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映画『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』あらすじと感想-いままでの新ドラえもん映画オリジナルストーリーの中で特に面白い作品

子供時代に見たかった!

いままでの新ドラえもん映画オリジナルストーリーの中で特に面白い

 

ドラえもん映画37作品目ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』の感想を書いていきます。


映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険

 

 

 ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険


公開             2017年3月4日

上映時間     101分

監督            高橋敦史

脚本            高橋敦史

 

オープニングテーマ「夢をかなえてドラえもん

作詞・作曲    黒須克彦  

編曲              大久保薫 

うた              mao 

コーラス      ひまわりキッズ

 

エンディングテーマ「僕の心をつくってよ」

作詞・作曲    平井堅 

編曲               亀田誠治

うた               平井堅


劇中歌「パオパオダンス」

作詞               マイクスギヤマ 

作曲・編曲    沢田完 

うた               杉並児童合唱団

 

ざっくりあらすじ


せっかくの夏休み、茹だるような暑さでだらけて過ごすのび太ドラえもん

そこにロボット占いに嵌まっているドラミちゃんから「ドラえもんは今週、人生最悪の運勢で氷難の相がでている」と忠告される。

そんなことは何のその。ドラえもんのび太はいま話題の南極からの氷山に遊びに行ってしまう。

ドラえもんのび太、しずかちゃん、ジャイアンスネ夫は氷の遊園地で楽しく遊び、のび太は氷に埋まったリングを発見する。

調べるとリングは10万年前の南極で氷に埋まったと判明する。

人が住むはずのない場所と当時の人間が持ち得ない技術で作られたリング。

世紀の大発見かもしれないと5人は落とし主を探すため南極探検に向かう。

 

ドラえもんたちは順調に南極を探検していくと地底に氷に覆われた都市遺跡を発見する。

氷を溶かしながら塔を進むと氷漬けになっていた象のような謎の生物モフスケを発見。

モフスケは氷から出てくるとドラえもんたちになつき一緒に塔の奥へ向かう。するとそこには氷漬けになったドラえもんがいた。

ジャイアンが氷から解放すると氷漬けドラえもんは突然襲い掛かってきた。

 

襲ってきた氷漬けドラえもんは変幻自在の石像で、なぜかドラえもん姿で氷漬けになっていたようだった。

この石像も10万年前に関係があるとわかり、5人とモフスケはタイムベルトで10万年前にタイムスリップする。

 

タイムスリップした10万年前の遺跡都市はまだ氷で覆われてはいなかったが、都市には人はおらず10万年前にすでに遺跡であった。

そこで巨大生物オクトゴンに追われていたカーラという少女、モフスケそっくりの謎の生物ユカタンと出会う。

リングの落とし主はカーラだと知りのび太はリングを返そうとするが食べ物と光る物を集める習性のある石コウモリに奪われてしまった。


まもなく夜が来るためリング捜索は明日にし、カーラに誘われヒャッコイ博士の拠点シェルターへ避難する。

 

シェルターで彼女らはヒョーガヒョーガ星からこの遺跡調査にきた宇宙人であることを語る。

ヒョーガヒョーガ星は古代ヒョーガヒョーガ星人の高い技術力で造り出された「石像ブリザーガ」の封印を解いてしまい、ブリザーガによって氷に覆われてしまった。

カーラたちは故郷ヒョーガヒョーガ星を元に戻すためにブリザーガを封じる力を持つリングを必要としていた。

 


翌日、ドラえもんたちはリングを探しに石コウモリを追跡し塔へと入っていく。

塔の番人・石像ヤミテムの妨害もありながらリングを無事に奪還した。

同じ頃、リングの封印を失ったブリザーガが復活し、地球を氷漬けにしようとしていた──。

 

 

 

子供目線と大人目線


映画はすごく面白い! 

話も良かった。簡単すぎず複雑すぎずの丁度良いところをついてきていました

子供は南極探検のワクワクし、偽物ドラえもんによる揺さぶりにハラハラしたことでしょう。

もちろん、大人でもワクワクハラハラしてとても面白かった。

大人目線から見ても伏線が散りばめられていて退屈しないストーリーでした。

 

何より、子供時代にこの映画を見た人が大人になって改めて見たら印象が変わるだろうなと思う映画でした。

そう思ったのが『のび太の優しさ、ジャイアン&スネ夫のリアル』にあります。

 

今回、のび太は「可哀想だよ」「ちょっと待って」と何度か発言し会話の流れを変えています。

偽物ドラえもんを見極めるシーンジャイアン&スネ夫がカーラを責めるシーンです。


映画館でこの作品を見ていないので実際の子供の反応は分かりませんが、おそらく子供たちは『のび太優しい! ジャイアンスネ夫ひどい!』と思ったことでしょう

私が子供ならそう思ったはず。


確かにのび太は優しかった。

確かにジャイアンスネ夫は酷かった。

でも大人目線だとそう単純に受け止められないシーンです。


のび太は優しいですが偽物ドラえもんを見極めるシーンはただの優柔不断なだけ、問題の先送りにしているだけにも見えます

平時ならそれでも良いのですが、タイムスリップ前にドラえもんに化けた石像に襲われたばかりなのにちょっと危機感ないのが気になります。

 


ジャイアンスネ夫がカーラを責めるシーン。

リングを地球の為に使うか、ヒョーガヒョーガ星の為に使うか悩むカーラに詰め寄るシーンですね。


地球人からしたら人類が誕生しなくなるかもしれないのですからジャイアンスネ夫の焦りは当然です。

酷い考え方ですが、この危機的状況でもうすでに氷漬けで人々が捨てた星であるヒョーガヒョーガ星のためにリングを使うのを受け入れにくい。リングを使えば必ずヒョーガヒョーガ星が元に戻るかも確かではないですし。

 

きっと子供たちが大きくなってまた『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』を見たら「あれ? もっとジャイアンスネ夫は嫌な奴なイメージだった。のび太も優しいのか?」と思うシーンでしょう。


なのでぜひ大きくなったらまた見てね

そして感想を誰か聞かせて欲しい。

 


子供の頃に見た『魔女の宅急便』では最初に出会った魔女ちゃんとお婆ちゃんのお孫さんはすんごーく嫌な奴と思ってました。

でも大人になって見たら普通に良い子たちだった、なんで子供の頃は嫌な奴と思ったんだろう?

そんな感覚に似ているかもなぁと『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』を見てちょっと思い出しました。

子供時代に見たかったな。生まれるのが早すぎました。

 

 


ブリザーガ封印のアイテム『リング』

 

ちょっとSFすぎてパッと見ただけでは理解しにくいところがありました。


映画を見終わった後に「リング灰になったのになぜのび太が持って来れたのか?」と疑問に思ったのは私だけでしょうか?

 

 

まず、映画冒頭からの流れを確認します。


①10万年前南極、カーラがリングを湖に落とす。


②現代南極、のび太が氷漬けリング発見。


③10万年前南極、のび太が拾ったリングをカーラに返す。


④10万年前南極、ブリザーガの封印でリング使用。リングは灰になり消えてしまう。

 

書き出すと分かりやすい!

 


のび太が現代から10万年前にリングを持ってきたため、10万年前の南極にはリングは2つ存在していた。

湖に落ちたリングとのび太が持ってきたリングです。

灰になったのはのび太の持ってきたリングなので、④の段階で①のカーラの落としたリングは湖に沈んだままなんですね。


たまたまのび太が南極で遊んでリングを拾い、リングを落とし主に返すという気まぐれを起こさなければどうなっていたか。

ブリザーガによって地球は氷漬けにされていて人類は誕生していなかったかもしれない。

 

リングを拾ったのが普通の南極探検隊だったら10万年前には届けられないため、拾ったのがドラえもんたちだったおかげで人類は存在しているのですね。


普通の南極探検隊というのも妙な話ですが。


今回のドラえもんたちが南極を横断するシーンは本当にワクワクしました

ドラえもんひみつ道具があってもちょっと大変な探検です。

こんな方向感覚なくなる極寒の地を実際に探検する人々がいるなんて。

 

人類の飽くなき探求心の凄さをドラえもん映画で感じました。

 

まとめ


いままでのドラえもん映画オリジナルストーリーの中で特に面白い作品でした。

ネタバレになりすぎるため書いてない伏線もありますが、大人も楽しめる映画でエンディングへの入り方も良くて心地よい余韻に浸れます。オススメです。

 


以上、映画『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』たまこ の感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ

 

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