記念すべき映画20周年作品!
ドラえもん映画20作品目『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』の感想を書いていきます!
公開 1999年3月6日
上映時間 93分
オープニングテーマ「ドラえもんのうた」
作詞 楠部工
編曲·作曲 菊池俊輔
うた 山野さと子
エンディングテーマ「季節がいく時」
作詞・作曲 伊秩弘将
編曲 水島康貴
うた SPEED
その他の曲「ポケットの中に」
作詞 武田鉄矢
作曲 菊池俊輔
ざっくりあらすじ
宇宙旅行にあこがれるのび太たちはドラえもんに頼みに行く。
本当に宇宙旅行にはいけないので、かわりに未来の宇宙ゲーム「スタークラッシュゲーム」で遊ぶことに。
難しいゲームのためのび太、しずかちゃん、ドラえもんは早々に離脱。ジャイアン、スネ夫はクリアを目指してゲームを続ける。
退屈なのび太たちは部屋を無重力にして遊んでいるとドジで家中がしっちゃかめっちゃかになってしまう。
当然ママに怒られ大掃除することに。
その時、スタークラッシュゲームの箱をママがゴミ捨て場へと捨ててしまっていた。
それに気づいた3人は慌ててゴミ捨て場に向かうもゲームはなかった。
ひみつ道具で調べるとゲームの箱は謎の発光体が裏山へ運び、宇宙船に積み込まれ宇宙へと飛び立っていったことが判明する。
宇宙船があった付近に落ちていた不思議な石ころを手がかりに宇宙船を追いかけるのび太たち。
ジャイアンたちと合流したのび太たちは帰る手段がなくなっていた。
宇宙船は宇宙少年騎士団のもので地球へ送ってもらうよう交渉。
しかし宇宙船の不調のため一度帰還しなければならないと言われる。
こうしてのび太たちと宇宙少年騎士団リアンたちは共に銀河漂流船団を目指すことに──。
銀河漂流船団の母船ガイア
大昔に住んでいた星を捨て宇宙を宇宙船で漂流している銀河漂流船団。
空気がわるくなり呼吸装置無しに歩けない死の星になってしまったため、緑あふれる星を求めて漂流し、そこに別の星からの漂流移民も増え母船ガイアには1000万人も住んでいるらしい。
リアンたち宇宙少年騎士団は宇宙調査にでており、ガイアでの教え「いかなる場合も力ずくで侵略しない」をかかげています。
緑あふれる地球を見つけ平和的対話で交渉しようと考えるリアンと、武力で地球を乗っ取ろうと考えるリーベルト司令官率いる独立軍の争いがいま始まる!!
独立軍の人たちはアングル・モアに操られていたためモア退場後は元に戻ります。
アングル・モアはゼリー状で媒体となるものを動かして行動する生き物??
のび太が「結局、アングル・モアってなんだったの?」とドラえもんに訪ね、ドラえもんの返事が「みんなの心の中に潜む悪のかたまりかな」といい感じで締めていました。
そうじゃないの! 分かる。分かるんだけど、聞きたいこととちょっとずれてる気がするの! と心のなかで突っ込んでおりました。
宇宙人なのか、病原菌みたいなものなのか、何かの思惑があったのか、なぜガイアにやってきたのか。今後の対策も考えなきゃ!
過去作品を思い出す
ちょっとテーマは違いますが、なんとなく『ドラえもんのび太の宇宙開拓史』に似ているような気がします。
漂流していて自分たちの住む星を見つけたいリアンたち、自分たちの開拓した星を守りたいロップルたち。
宇宙がテーマだからそう感じるだけかもしれませんが、リアンとロップルも賢い正義感溢れる少年で似ているなと。
(宇宙船を操縦する少年だから賢くないと困りますが)
リアンのために自己犠牲精神全開で独立軍のスパイとして手助けするフレイア。
地球人でありやっかいなドラえもんたちを倒すために罠にかけるも、ピンチのしずかちゃんを助けてしまう悪者になりきれないフレイア。
いいんですけど。いいんですけど、『鉄人兵団』のリルルほどの感動はなく。
この二点から何が言いたいかと申しますと、宇宙漂流記はストーリーが薄く感じてしまうということです。
似ている場面は開拓史、鉄人兵団のほうがより感動したなと思って見ていました。
記念すべき映画20作品目!
映画20作品目でした! 私はあまり詳しくないので分かりませんが、20作20年連続
で続いた映画はこの時代に他にあったのかな? 寅さんとか?
いま現在でもドラえもんは続いていて、アンパンマン、クレヨンしんちゃん、名探偵コナンと長寿映画があります。 これらの映画はおそらくドラえもんより後に始まっているはず。まさに国民的アニメなんだなと改めて思わされました。
今回見ていて20作品目だと忘れていたのですが、エンディングアニメーションが過去作品の絵を見て映画20周年だったんだと思いだしました。
だからこそエンディングテーマ曲はドラえもん関係の歌が良かったなーとも思いました。SPEEDの曲はよかったですし宇宙テーマな作品には合っていたかなと思いますが、20周年に合っていたかは微妙なところです。
前作『ドラえもんのび太の南海大冒険』で芸能人声優、オープニングを芸能人がかわりに歌うなどありましたが、今作品は昔のやり方に戻ってプロの声優にいつものオープニングだったのは20周年だったからなのか、まだまだ模索中だったためなのか。
ならなぜSPEEDだったんだ……
まとめ
記念すべき映画20作品目でしたが、もし藤子・F・不二雄先生がこのときにご存命でいらしたらどんな話を書いただろう。
それは誰にも分からないことですが、もっともっと藤子・F・不二雄先生の書く映画が見たかったなと観賞後に強く思いました。
以上、映画『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』たまこ の感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ
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