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映画『ドラえもん のび太の太陽王伝説』あらすじと感想-一生会えなくても親友

もう二度と会えない別れ。のび太とティオの友情に涙しました。


ドラえもん映画21作品目『ドラえもん のび太太陽王伝説』の感想を書いていきます!

 
映画ドラえもん のび太の太陽王伝説

 

  

ドラえもん のび太太陽王伝説

公開              2000年3月11日

上映時間       91分

監督              芝山努
脚本              岸間信明


オープニングテーマ「ドラえもんのうた」
作詞                        楠部工

作曲                        菊池俊輔

編曲                        山下康介

編曲監修・ピアノ   羽田健太郎

うた                        ウィーン少年合唱団


エンディングテーマ「この星のどこかで」
作詞                       上村美保子

作曲                       大江千里

編曲                       山下康介

編曲監修・ピアノ  羽田健太郎

うた                       由紀さおり安田祥子

 

ざっくりあらすじ

ドラえもんひみつ道具「万能舞台装置」で白雪姫の劇の練習をしていた5人。
いまいち上手くいかないなか解散となったが、万能舞台装置をジャイアンが持って帰ってしまった。
「タイムホール」を使って取り返そうとのび太が無茶をしてしまい、タイムホールの時空間が乱れてしまう。
タイムホールはのび太の部屋と太陽の王国・マヤナ国のジャングルに繋がってしまった。
そこでのび太そっくりのマヤナ国王子ティオと出会う。

ティオは現代日本を学びたいと言い、昼間はのび太と入れ替わることを提案。
王子様気分を味わいたいのび太は喜んで承諾する。

しずかちゃんたちもマヤナ国へと遊びに行くようになり、のび太たちとティオの仲は深まる。
そんな時、ティオに仕えるククが魔女レディナにさらわれてしまった。
ククを助けるためティオは一人で闇の神殿へと出発する。
そんなククとティオのピンチを知ったのび太たちも闇の神殿へと向かう──。

 

 

マヤナ国の魔女レディナ

魔女レディナは元神官長でした。
怪しげな術を使い危険人物だと認定され国を追放され、復讐のためマヤナ国を支配しようと画策していました。

その方法が、自分が王子ティオの中に入り込んでティオの体を乗っとるというもの。
そして時期国王としてマヤナ国をも乗っとるというもの。

普通はそんなこと出来ません。
そもそも、タイムホールの時空間の乱れで来てしまったマヤナ国は、異世界ではなく過去の地球上のどこかであることは間違いありません。
しかしレディナは本当に怪しげな術を使います。コンドルを従え、他人の体を乗っとる。女王に眠りの呪いもかけていました。

最後は急速に老化して老婆になって力尽きてしまいました。
レディナは本物の魔女だったのでしょうか。
少なくとも未来人ではなさそうです。

 

姫と王子様と魔女と


冒頭でのび太たちは白雪姫の劇の練習をしています。
ひみつ道具の「万能舞台装置」のおかげで本当に森の中にいるような素晴らしい劇の風景でした。
能舞台装置はドラえもんひみつ道具の中でも現実にあってほしいと強く思いました。(使う機会はありませんが)

また今作品の一番の可愛いポイントがここです!
7人の小人役にドラえもん+6人のミニドラたちという配役。このミニドラたちが可愛くて可愛いくてたまりませんでした。
ミニドラ欲しい。ミニドラのだすひみつ道具が小さくても良い。どら焼き毎日買ってあげるからミニドラ来てくれないかな。

そんな劇の練習場面もすぐ終わってしまいました。
どうにも劇が上手くいかなくて悩む5人です。
白雪姫の題材がよくないのか?
ありきたりすぎる?
リアリティーがない?
本当に白雪姫のような【姫】と【王子様】と【魔女】にまつわる出来事なんた現実にあったのか?

という疑問にいきつきます。

ここはあっさり流されていましたが、ラストに繋がっていることに「なるほどね~」と感心しました。
マヤナ国を支配しようとする【魔女】レディナ、マヤナ国【王子様】ティオ。
そして、レディナに人質にされ救出されたククが【姫】です。

ククは救出後も目覚めませんでした。そこをティオが口づけ(kiss)をすると目が覚めるのです!
まさに白雪姫。
子供むけアニメ映画であるドラえもんでキスシーンというのはなかなか珍しい演出です。最近はどうか分かりませんが、私が子供時代に見ていた普段のアニメを含めキスシーンのような直接的な場面は初めて見たかもしれません。猫のキスはあったけども。

のび太たちが疑問に思っていた疑問。
白雪姫のような出来事【魔女】が【姫】を眠らせ【王子様】が助けるということは実際にあったのか?
過去地球であるマヤナ国で実際に目の前で見たのび太たちでした。


メルヘンで優しくて寂しい曲が大好き


とにかく曲が素敵です!
ウィーン少年合唱団の「ドラえもんのうた」はメルヘンさに溢れていて、由紀さおり安田祥子「この星のどこかで」が優しさと寂しさを演出していて。
映画によく合っていました。
クラシック風でまとめていたのが良かったです。

王子ゆえ我が儘で尊大なティオが初めてのび太という親友に出会えた。しかし、のび太たちは別れを告げずに日本に帰ってしまう。タイムホールの時空間がまた乱れ、もう二度とマヤナ国には来られない永遠の別れでした。
ここで流れる「この星のどこかで」は泣けました。
せっかく親友になれたのにのび太だけでなくジャイアンスネ夫、しずかちゃん、ドラえもんも仲良くなれたのに。
太陽の王になったティオはこれからこそ心許せる友人が必要なのになのに永遠の別れ。泣けます。

でもティオも初登場のときより丸くなり周りとも上手くやっていけそうなので心配はないでしょう。
一生会えなくても親友であることは代わりありません。

 


まとめ

友情、別れ、冒険、メンバーの活躍と全てがバランスがよくストーリーも曲も良かった。
ティオとのび太の別れが寂しくもあり前向きでもあり、観賞後もしばらくその余韻が残り映画をみた満足感でいっぱいでした。
ぜひ見てほしいとおもう作品です。


以上、映画『ドラえもん のび太太陽王伝説』たまこ の感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ

 

映画『ドラえもん のび太の太陽王伝説』

 

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