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映画『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』あらすじと感想-22世紀の未来が舞台の推理劇

22世紀の未来が舞台の推理ものという今までにない新しいドラえもん映画は穏やかめなストーリー気楽に見るのにピッタリ

 

ドラえもん映画33作品目ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』の感想を書いていきます。


映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館

 

 

 ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)


公開          2013年3月9日

上映時間   103分

監督          寺本幸代

脚本          清水東


オープニングテーマ「夢をかなえてドラえもん

作詞・作曲    黒須克彦 

編曲               大久保薫 

うた               mao 

コーラス       ひまわりキッズ


エンディングテーマ「未来のミュージアム

作詞・作曲・編曲  中田ヤスタカ

うた                        Perfume


劇中歌「笑顔はひみつ道具

作詞               マイクスギヤマ 

作曲・編曲    沢田完 

うた                千秋

 

ざっくりあらすじ


昼寝をしていたドラえもんの首輪から鈴が盗まれた。

のび太ひみつ道具シャーロック・ホームズセット』を使い、鈴は怪盗DXに盗まれ未来の「ひみつ道具博物館(ミュージアム)」にあると推理する。

ドラえもんのび太、しずかちゃん、ジャイアンスネ夫の5人は、鈴を探すためひみつ道具博物館(ミュージアム)へ訪れる。


ドラえもんたちは博物館館長と出会い鈴のこと怪盗DXのことについて尋ねる。

すると先日ひみつ道具博物館(ミュージアム)からビッグライトが盗まれていたことを聞かされる。


館長も調べる約束してくれ、ドラえもんたちは案内人クルトと共に博物館を見学しつつ鈴を探すが、その日だけでは見つからず泊まり掛けで鈴を探すことになった。


翌日、怪盗DXから「大事なひみつ道具をいただきに参る」という予告状が博物館へと届いた。


ドラえもんたちは警察と一緒に怪盗DXを捕まえようと奮闘する──。

 


今までにないドラえもん映画


オリジナル作品『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』は新しいドラえもんをつくるんだという意気込みを感じる映画でした。


まずストーリーの舞台が地球の「未来」というのに驚きました。

22世紀のひみつ道具を使うドラえもんの強みがなくなりかねない舞台ですよね。


今までも未来人は出てきましたが、舞台は過去で少数の歴史犯罪者を相手に戦うというのがほとんどでした。

それか宇宙で地球とは異なる科学発展をした星での冒険ですね。これは地球の珍しい道具で無双できるので強みはありました。


しかしドラえもんの故郷である22世紀の未来ではドラえもんはただのポンコツ落ちこぼれお世話ロボットのはずなので、未来が舞台のお話は相当に難しい挑戦だと思います。


もうひとつ新しいなと思ったのが、今作は「推理もの」だったことです。 


のび太が憧れのシャーロック・ホームズになり怪盗DXが盗みをはたらき、それを推理して追い詰める

まさかドラえもん映画で王道ミステリーをやるとは思っていなかったため、『ドラえもんのび太のひみつ道具博物館』を初めて見た時は驚きました。

 

今回のドラえもん映画は

ひみつ道具博物館

②推理

③地球の危機? 


という構成でその良し悪しについての感想を書いていきます。



①未来が舞台のお話「ひみつ道具博物館(ミュージアム)」

 

22世紀にある「ひみつ道具博物館(ミュージアム)」はひみつ道具の歴史博物館ともいえるミュージアムであらゆるひみつ道具が展示されています。


初期型どこでもドア超巨大なドアで10階建てビルくらいはありそうなほど大きく、今のどこでもドアまでの小型化まで相当な時間と改良がなされたと想像出来ます。

それとは逆に、鼻を押すと自分そっくりな分身になる「コピーロボット」は最新型の「イケメン補正コピーロボット」も存在していました。

未来が舞台だからこそのひみつ道具博物館はドラえもん好きには懐かしいひみつ道具も出て来ていてそれだけで見ていて楽しく面白かったです。


映画だと道具の修理中やポケット行方不明などひみつ道具に使用制限があることが多く不便な冒険も多いため、ひみつ道具を派手にお披露目しているのが良かった


ただ、未来の警察のアナログさが気になりました。

ドラえもんがバーゲンで買った安物のシャーロック・ホームズセットの推理を頼る警察は如何なものでしょう?

警察なら最新の超高級推理道具くらい使っていてほしいです。

もしシャーロック・ホームズセットが優れものなら警察全員使いなさい。

未来の警察が頼りなさすぎました。

 


シャーロック・ホームズのような「推理もの」


シャーロック・ホームズのような……は明らかに言い過ぎですが、子供向けアニメとはいえちゃんと本格推理ものだったと思います。


怪盗DXは何者なのか、怪盗DXの目的とは何なのか。ぽけーっと見ていたため見当がつかず、ワクワクしながら物語を楽しめました。


ドラえもんたちを直接狙う暴力的な敵が存在せず、比較的穏やかなストーリー展開です。

好みの問題ですがメリハリが少なくてつまらないと感じる人もいるかもしれません。


個人的には面白かったとは思いますが繰り返し見るほどでもないかなと。

推理ものはネタバレしてるとワクワク激減

なのが弱点ですね。

 


③地球の危機?


怪盗DXの盗みの理由も正体も判明したあと。

なんでだかひみつ道具博物館に太陽製造機があり、太陽が大きくなりあと数時間で地球をのみ込んでしまう!?

地球どころか宇宙規模の危機!


このエピソード必要だったのか疑問です。

推理が映画として地味になりがちだから取って付けたように派手な展開にしてみました感。

そもそも封印できているからといって太陽なんて危険なものの側に人の集まる博物館をつくるなんて誰が許可したのか。

 

犯人の故意ではなくても結果的に地球を危機にさらしたのに犯人を「いいやつ」風に終わらせるのもどうかと思う。

太陽が大きくなり地球をのみ込んでしまう映像が綺麗で危機感を煽られすぎたせいで結末のゆるさと上手く噛み合っていなかったと感じました。

 


まとめ

 

ドラえもんでは珍しい推理ものストーリー22世紀の未来が舞台の『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』は、たくさんのひみつ道具に胸躍り犯人推理に考えを巡らせ飽きることなく最後まで楽しめました。


リメイクが多かった新ドラえもん映画に新たな風を吹き込み成功した作品だと言えます。

極悪な敵はなく誰かが酷い目にあうこともない穏やかめなストーリーは気楽に見るのにピッタリでオススメです。

 

以上、映画『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』 たまこ の感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ

 

 

映画『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』

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