BULL/ブル 心を操る天才 シーズン2
今回は『共通テスト答案を改ざんした教師』の裁判!
ある生徒のために共通テストの答案を改ざんした教師。彼女は自白し起訴されてしまう。
正直に自白しなければ起訴されなかったかもしれない。
『正直は損か得か』について、普段の生活でも正直だと損をすることもあるし、正直が美徳とならない場合もある。
嘘をついたほうが円満に事がすすむこともあるので、大人として時と場合を見極めて対応したいところだ。
BULL/ブル2 法廷を操る男 第7話『正直は損か得か』の感想を徒然なるままに書いていく。
シーズン2 第7話『正直は損か得か』あらすじ
大学進学のための共通テストを改ざんしたとして、6人の高校教師が逮捕される。
そのうちの女性教師レイシーだけが取り調べで自白したため、ひとりだけ起訴される。
ブルは市長の首席補佐官からコンサルを依頼された。
検察は司法取引を持ち掛けるが、取引すれば重罪の記録が残り教師を続けられなくなるためレイシーは裁判で争うことを決意。善良な教師であることを押し出したいブルと教員組合から派遣された弁護士グウェンは裁判方針の違いで衝突する──。
今回の裁判
善良な教師レイシーは、複雑な家庭環境で育ったタイラーが大学進学できるよう共通テストを改ざんして逮捕起訴される。
有罪なら懲役10年、教員免許剥奪。
レイシーが改ざんしたと自白してるため、裁判は勝てる気がしないよね。
「レイシーは善良な教師で、大学進学させたくてたった一問改ざんした」で裁判を押し出すブルだが、レイシーは有罪。
しかし、“善良な教師”であることが陪審員にも伝わり懲役刑は無しだった。
ブルは無罪を勝ち取れると本気で思ってた様子でなんだか違和感があった。
どんな理由だろうと「改ざんした事実」があるなら無罪には絶対にならないと分かりきっていた裁判だ。
最初から量刑を軽くする、“教員免許剥奪させない”を目標に頑張っているのだと思っていた。
大学進学させたいための改ざんなら無罪! を前例にしたら改ざんだらけになっちゃうよ。
善良な教師を失うのはもったいないとブルは言うが、生徒のために不正を行うのははたして善良な行為なのだろうか。
その一人の生徒には善良な行為でも、その他の生徒からみれば不公平でしかない。
その生徒を助けるために教師として起こせるアクションは他になかったのだろうか?
実は答案改ざんした教師はレイシー以外にも五人いた。
それもレイシーのようにたった一問の改ざんではない。組織的な不正に思えるほど大量の答案と問題に改ざんがみられた。
かなり条件の良い司法取引「他五人の関与を証言すれば起訴を取り下げる」を提示されても同僚を売れないと拒否したレイシー。
いや、彼らはなぜ共通テストの答案を改ざんしたのか。私利私欲にまみれた理由かもしれないのに?
正直に自白したレイシーは有罪で懲役刑こそないものの教員免許剥奪。
だんまり決め込んだ五人の教師たちは起訴すらされていない。
今話の題名『正直は損か得か』、正直に自白し、しかも改ざん理由も生徒のためだったレイシーは損しかしてない。
今回はいろいろ無理がある裁判だったな。
プライベート面だとマリッサの彼氏カイルの話。
マリッサが寝ている隙に書類を調べていたカイル。マリッサに見つかり激怒されるが、言い分が謎過ぎた。
「マリッサが心配だ。食事も二回に一回はマリッサが出す。頼ってくれない。
だから調べた」
もう頭の中が????だらけですよ。
食事代マリッサが出すのが頼ってくれないに繋がるのはわかる。
食事代マリッサが出すから心配になるのはちょっとわからない。
「だから調べた」は意味不明。
カイルが調べた結果、マリッサは母親の面倒をみていることと家を維持していることで貯蓄が10万ドル以下。
長年働いてきたのに少なすぎるとカイルが心配しまくるが、アメリカ人の貯蓄平均が分からないから心配の基準も分からない。
マリッサは高給取りだろうけどニューヨークは物価高いし母親に援助してるという理由なら、独身者で自分のお金だし、借金してないなら別にいいような気もする。
カイルはお金に困ってる(?)マリッサを心配して「僕のプロジェクトに出資しないか? 7万5,000ドルが一年半で35万ドルになる」と話を持ちかける。
詐欺くせー。
私はこのカイル怪しい男にしか思えないから詐欺だと疑っているが、本気の善意だったらごめんカイル。
なんかマリッサはカイルにお金預けちゃいそうな雰囲気で終わったので、今後どうなるか気になる二人である。
「シーズン2」での役のイメージ
【ジェイソン・ブル】マイケル・ウェザリー
心理学者。3つの博士号を持っている。航空免許有。最新機器を扱うのはやや苦手。裁判科学の専門家だが弁護士資格は持っていない。
高校時代の彼女アリー、公害訴訟の手伝いをする。
【ベニー・コロン】フレディ・ロドリゲス
トライアル・アナリシス・コーポレーション(TAC)の社内弁護士。イェール大出身で、元地区検事局の検察官。Drブルの元義弟。
【マリッサ・モーガン】 ジェニーバ・カー
元国土安全保障省にいた優秀な人材。Drブルの右腕的存在。
擬似陪審員はマリッサのアルゴリズムで選んでいる。数字に強い。心理学、神経言語学の専門家。
珍しい遅刻で新恋人の存在がバレる。
里子に出されたことがあり、実母は薬物中毒者でつらい過去をもつ。
マリッサのラブラブ新恋人カイルは不動産関係のお仕事
母親の面倒をみていて貯蓄が少ない
【ダニー・ジェームズ 】ジェイミー・リー・カーシュナー
元FBI捜査官。地道な聞き込みや張り込み潜入捜査などを担当。捜査官時代の広いコネクションを駆使。
ダニーに新恋人の気配! 名前はハリソン。FBI時代の相棒?
右足義足の白人男性
『相棒を庇って被弾』の新聞記事があり。
優秀なハッカー。情報収集担当。
ネットでプライバシーを侵害しているが実は誠実で倫理的(マキャベリテスト診断より)
【チャンク・パーマー】 クリストファー・ジャクソン
一流スタイリスト。 服装、髪型で人に与える印象をコントロールする役割。同性愛者。
ロースクールで法律の勉強をすることに。弁護士を目指す?
以上、BULL/ブル2 法廷を操る男 第7話『正直は損か得か』たまこ の感想でした🐯
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