

特撮宇宙大戦争を撮影していたのび太ジャイアンスネ夫。ミスしたのび太は仲間から外され、ドラえもんに泣きつく。のび太スネ夫たちに負けない特撮をとろうと、しずかちゃんを誘いドラえもんの道具で撮影を開始。
撮影中にウサギの人形の失踪。
謎の宇宙船発見と不思議なことが続いたその夜、宇宙人パピと出会う。
パピはピリカ星の大統領で、反乱軍から命を狙われているという。
パピは情報軍ピシアに捕らわれ、のび太たちはパピを助けるためピリカ星に向かう。

 


ピリカ星の事情

ピリカ星は科学と教育が発展しており、パピが10歳で大統領になっています。

現在は独裁者ギルモア将軍がクーデターをおこし、ピリカ星を武力による恐怖政治で支配。ギルモア反乱軍の勝利を確実にし己が皇帝に君臨するため、地球に亡命した大統領パピを情報機関ピシアに追わせます。

元治安大臣ゲンブは反政府団体の自由同盟を組織。
自由同盟の基地はピリカ星の外、小惑星にの中ですが、ピリカ星内にも沢山の自由同盟地下支部があり、ギルモアへの反撃の機会を狙っています。


パピを追ってピリカ星を目指していたのび太たちは、まず自由同盟の基地でゲンブと会います。その後、ピシアの監視が厳しく身動きとれない自由同盟に代わり、のび太ドラえもんジャイアン、ロコロコはピリカ星の自由同盟地下支部へ繋ぎをとりに行くことになります。


リアルスターウォーズドラえもん映画の中でもなかなか難しいお話ですね。

ピシア長官ドラコルルもかなりの頭脳派。自爆機に無数の発信器を仕込み手近なものに吸着させ、その結果、自由同盟の基地を発見します。
ピリカ星の自由同盟地下支部への繋ぎにきたドラえもんたちをわざと泳がせ、地下支部の場所とドラえもんたちの地球の戦車の弱点まで発見してしまいます。

ピシア長官ドラコルルに何度も追い詰められドラえもん達でも勝てないのでは?という絶望を感じるほどです。

 


しずかちゃんとスネ夫


リトルスターウォーズの【リトル】はパピたちピリカ星人が小さいことからついた単語でしょう。
小さなパピと遊ぶためのび太ドラえもん、しずかちゃんはスモールライトで自分たちも小さくなり過ごします。
小さくなってメロンをお腹いっぱいたべる
。子供の夢です。(大人ですが夢です。)
お風呂も小さくなれば大きなプールになります。
楽しく無邪気に遊び、小さくなったから牛乳風呂にも入れると夢見るしずかちゃん。
子供らしくて微笑ましいシーンです。

しかし、一人でパピの家で牛乳風呂を楽しんでいる時、ピシアにより拐われてしまいます。
拐われたしずかちゃんを助けるため、パピはしずかちゃん解放と引きかえにピリカ星に連れ去らました。
パピを助けたいと匿っていたはずなのに、自分のせいでパピが連れ去られ処刑されてしまうかもしれない。このことにしずかちゃんは責任を感じ、ピリカ星に乗り込むことをすぐ決断します。
普段、慎重なしずかちゃんの決断の早さに感じている罪悪感の重みがみてとれました。

 

 

逆に、スネ夫は怖さのあまりパピを助けたいとは思ってもピリカ星にいくことには反対します。
自分たちが撮影していた特撮宇宙戦争の作り物ではない。本物の宇宙戦争で子供の自分たちに出来ることなんてないと、ピリカ星に向かう宇宙船の中でも泣いています。
確かに、いくらドラえもんがいても子供が戦争に行って何の役にたつのかという疑問は至極全うかと思います。
誰よりも状況把握していて、自分たちの力を知っているからこその考えはリアルです。


そんなしずかちゃんとスネ夫は自由同盟基地で待機中、ピシアのシャチ型無人戦闘艇
の大軍が襲ってきます。
怖いけど最善をつくそうとするしずかちゃんと、怖いから隠れて逃げようとするスネ夫
真逆の対応の2人ですがどちらの気持ちも分かります。

リトルスターウォーズでは、しずかちゃんとスネ夫の人間としての感情のリアルさに共感できます。
対極な2人のだからこそ自分だったらどうするかを考えさせられる場面でした。

 

 

少年期はドラえもん映画で一番の名曲!


大人になったからこそ心に響く名曲です。誰にでもある子供時代を懐かしみ、しかし絶対に戻れない。泣けます。
歌っているのが武田鉄矢さんというのも良いです。
おじさんの声(失礼な言い方で申し訳ない)に父親のような安心感があり、より心に響きます。


のび太たち繋ぎと合流した自由同盟地下支部、大きな戦いにを前に闘志に燃えるとともに一時の安らぎの中で少年期は流れます。
流れるといいますか、自由同盟の人が弾き語りをして歌っているのが少年期でした。
長年このシーンの印象が本当に強く残っていました。
私にとっては全ドラえもん映画の中で一番印象に残っているシーンです。


エンディングテーマ曲としても使われており、リトルスターウォーズではエンディングでピリカ星とのび太たちのその後のシーンが流れます。
映画内で仲良くなった友達と再開の約束をしてお別れはよくありますが、本当に再開しているシーンがあるのはリトルスターウォーズだけかも?

 

まとめ

クーデターや地下組織など複雑なストーリーは大人向き。
しずかちゃんとスネ夫の心情のリアルさで自分の子供のころならどうだったか考える。
少年期を聞いて過去の子供時代に思いを馳せる。
子供時代について深く考えさせられる、大人になったいまだからこそ見て欲しい作品です。

 

以上、映画『ドラえもんのび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)』 たまこ の感想でした。

 

映画『ドラえもんのび太の魔界大冒険』感想-ホラー的なSF作品

「もしも魔法の世界になったら」と、もしもboxで魔法の世界にしてしまったのび太。魔法と魔王の存在する世界での大冒険の物語。

ホラー的な映画となっているドラえもん映画5作品目『ドラえもんのび太の魔界大冒険』について書いていきます!

 

 

 

ドラえもんのび太の魔界大冒険

 

公開 1984年3月17日

監督  芝山努
脚本  藤子不二雄


オープニングテーマ「ドラえもんのうた」
作詞  楠部工

作曲  菊池俊輔

歌    大杉久美子


エンディングテーマ「風のマジカル」
作詞  湯川れい子

作曲 NOBODY

歌  小泉今日子

 

 

 


出来杉くんの存在感


魔法を夢見るのび太

魔法は本当にあるのかを出来杉くんに相談します。

出来杉くんは「昔はあったとされるが、魔法は廃れ、科学が生き残った」といろいろな説を出しながら教えてくれます。

出来杉くん頭良すぎ!

説明シーンを見ながら「そうなんだー」とのび太と同じレベルで納得してしまいました。

また、説明する時の音楽も怖い、映像もリアルドクロが出てきたりと怖い、出来杉くんがはっきり魔法は「ない」と断言する緊張感と全てが怖い。この魔界大冒険にホラー感が出たのは、この出来杉くんの魔法解説が大きな一因と言えるでしょう。

たった数分の出演ですが出来杉くんの役割と存在感は大きいです。

 

ホラー映画あるある「怖がっているのは主人公だけ」


魔界に夢見るのび太。これだけだとほのぼの映画のようですが、すぐホラー的な話がでてきます。

それがドラえもんの石像です。

映画が始まってオープニング曲が流れてすぐ、ゴミ捨て場でドラえもん石像を発見するのび太ドラえもん

家に持ち帰るとのび太だけが石像ドラえもんが呻くのを見て(聞いて)しまいます。

ドラえもんは信じてくれません。

出来杉くんから魔法はないと断言された帰路

、今度はのび太の石像を発見します。

ドラえもん石像とのび太石像は魔法で石にされた自分たちではないかと言うのび太。これも信じてもらえません。

その夜、風雨の激しい中で謎の声が聞こえ、ドラえもん石像とのび太石像が家の中に入り込んでいるのを見つけます。

それでも怖がっているのはのび太だけ

石像の形が変わっている点も「柔らかい石なんだろ」とパパは一蹴してしまいます。

いや、柔らかい石って!?そんなものがあったとしても、子供たちはやってないと言ってるのだからもう少し話を聞いてあげて欲しい。

ママは片付けについて言うだけ、ドラえもんも特に怖がってはいない様子。

のび太だけが怖がり、誰ものび太の怖がりを理解しようとしてくれない。

主人公だけが不思議な現象を体験し、周りには理解されない。まさにホラー映画あるある。

 

メジューサのトラウマ

 

長年メデューサだと思っていましたが、ドラえもん映画では「メジューサ」が正解のようです。

何といってもこのメジューサは多くの子供たちにトラウマを植え付けた存在でしょう。私も小さいころ、メジューサが怖くてこのシーンは早送りして見ていました(笑)

 


大魔王デマオンの心臓に銀のダーツを撃ち込めば勝てる。そう信じていたのに大魔王は倒せず、仲間はバラバラになるという絶望。

こうなったらタイムマシンでもしもboxを使う前に戻って「魔法世界にさせない」と、行動にうつすドラえもんのび太

無事、もしもboxに魔法世界を願う前ののび太の部屋に戻った二人。

安心したのも束の間、メジューサがタイムマシンの中から追いかけてきている!

必死にホウキで逃げるも石化させられてしまうのび太ドラえもん

絶望→安心→大絶望→敗北の流れと、メジューサの見た目の怖さと声の恐ろしさ。

これはトラウマになっても仕方ないですよね。

 


パラレルワールドを考えてみた


魔界大冒険はパラレルワールドという概念を初めて知った作品です。作中でドラミちゃんとドラえもんが説明してくれています。

 

魔界大冒険では

普通の世界。魔法はなく科学の世界

魔法の世界。もしもboxでのび太が願った世界。科学は迷信とされている。

の2つの世界が出て来ます。

まったくの並行世界ではなく微妙に交わっている場面もあり、それを考えるのも楽しみの一つでもあります。


ドラえもん石像のび太の石像が現れます。風雨の夜、のび太がもしもboxで魔法世界を望み、魔法世界になった興奮で石像の存在を忘れ石像の行方には触れていません。


出来杉は魔法と科学があったが魔法が廃れ、科学が残ったと説明していました。

このことから、魔法世界というのは魔法は強く残って、科学はあまり進まない世界と考えられます。

科学の塊のドラえもんは消えてしまうのでは??

科学が発展したからドラえもんが誕生した。魔法世界では科学は迷信という扱いでしたので、ドラえもん存在できないんじゃ?と

いう疑問が出て来ます。


タイムマシンでもしもboxを使う前に戻って魔法世界にさせないという場面。タイムマシンで戻れるなら並行世界ではなく一つの世界線上にある世界なのでは?

メジューサが追ってきたのは普通の世界なのにのび太はホウキで飛べているという謎もあります。

この後石像にされたのび太ドラえもんですが、もしかしたら何も知らない過去ののび太ドラえもんの世界をすでに魔法世界に巻き込んでいたのかもしれません。


ドラミちゃんが虫の知らせという道具でピンチを嗅ぎ付けやってきます。

石化をといてくれ事情を知ると、ドラミちゃんのもしもboxで元の世界に戻せばいいと言ってくれます。

このドラミちゃんが来た世界は果たしてどちらなのか?

普通の世界だからドラミちゃんが来てくれたと思っていましたが、もしもboxで元の世界に戻すなら既に魔法世界なのかもしれません。

魔法世界の未来にドラミちゃんが存在するのかどうか。並行世界なのにタイムマシンで駆けつけられるのかどうか。

謎は深まります。


結局、のび太パラレルワールドでめでたしめでたしをよしとせず、ドラミちゃんの力を借りて魔界に戻り大魔王デマオンを倒します。

平和な地球で別世界の人間であることを美夜子にカミングアウトアウトするのび太。別れの時です。

美夜子さんは魔法が発展した世界だからこそ生まれた存在だから普通世界には存在しないかもしれない。これは分かります。もう会えません。

ですが、この世界にもドラえもんのび太はいたのでは??でなければ、魔法世界にしたときに2人の存在がすんなり受け入れられないですよね。その2人は魔界との戦いを何も知らないことになるのでしょうか?


ホラー的な怖さもあり、こんなに考えることが沢山あるSF的なパラレルワールドもありなストーリーが97分でまとめあげてるというのが凄いですね。

 


まとめ


のび太の「魔法使えたらなぁ」から始まった魔界大冒険。のび太くん、あなた魔法 よりも魔法みたいなドラえもんの道具を使えてるの忘れないで!
私は魔法よりドラえもんがいて欲しいです

怖さありパラレルワールドあり。分からなくても面白いですが、どうなんだろうと考えている時間が一番楽しい作品です。

 

以上、映画『ドラえもんのび太の魔界大冒険』 たまこ の感想でした。

 

 

 

映画『ドラえもんのび太の海底鬼岩城』あらすじと感想-バギーちゃんの愛

子供向けとは思えない、ドラえもん映画の中で一番難しいストーリー。
ドラえもん映画4作品目、ドラえもんのび太の海底鬼岩城。
子供のころも海底大冒険を楽しかったけど、大人になって色々と理解して見ると更に面白く見ることが出来る作品です。

 

 

公開 1983年3月12日
監督 芝山努
脚本 藤子不二雄

オープニングテーマ「ドラえもんのうた」作詞  楠部工
作曲   菊池俊輔
歌     大杉久美子

エンディングテーマ「海はぼくらと」
作詞  武田鉄矢  
作曲  菊池俊輔
歌     岩渕まこと

 

 

 


ざっくりあらすじ

大西洋で金塊を積んでいた沈没船を発見したというニュースが流れる。
その頃、のび太たちは夏休みに行くキャンプの行き先で揉めていた。山に行きたいジャイアンスネ夫、海に行きたいしずかちゃんとのび太ドラえもんの「海に行きながら山に登ろうじゃないか」という提案で、太平洋の海底に登山しに行くことに。
ドラえもんの道具の水中バギーで海底を駆け巡り、スリルありピンチありの大冒険の中で海底人のエルと出会う。

 

 

海底国家ムー連邦と海底国家アトランティス

 

のび太たちが出会ったエルは海底国家ムー連邦の軍人です。
ムー連邦は太平洋全域を統治しており、一万年前から高い文明を築きあげていました。陸上人の歴史も見ており、戦争ばかりで野蛮な陸上人を警戒しています。

そのムー連邦とかつて争っていたのが海底国家アトランティス。7000年も昔、海を二分して軍拡競争していた過去があります。この争いがまるで地上の冷戦のよう。

アトランティスは軍拡のなかで鬼角弾(地上でいう核ミサイル)を開発します。
そんなものを撃てば自国にも被害が出る可能性があるため、アトランティスは強力なバリアをはることに。これがバミューダ三角海域となります。

上空まで届くバリアで自国を覆い被害を出さないようにしましたが、鬼角弾実験の失敗でアトランティスは滅びてしまいました。
バリアのおかげて鬼角弾の影響は外には漏れませんでした。
しかし、7000年経った今もバリアは残っており、何も知らない飛行機や船がバリアに衝突して破壊。バミューダ魔の三角海域の謎の正体でした。

アトランティスという国は滅びても、アトランティスの鬼岩城には鬼角弾と自動報復システム・ポセイドンその他兵器も残っていて稼働している。
そして今、海底火山が噴火の兆しが!
自動報復システム・ポセイドンが火山の噴火を攻撃だと認識したら、外に向かって鬼角弾を発射してしまうかもしれない。そうなれば世界の終わり、それを食い止めるためドラえもんたちとエルで鬼岩城に乗り込む……という物語です。

難しすぎるー。簡単に説明しようとしても長くなってしまう複雑な事情。大人になってからやっと戦いの意味が理解出来ました。
子供のころは鬼岩城でピンチになるドラえもんたちにハラハラでしたが、大人ないまはドラえもんたちのピンチ+本当に世界の危機だったんだとハラハラが倍増です。

 


バギーちゃんの愛

子供のころは分からなかったこと、それはバギーちゃんの気持ちです。

キャンプ中、ジャイアンスネ夫が勝手をしてテキオー灯の効き目が切れるという命に関わる大ピンチになります。それをバギーの責任だと怒り、バギーを壊そうとします。
しずかちゃんだけがバギーを庇い、バギーはしずかちゃんにだけ心を開いていきます。
バギーは機械ですがお喋りもでき、怖い、嫌だなどの感情もあります。
アトランティスに乗り込んだあと、おっかないから走りたくないとドラえもんのポケットに引きこもるバギー。臆病者です。

そんな臆病者のバギーが泣いているしずかちゃんのために身を挺してポセイドンを倒してしまいす。
バギーちゃんかっこいいよ。

子供のころ分からなかったのは、バギーちゃんの気持ちが「好き」ではなく「愛してる」ということ。
見ていた自分が子供ということ、しずかちゃんが子供ということ。そのため、バギーの気持ちは友達としての好き。もう少し進んで女子として好きくらいに思っていました。

ですが、

 

「ボク、ボク、バギーであることが悲しい」と涙を流す

 

「ボク、しずかさんのためなら何でもする」と臆病者なのに戦いの場に出てくる

もうこれは『愛してる』ってことだよねと気づいて、バギーの気持ちに涙が出てきちゃう。
しずかちゃんが大人な年齢のキャラクターのアニメだったら完全に恋愛。それならたぶんおそらく子供のころの私でも気づけたはず。
私が鈍感だっただけかもしれませんが、まったくバギーの気持ちが分かっていなかった。
大人になって気付けた感動するポイントでした。


ちょっと気になること

のび太がママに「夏休みの宿題が終わるまでキャンプはダメ」と言われ、必死に宿題を頑張る。しずかちゃん、ジャイアンスネ夫も手伝い数日で全ての宿題を終わらせてしまいます。珍しい。ドラえもんが居眠りするのび太にバケツの水をかけたり、金だらいをガンガン鳴らしたりとにかく雑なのが笑ってしまいます。

 

 

しずかちゃんが、今作から女の子らしくなっている。今までの映画でも女の子らしいですが、おしとやかで優しく賢い女の子感が出ていました。イメージ通りのしずかちゃんになった、しずかちゃん像が固まったころなのかなと思いながら見ておりました。

 

 

まとめ

ムーとアトランティスの過去の争い、アトランティスの鬼角弾、海底火山噴火から自動報復システムの発動、バギーのしずかちゃんへの想い。
本当に子供向けなのかな?と思えるほどの濃いお話でした。
大人になって内容を理解したうえでさらに面白く観ることができる。
この難しいお話が分からない子供でも面白くて好きと思える。
ドラえもん映画の凄さを感じました。

 

以上、映画『ドラえもんのび太の海底鬼岩城』たまこ による感想でした。

 

 

映画『ドラえもんのび太の大魔境』あらすじと感想-ジャイアンの映画

ジャイアンの映画と言っても過言ではない!

ジャイアンがカッコいい映画。

ドラえもん映画3作目。

ドラえもんのび太の大魔境のあらすじと感想をちょっとネタバレしつつ書いていきます。

 

 

映画ドラえもん のび太の大魔境
 

 


ドラえもんのび太の大魔境

公開 1982年3月13日

上映時間  91分

監督  西牧秀夫
脚本  藤子不二雄


オープニングテーマ・挿入歌「ドラえもんのうた」
作詞  楠部工

作曲  菊池俊輔

大杉久美子


エンディングテーマ「だからみんなで」
作詞  武田鉄矢

作曲  菊池俊輔

歌  岩渕まこと

 

あらすじ


春休みに大冒険がしたいとジャイアンスネ夫に請われ、のび太ドラえもんと大冒険を探しはじめる。

同じ頃にのび太は野良犬を拾いペコと名付飼うことに。不思議なペコはのび太を手伝い大冒険になりそうな謎の巨神像を見つける。

のび太ドラえもん、しずか、ジャイアンスネ夫とペコで謎の巨神像を目指しアフリカのヘビースモーカーズフォレストに向けて出発する。

 


ペコの正体


ヘビースモーカーズフォレストを抜けたどり着いたのはバウワンコ王国。

そこは外界から閉ざされ人間とは違う進化、犬の国でした。

ペコは喋ることができ、バウワンコ王国のクンタック王子であることが判明します。

王国はダブランダー大臣に支配され、ペコ命からがら逃げてきていたのでした。

ペコとのび太たちがダブランダーは世界征服を目論み、禁断の古代兵器を復活させてることも判明。

ペコの先祖で謎の巨神像のモデルであるバウワンコ一世の予言「5000年後に王国は危機に陥る。王国が危機に陥った時、10人の外国人が巨神像の力をもって国を救う」という言い伝えを胸にペコ、国王親衛隊長ブルススとのび太たち5人は戦いに挑みます。


ペコが王子であることを告白するシーンは谷底のおどろおどろしい音と光の中で、とってもホラー的で怖い。

のび太たちはペコが喋ることも王子であることもあっさり受け入れているのが、不思議慣れしている子供たちだからかなと勝手に思っています。


映画のラストでペコは姫と結婚?したみたいだし、犬の国では成人年齢に達しているのかも。なんとなく人間で言うと18歳くらいかな?

王子であることから教育もされていて精神年齢は高め。のび太たちのことは子供に見えていたかもしれない。

 


ジャイアンの責任感


ジャイアンはヘビースモーカーズフォレストを目指す途中のジャングルで「ひみつ道具は置いていけ」と命令します。

ひみつ道具が無いことで大ピンチに陥り、命令を出したジャイアンは責任を感じ葛藤します。

自分のせいでピンチになり、仲間は泣いてしまう。小学5年生でなく大人でも責任を感じ自己嫌悪に陥りますよね。

そのジャイアンを慰めるのはまだ犬のフリをしているペコです。

ここからジャイアンとペコの友情は始まっています。


タブランダーの古代兵器に追い詰められバウワンコ王国の森でのび太たちとの別れを決意したペコ。自分のせいで外国人ののび太たちを国のゴタゴタに巻き込み申し訳ない。湖から外界に出られるからと告げ、一人でタブランダー兵と戦いにむかいます。

ペコの背中を見送る5人。

いち早く動いたのはジャイアンでした。


「ぺこだけじゃだめだ!おれもいくぜ!
お前らさっさと湖へ向かえ!
さっさと行かねぇと山火事で火炙りだぞ!」


みんなに協力を求めることもなく一人で行くことを決める。みんなに「火炙りだぞ」と告げていることから自分は死ににいくという覚悟を感じます。

カッコいいジャイアン

小学5年生なのに無理しないで!


自分の責任でみんなのピンチ という状況はジャイアンも経験していたため、ペコを放っておけなかったのでしょう。

ジャイアンが落ち込んでいた時に慰めてくれたのもペコ。同じ境遇でなくてもきっとジャイアンはペコを助けに向かったかもしれない。


ここで『だからみんなで』が流れるのが良い!

その後、ドラえもんのび太、しずかはペコとジャイアンに合流。

少し遅れて怯えていたスネ夫も合流し、ジャイアンは泣いてしまう。

ここは『だからみんなで』の、自分一人では何もできないが、みんなと力を合わせれば一緒に強くなれるという内容の歌詞と合致しています。

みんなの友情に涙してしまうシーンです。

 

 

 

気になるあれこれ

 

  • 珍しくママ公認で犬を飼うことになるのび家。パパは特に動物嫌いではなさそうでママが良いならいいというスタンスのよう。ペコのお行儀がよく、ペコを見習ってのび太もお行儀よく過ごしていたのでペコがいなくなってママが一番残念に思っているかもしれません。

 

  • タブランダーの秘策である古代兵器の空飛ぶ船と火をふく車。うん。たぶん世界征服は無理だと思うし、犬の王国が見つかったら逆に支配され研究対象にされてしまう未来しか見えない。

 

  • バウワンコ王国は異世界や宇宙、超空間を通っていく設定ではなく、地球上に存在する国。外界から閉ざされ行くのは大変だけど、一度行っているドラえもんたちにはどこでもドアでいつでも行けるはず。だから別れもどこでもドア越しに一言ずつあっさりしていたのも納得です。


まとめ

ペコはのび太が拾い飼っていた犬ですが、ジャイアンとの絆を強く感じます。

ジャイアンもなんだかんだと責任感が強く、5人の中では自分が一番の力持ちであることを自覚している。自分が求められているものが何か分かっている。そんなジャイアンの一面が分かったドラえもんのび太の大魔境でした。

 

妙に印象に残ったシーン

「ヘビースモーカーズフォレスト!」という映画初登場の出来杉くんの一言。

以上、映画『ドラえもんのび太の大魔境』 たまこ による感想でした。

 

 

 

 

映画『ドラえもんのび太の宇宙開拓史』あらすじと感想/友情について考えてみた

ドラえもん映画第2作目。

あまり覚えていなかった作品です。

実家には旧ドラえもん映画のほとんどの作品がコレクションしてあったため、さいころからドラえもん映画を何回も繰り返し見て育ちました。
しかし、のび太の宇宙開拓史はあまり回数を見ていません。

今回は久しぶりに観て感じたことを書いていきます。

 

 

 

ドラえもん のび太の宇宙開拓史


公開  1981年3月14日

監督  西牧秀夫
脚本  藤子不二雄


オープニングテーマ「ぼくドラえもん
作詞  藤子・F・不二雄

作曲  菊池俊輔

大山のぶ代、こおろぎ'73


エンディングテーマ「ポケットの中に」
作詞 武田鉄矢

作曲  菊池俊輔

大山のぶ代、ヤングフレッシュ


主題歌「心をゆらして」
作詞 武田鉄矢

作曲  菊池俊輔

歌  岩渕まこと


挿入歌「ドラえもんのうた」
作詞 楠部工

作曲  菊池俊輔

歌  大杉久美子

 

 

 


あらすじ

宇宙船にのる少年の不思議な夢を見るのび太。それは地球からはるか遠くの宇宙で起きた現実だった。

のび太の不思議な夢に出てきた少年は惑星コーヤコーヤ星のロップル。超空間の事故で、ロップルの宇宙船倉庫の入り口とのび太の部屋の畳の下とが繋がった。
ドラえもんとともに宇宙船の故障を直し、ロップル少年と喋るウサギのようなチャミーと仲良くなる。


宇宙船と畳の下の繋がりは消えず、のび太ドラえもんはコーヤコーヤ星にたびたび遊びに行く。
惑星コーヤコーヤ星は開拓星であり、トカイトカイ星からコーヤコーヤ星に移住し始めたばかりだった。
しかし、小宇宙の各星に鉱脈を張る鉱石ガルタイトの独占を企むガルタイト鉱業は採掘に邪魔なコーヤコーヤ星住民を追い出そうとして悪質な嫌がらせをしてきていた。
ジャイアンスネ夫、しずかをコーヤコーヤ星に招待した時にも嫌がらせにあい、そのことがきっかけとなりギクシャクした関係になってしまう。


地球より重量の小さいコーヤコーヤ星で驚くべき力を発揮できたのび太ドラえもんは、ロップルを守るべくスーパーマンのようにガルタイト鉱業と戦っていく。

 

 

 

ジャイアンたちとの友情不足

いきなりジャイアンに理不尽にいじめられるのび太

仲間外れな感じが酷いのと、むかしは気にしていなかったけれど今の時代にこのジャイアン理不尽な要求は大丈夫だろうか?

そう考えてしまうあたり、私もすっかり令和を生きている人間なんだなと実感。

ドラえもん映画はのび太ドラえもん、しずか、ジャイアンスネ夫と5人が力を合わせて問題を解決するというのが王道パターン。

なので、8割近くしずか、ジャイアンスネ夫との協力のないお話は珍しくもあり物足りなくも感じてしまいました。

 

 

 

 

もっとコーヤコーヤ星を見たかった!

ロップルくんとチャミーは歴代ドラえもん映画の中で上位にはいる大好きなキャラですが、何回も観たいと思えなかった。
それは子供の頃は分からなかった「開拓史」という難しい題材に、楽しい場面が少ないからということが全体的に暗く感じ理由かなと思いました。

コーヤコーヤ星の悩みは難しい話です。せっかくの未知の惑星なのにそこでの楽しいシーンは4コマのように流れ、困っているシーンや恐怖を感じているシーンばかりが印象に残ってしまっていた。
ジャイアンたちには始まりから虐げられるのび太、中盤にはもう友達じゃないと言われてしまう。
最後には和解してピンチに駆けつけてくれていますが、合流の場合もあっさりしていてすぐコーヤコーヤとの別れの悲しさに変わってしまいます。
私は子供心に宇宙開拓史は楽しくない映画と思っていたのかもしれません。
それがあまり繰り返し見なかった原因でしょう。


ドラえもん映画は割りと子供置いてけぼりな難しいテーマもあり、のび太の宇宙開拓史が難しい部類にはいるかといえば微妙なところ。(もっと難しい海底鬼岩城とかもありますし)
難しい題材の時は同じくらいかそれ以上に楽しいシーンもあったように思います。今回はそれが少ない。
青と赤の雪が降ったりワクワクするような環境をもっと見たかった。それを楽しんでいる様子をもっともっと見たかった。不思議な生物とも遊んで欲しかった!
いま改めて観てももっとコーヤコーヤ星やトカイトカイ星をみせて欲しかったと思いました。

 

 

ロップルくんとのび太の友情

ロップルくんはのび太と同い年くらいですが宇宙船の運転に修理も出来て、ガレージが大津波に流されてものび太に配慮した言い方が出来て大人。
ウサギのようなチャミーもちょっとわがままな可愛らしい女の子という印象で本当に大好きなマスコットキャラです。ドラえもんのことを特に気に入っている様子もかわいい。

 

そんなロップルくんとチャミーとの別れの場面は3回ありました。

1回目は故障した宇宙船とのび太の部屋の畳の下が繋がって、ドラえもんが宇宙船修理をしたすぐあと。
宇宙船が直っても繋がり消えていないのはたまたまで、すぐ繋がりもなくなるたまろうと、お互いにもう二度と会えないという思いがあったはず。
まだ出会ったばかりなのであっさりした別れでした。

2回目はたびたびコーヤコーヤへ遊びに行っており、スーパーマンとしても活躍していたころ。冬がきて大津波がくるからコーヤコーヤ住民は地下にこもることになる。なので春がくるまでのび太たちは遊びにはこないと決めて地球に帰るシーン。
この時は春になったらまた来るという一時的な別れです。お互いにまあ来ると分かっているのに、1回目の別れよりも別れ難くなっているように見え仲良くなったことが窺えます。

3回目は最後の別れ。本当に最後。もう二度と会えないことが分かっている別れ。
チャミーは空気の汚い地球になんか帰るなと大暴れ。

この3回の別れのシーンにだんだんと強くなる絆の深さを感じ、最後は観ていて大号泣。


コーヤコーヤ星は地球と時間の流れが違う。コーヤコーヤでの1日は地球での一時間。
だからこそコーヤコーヤ星でのび太が何日も過ごしていられるのです。のび太が「明日くるね」といって地球に帰り、地球時間で次の日にコーヤコーヤ星に遊びに行く。のび太たちにとっては次の日でもロップルくんたちには何日も経っています。劇中ではあっという間に出会ってから一年(コーヤコーヤ星時間)が過ぎています。

ロップルくんたちには地球の空気があわず行き来はのび太たちのみしていましたが、ロップルくんが行き来できたとしても、地球で過ごしてしまうとコーヤコーヤに戻った時にはかなりの時間が経ってしまい浦島太郎状態になります。


宇宙船と畳の下の繋がりが無くならなくても、子供であるのび太に時間経過の違う世界との友情は残酷なものになるかもしれない。
もう二度と会えないのも寂しいけれど、いいタイミングでの別れで綺麗に物語も終わりとても良かった。

 

まとめ

ジャイアンスネ夫、しずか、地球の友達たちとの友情。
ロップル、チャミー、コーヤコーヤ星での友情。
会えなくなっても友情は変わらない。
そんなお話がとても心に染み入り、切ないような温かい余韻が心地いい作品でした。


以上、映画『ドラえもんのび太の宇宙開拓史』たまこ による感想でした。