たまこのとられこblog

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東野圭吾『どちらかが彼女を殺した』-犯人は誰? 全てを明らかにしない終わりかた 

加賀恭一郎シリーズ第3弾!
推理しながら読む派、犯人を当てたい人にオススメのミステリー。

 

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

 


どちらかが彼女を殺した

 

最愛の妹が偽装を施され殺害された。愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は独自の“現場検証”の結果、容疑者を二人に絞り込む。一人は妹の親友。もう一人は、かつての恋人。妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄、その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。殺したのは男か?女か?究極の「推理」小説。

裏表紙より引用

加賀恭一郎シリーズ第3作品目
全356ページ


好みの分かれる終わりかた

なぜ、推理しながら読む人や犯人を当てたい人にオススメなのか?
それは全てを明らかにしない終わりかただったからだ。


あらすじにもある【究極の「推理」小説】という言葉の通りだった。


私はミステリーは自分なりに推理しながら読む派だけれども、犯人もその証拠も全く分からず、袋綴じ解説を読んでやっと理解できた。


好みが分かれそうな終わりかたなので、推理しないで読む派の人にはハマらないかもしれない。

 


殺したのは男か?女か?

どちらかが彼女を殺した』というタイトルとあらすじの通り、容疑者2人のうち犯人は1人。

被害者のかつての恋人か親友のどちらか。

被害者の兄、康正はたったひとりの肉親の死が他殺だと気付き復讐を誓う。
物語は康正の目線で進むため感情移入してしまい、容疑者の最低さも相まって「もう二人とも犯人でよくない?」と思ってしまうほどお話の世界に入り込んで読めた。

全てを明らかにしない終わりかたをしたので、復讐を企てた康正がどうなったのか。
容疑者たちのその後はどうなったのか。
それらについても語られていない。
面白かったのは間違いないのだが、私はミステリーはすっきりはっきり後日談まである方が好みだ。


加賀刑事の捜査

警察は被害者・園子の死は自殺と判断していた。加賀だけがちょっとした違和感から自殺説に疑問を抱き単独で捜査を続行。

それとは別に、康正は復讐のため妹を殺した犯人を自力で調べていく。そんな康正の行動を加賀が把握して接触してくるのがストーカーレベルすぎた。

康正目線のストーリー展開なので、しつこい加賀刑事は邪魔であり捜査情報を得られる人であり良心を忘れさせない存在だ。
正義感ある加賀刑事は良い人だとは思うが、あまりに熱心な捜査なため彼に聞き込みされる容疑者、事件関係者は心底嫌だろうな。


まとめ

加賀恭一郎シリーズ第3弾!
出番は少なくても加賀刑事の貪欲な捜査と真面目さ優しさが伝わってくる。
全てを明らかにしない終わりかたは好き嫌いが分かれるかもしれない。
ミステリーを推理しながら読む人は特に楽しめる作品。

 

以上、東野圭吾どちらかが彼女を殺した』 たまこ の感想でした🐯

 

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

  • 作者:東野 圭吾
  • 発売日: 1999/05/14
  • メディア: 文庫