BULL / ブル 心を操る天才
今回は『人間は無意識に情報を取捨選択している』ことが裁判の決め手になったお話。
私は運転免許を持っていないので運転手がどこまで見えているのかを知らない。
道路標識や信号、歩行者、電光表示板の文字に道路に書かれた指示、見るところありすぎて大変だなと思う。
しかも走行中に。無ー理ー。
都会で五車線あったりしたらどこまでが左折レーンなのか分からない!
かなり手前から車が多く、道路の矢印見えないし「車邪魔!」ってパニックになりそう。
運転してないのに焦っちゃうもんね。
そんな訳で、全ての表示が見えているのかも謎だし、見てたとしてもいちいち覚えてなさそう。
BULL / ブル 法廷を操る男 第7話『見逃したサイン』の感想を徒然なるままに書いていく。
第7話『見逃したサイン』ざっくりあらすじ
ジョン・フィリップスは渋滞中に追突事故を起こし妻を死なせたとして自動車運転過失致死容疑で起訴された。
スピード違反をしたとはいえ血中アルコール濃度は法定基準値を下回っており、自動車運転過失致死での起訴は異例のことだった。
ブルたちは次の訴訟の担当裁判官から被告人の力になってほしいと頼まれサポートすることなった。
異例ともいえる起訴の理由を探っていくと、ハッカーからの情報提供で州下院議員ドーミットが検察に手を回していたことが
判明。
そしてドーミット議員についての情報提供者のハッカーは消えてしまう。
またジョンは乗車前に息子の野球チームコーチと口論していることが分かり不利な状況となる。
今回の裁判
今回のお話はエピソードタイトルである「見逃したサイン」が裁判のポイントだった。
裁判で争点となったサインとは「電光表示板の指示」のことだ。
ジョンがお酒を飲み(血中アルコール濃度は法定基準値より下)口論していて平常心でなかったため、電光表示板の徐行指示を見逃し事故は起こったと検察側は陪審員に訴える。
しかし事故当時の電光表示板はハッカーの攻撃により「徐行」の指示はでていなかった。
運転とはまったく関係ない言葉が表示されていた。
ジョンは自分が表示板を見たか覚えていなかった。
その問題については最終弁論で陪審員の記憶力を試すことで見事にクリアした。
無罪確定だ。
この最終弁論で陪審員の常識を覆すやりとりが毎回面白くて好き。
今回は「裁判所の目につくところにあった看板に何が書いてあった?」と聞かれ、覚えていない陪審員たちに『人間は重要度の低い情報と高い情報を無意識に取捨選択している』ことを理解させた。
もし電光表示板が「徐行」や運転に関する大切なことならジョンは見たことを覚えていたはず。
見たかどうかを忘れたのはどうでもいい内容だったから。
本当に見ていなかった可能性もあるが、見ていない証明は出来ないためこの主張が陪審員に通ったのだろう。
ただ、陪審員を試すように看板について聞いていたが覚えている人がいたらどうなっていたんだろうか。
私なら滅多に入れない陪審員席からあらゆるところを観察するな。
しかも今回最終弁論でターゲットにしていた陪審員はバードウォッチャーだ。
細かいところを覚えていても不思議ではない。
ちょっと危険な賭けにも思えた。
今回はラムキン裁判官から頼まれた仕事だった。
ラムキン裁判官はブルが次の訴訟で裁判官を担当する女性だ。
「こちらの裁判延期はするから」と融通をきかせる事を約束したラムキン裁判官に、ブルは喜んでジョンのサポートをする。
このラムキン裁判官は今後も登場してほしいキャラである。なんか好き。覚えておこう。
プライベートターイム
今回はマリッサのお洒落に変化があったことをいち早く見抜いたダニーとケイブルとチャンク。
今週は2回も新しい服だったとか、帰るの早かったとか。
みんなよく見てるな。観察調査するのが仕事だからかな。
職場の人の服装とか気にしたことないよ。
いつもと雰囲気違うなーくらいは気づいても、何が違うか新品かどうかまで分からないと思う。
もちろん心理学ドクターのブルも気づいていて、理由も察しているブル。
プライベート駄々もれすぎる。
マリッサはどうも元旦那とよりを戻しつつある様子。
まだ出てきていない元旦那グレッグとはどんな人物なのか。
登場を楽しみに待つとしよう。
これまでの役のイメージ
【ジェイソン・ブル】マイケル・ウェザリー
心理学者。航空免許と心理学の博士号を3つ持っている。
子供時代は人の顔色を伺って生きてきた。何かしらのトラウマがありそう?
元妻同僚ベニーの姉と出会う前、カリストで敗北している。それから人を頼るようになりチームメンバーを見つけていった。
お金のためより人のために仕事をしている。
「人の行動をなぜそうするのか理解することは、自分を理解すること」
【ベニー・コロン】フレディ・ロドリゲス
トライアル・アナリシス・コーポレーション(TAC)の社内弁護士。
Drブルの元義弟。
イエール大学で法律を学び、以前は地区検事局にいたざクビになっている。
原因は無罪と分かっている人を有罪には出来なかったから。本人曰くクビではなく辞めてやった。
第2話で一年ぶりに法廷に立つ。
「模擬裁判では何度負けてもいい。でも本物の裁判は……」弁護士のプレッシャーを感じることから弁護相手のことを考える心の持ち主。
細かいことは気にしないタイプ(ブル談)
【マリッサ・モーガン】 ジェニーバ・カー
むかし政府機関にいた優秀な人材。
Drブルの秘書?右腕?的存在。
擬似陪審員はマリッサのアルゴリズムで選んでいる。数字に強い。
離婚歴あり。束縛系?
養子として育つ。
第6話テレンス・ロブソン医師は元彼。神コンプレックスの気難しい性格の男性と付き合えるとはよほど包容力のある女性とみた。(憶測)
ブルにも惹かれてるがビジネスパートナーとして付き合っていくことを決めている様子。
元旦那グレッグとよりを戻しそう?
【ダニー・ジェームズ 】ジェイミー・リー・カーシュナー
元FBI捜査官。
強い。体力ありそう。美人。カッコいい。
第4話ではbarの店員に扮し潜入捜査する。
いい筋肉で健康的太腿が魅力的。
第5話では警察の見落とした証拠や凶器を見元FBI捜査官としての腕前を発揮。
人を見る目もある。観察力もある。
ハッカー。情報収集担当。
嫌な客のコーヒーに何かしちゃうくらいには強い女性。何をしたのかは不明。
ハッキングして情報収集。
ハッキングして情報操作。
陪審員のPCにハッキングして自分たちに有利になりそうな記事(自作)を送り付ける。
ノリノリで情報操作。
【チャンク・パーマー】 クリストファー・ジャクソン
一流スタイリスト。 服装、髪型で人に与える印象をコントロールする役割。
過去に一流ファッション誌VOGUEにいた。
大学時代はアメフト部所属でプロを狙えるほどの選手だった。
同性愛者。奇抜なスーツとネクタイがよく似合う。
デート相手のことは事前に調べたくない、自分で知っていきたい派。
しかし誘惑に屈した。
以上、BULL / ブル 法廷を操る男 第7話『見逃したサイン』 たまこ の感想でした🐯
第8話の感想記事はこちら↓