たまこのとられこblog

本、映画、海外ドラマ、アニメの感想、記録するブログ!

MENU

BULL/ブル2 法廷を操る男 第11話『生き抜く術』あらすじと感想-珍しく不安の残る終わり方

 

BULL/ブル  心を操る天才 シーズン2


今回は『誘拐被害者が武装強盗』で逮捕・起訴された話!


今回の話は1974年にアメリカで現実におこった「パトリシア・ハースト誘拐事件」を思い出した。
誘拐されて2か月後、パトリシアは犯人グループと銀行を襲撃した。
奇跡体験アンビリーバボーなど再現ドラマで何回か見たことがある事件。


誘拐、監禁から洗脳状態になるのは生きるための防衛本能だ。カウンセリングでゆっくりケアするべきである。でも武装強盗をした罪についての裁判が始まる。


「だが急ぐんだ。正義は気が短いからな」ブルの言葉が強く印象に残っている。

 

BULL/ブル2 法廷を操る男 第11話『生き抜く術』の感想を徒然なるままに書いていく。

 

 


シーズン2 第11話『生き抜く術』あらすじ


16歳の少女ジェマ・ウィットベックは、ネットで出会った年上の男ライアン・ミッチェルと出掛けたきり行方不明となり、18カ月後ライアンと武装強盗を働いて逮捕、起訴される。
ジェマの弁護人でブルと旧知の仲であるタリアからコンサルを依頼されたブルは、ジェマはライアンに誘拐されて虐待を受け犯行を強要された被害者だと主張しようと、ジェマをライアンと物理的に引き離そうとする。しかし、2人は同じ裁判で裁かれることになってしまい──。

 

 

今回の裁判

16歳の少女がネットで出会った男性と出掛けてから行方不明になり、18か月後、少女は誘拐犯と共に武装強盗で逮捕起訴された。
男性はかなり年上。

この情報だけでも「少女は誘拐されてストックホルム症候群なのかもしれない」。素人でもその可能性があると考えつく。


しかし検事補は少女ジェマが監禁や暴力で支配されたという証拠・証言はないため、彼女も共同被告人として裁くという。
ブルはジェマのためにも犯人のライアンと距離を置かせたいと考えていたが、 二人は一緒に裁判を受けることになってしまう。

BULLは勧善懲悪でわりとスッキリ終わるから好きなドラマである。
今回も結果的に検事補がジェマは誘拐被害者と認めて訴えを棄却して無罪放免になった。
ライアンは強盗に加え性的暴行と誘拐で追起訴されまさに勧善懲悪……なんだけど、いままでで一番もやもやしてる。

まず納得いかないのが検事補が共同被告人として起訴した理由だ。監禁されていた、暴力を振るわれたとジェマは言っていない証拠もない、だから誘拐被害者ではないと。
でも、ライアンが暮らす家(トレーラーハウス?)には狭い部屋に鎖につながる手錠とバケツと枕があった。それが正常だとでも? 監禁の証拠能力としては低かったのかもしれないけど“監禁の疑い”はすてきれない。
証言しないのも洗脳状態の可能性が考えられる。
ストックホルム症候群は一般的にも有名だ。なのに警察や検察がその可能性を無視するのか。
もしストックホルム症候群でなかったとしても、行方不明未成年者が発見されたのならカウンセリングくらい受けさせるシステムもアメリカならありそうだけど。


ブルは少女が「学習性無力感」にあると言う。
何をしても人生変わらないと思うと、ただその日を生き抜くだけになる。
少女は自分が何を言っても状況が変わるわけがないと思っている状態だ。

その身に起こった屈辱的な体験は学習性無力感にさせ萎縮してしまうのも当然である。

無罪を勝ち取るには裁判で証言しなければならなかった。大勢の人の前で何をされたかどう過ごしたか。この証言の場面は勇気をだして偉いと少女を称える気持ちと可哀想な気持ちでいっぱいだった。

勇気をだした証言でも無罪とはならなかった。陪審員のうちひとりだけジェマを無罪と思わなかったのだ。全員一致でなかったため審理無効になり裁判のやり直しになる。

ここでパパス検事補はジェマは誘拐被害者と認め訴えを棄却、ライアンを追起訴した。

当然だ。でも勧善懲悪には物足りないの!
検事補もむかつくの! いや、仕事だから“悪”とまでは言わないよ? 

ジェマが証言したことから誘拐被害者なのは明らかである。
そんな可哀想な少女を犯人のライアンは裁判で「ジェマが強盗を唆した」と証言して検察と5年減刑の司法取引をしていた。
これは公式にジェマと母親に謝ってほしいわ。
誘拐犯の言い分だけ信じて被害者の罪を重くしようとしたんだから。


とうわけで、パパス検事補のやり方に腹が立ってもやもやしたのです。
検事補の名前覚えたからな!

 

ラストはパソコンを起動するジェマの姿で終わる。いつものスッキリハッピーエンドとは違い珍しく不安が残った。

 Amazonプライムビデオ無料体験

 


「シーズン2」での役のイメージ

【ジェイソン・ブル】マイケル・ウェザリー


心理学者。3つの博士号を持っている。航空免許有。最新機器を扱うのはやや苦手。裁判科学の専門家だが弁護士資格は持っていない。
高校時代の彼女アリー、公害訴訟の手伝いをする。


【ベニー・コロン】フレディ・ロドリゲス

 

トライアル・アナリシス・コーポレーション(TAC)の社内弁護士。イェール大出身で、元地区検事局の検察官。Drブルの元義弟。

カトリック

感謝祭に空港で美女と出会い恋の予感


【マリッサ・モーガン】 ジェニーバ・カー


国土安全保障省にいた優秀な人材。Drブルの右腕的存在。
擬似陪審員はマリッサのアルゴリズムで選んでいる。数字に強い。心理学、神経言語学の専門家。

珍しい遅刻で新恋人の存在がバレる。

里子に出されたことがあり、実母は薬物中毒者でつらい過去をもつ。


母親の面倒をみていて貯蓄が少ない

ラブラブ新恋人カイルに騙され全財産を失う。
カイルを逮捕!


【ダニー・ジェームズ 】ジェイミー・リー・カーシュナー


元FBI捜査官。地道な聞き込みや張り込み潜入捜査などを担当。捜査官時代の広いコネクションを駆使。

ダニーに新恋人の気配! 名前はハリソン。FBI時代の相棒?
右足義足の白人男性
『相棒を庇って被弾』の新聞記事があり。

父親は元空軍。赤毛で色白らしい。


ケイブル・マックロリー】 アナベル・アタナシオ


優秀なハッカー。情報収集担当。

ネットでプライバシーを侵害しているが実は誠実で倫理的(マキャベリテスト診断より)

感謝祭に帰省せず。親と仲悪くはないようだが距離を感じる。

16歳の時にネットで会ったこともない人に恋をしたことがある


【チャンク・パーマー】 クリストファー・ジャクソン

一流スタイリスト。 服装、髪型で人に与える印象をコントロールする役割。同性愛者。

ロースクールで法律の勉強をすることに。弁護士を目指す?

18歳の親戚のアナがニューヨーク大学に合格。進学の相談を受ける。


以上、BULL/ブル2 法廷を操る男 第11話『生き抜く術』たまこ の感想でした🐯

 Amazonプライムビデオ無料体験

 

次話の感想記事はこちら↓

 

tamako-torareco.hateblo.jp