BULL/ブル 心を操る天才 シーズン2
今回は『難病少女の自殺』についての裁判
直接的な表現は一切ないけれど「安楽死」についてちょっと考えさせられたお話。
自殺した少女とそれを見届けた恋人。恋人は殺人罪で起訴されてしまう。
カトリックのベニーは自殺に忌避感があったりと、日本人の私から見るとアメリカ文化だからこそ今回の裁判が難しくなっているように感じられた。
おそらく日本だったらすんなり自殺認定されそう(良くも悪くも)だなと思う事件だった。
BULL/ブル2 法廷を操る男 第2話『死ぬほど愛してる』の感想を徒然なるままに書いていく。
シーズン2 第2話『死ぬほど愛してる』あらすじ
脳腫瘍を患う17歳のエミリーは入院中の病院を抜け出し、持参した薬物を注射して自殺しようとする。
恋人アダムは止めようとするが、エミリーに懇願されやむなく彼女に注射をしてしまう。
殺人罪で起訴された青年アダム・ハリスを法廷で偶然見掛けたブルは、アダムの保釈手続きを手伝う。
アダムが心からエミリーを愛していたと確信したブルは、弁護を引き受けるが、カトリック教徒のベニーは自殺が容認できず担当することを拒否するが──。
今回の裁判
脳腫瘍を患い摘出手術を控えていたエミリー。前頭葉部分も切除される手術は、人格も一緒に切り取られ思い出も夢も失うことにエミリーは耐えられなかった
エミリーは最後に病院を抜け出して恋人アダムと会い、薬物を注射して自殺。アダムは止めようとするもエミリーに懇願されエミリーに手を重ねて注射をうつ。
その結果、アダムは「殺人罪」で起訴されてしまう。
亡くなったのが余命幾ばくもない少女で容疑者はその恋人。普通に考えると「自殺幇助」の可能性の方が高そうだけど、アメリカに自殺幇助の罪がないのかな?
アダムが殺したという決定的な証拠がないのに殺人罪での起訴は重すぎる気もする。
ドラマ視聴者はエミリーの自殺のやり取りを見ているからアダムが巻き込まれただけなのは分かっている。
しかし、二人っきりの密室で言った言わないやったやらないを裁判で証明するのは難しい。
今回はエミリーの死因の薬物調達経路が判明したからアダムの無罪が決定したけれど、もし見つからなかったら?
エミリーは自分の死後にアダムが疑われないように遺書を残しておくべきだった。(そんな余裕はなかっただろうけど)
エミリーの家族も思いがバラバラのようだった。18歳で命にかかわる病。本人も悩み、家族もつらい。
難病について、安楽死について、いろいろ考えさせられるお話だった。
自殺についての考えは人それぞれで、今回、ベニーは「カトリックでは自殺は大罪。命は尊い。神以外奪うことはできない、そう信じてる。だから役にたてない」と言う。
アダムも最終的には自殺を手伝っていることから、その行為を善しとしないため適任じゃないと。
確かにアダムの行為は善しではないかもしれないが、殺人罪に問われることなのかとは別問題のような? うーん、難しい。
ブルの誘導でベニーが弁護するんだけどね。
彼を有罪にすればみなさんも同罪に問われます。未来を奪う罪です
ベニーの最終弁論の言葉。口のうまさが弁護士に一番必要な能力だと思う。
今回はアダムの弁護はブルの独断で【無料】で引き受けていた。またTACのお金ない問題が出てきそうである。
あと、ダニーに新恋人の気配もあって楽しみ!
「シーズン2」での役のイメージ
【ジェイソン・ブル】マイケル・ウェザリー
心理学者。3つの博士号を持っている。航空免許有。最新機器を扱うのはやや苦手。裁判科学の専門家だが弁護士資格は持っていない。
【ベニー・コロン】フレディ・ロドリゲス
トライアル・アナリシス・コーポレーション(TAC)の社内弁護士。イェール大出身で、元地区検事局の検察官。Drブルの元義弟。
【マリッサ・モーガン】 ジェニーバ・カー
元国土安全保障省にいた優秀な人材。Drブルの右腕的存在。
擬似陪審員はマリッサのアルゴリズムで選んでいる。数字に強い。心理学、神経言語学の専門家。
【ダニー・ジェームズ 】ジェイミー・リー・カーシュナー
元FBI捜査官。地道な聞き込みや張り込み潜入捜査などを担当。捜査官時代の広いコネクションを駆使。
ダニーに新恋人の気配! 名前はハリソン。FBI時代の相棒?
右足義足の白人男性
『相棒を庇って被弾』の新聞記事があり。
優秀なハッカー。情報収集担当。
【チャンク・パーマー】 クリストファー・ジャクソン
一流スタイリスト。 服装、髪型で人に与える印象をコントロールする役割。同性愛者。
ロースクールで法律の勉強をすることに。弁護士を目指す?
以上、BULL/ブル2 法廷を操る男 第2話『死ぬほど愛してる』たまこ の感想でした🐯
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