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映画『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』あらすじと感想-旧ドラえもん最後の映画作品

ドラえもん映画25周年であり旧ドラえもん最後の映画作品!


ドラえもん映画25作品目『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』の感想を書いていきます!


映画ドラえもん のび太のワンニャン時空伝
 

 

 

ドラえもん のび太のワンニャン時空伝

公開            2004年3月6日

上映時間     84分

監督            芝山努
脚本            岸間信明


オープニングテーマ「ドラえもんのうた」
作詞             楠部工

作曲・編曲  菊池俊輔

うた             山野さと子


エンディングテーマ「YUME日和」
作詞            小幡英之

作曲            宮崎歩

編曲            宗像仁志

うた            島谷ひとみ

 

 

ざっくりあらすじ

川で溺れていた子犬を助けたのび太
ママに見つからないようドラえもんひみつ道具「壁掛け犬小屋」でこっそり飼いはじめる。
子犬に『イチ』と名付け、お祖母ちゃんとの思い出のけん玉で遊んだりととても可愛がっていた。
ある夜、窓の前で雨に打たれる黒猫をイチが見つける。のび太は黒猫に『ズブ』と名付けて保護した。
そこから町の捨て猫や山中の野良犬などを保護することになってしまい、動物たちの住むところに困ったのび太たち。
ドラえもんの許可なくのび太の独断で動物たちを人間がいない3億年まえの過去に連れていき、そこで動物たちが住めるように進化退化放射線銃でイチを進化させた。
イチは二足歩行で意志疎通がとれるようになり、のび太は動物たちをイチに任せ「明日また会いに来る」と約束し現代日本へと帰る。

約束通りドラえもん含め5人でイチに会いに行くも時空間で「ねじれゾーン」に巻き込まれイチたちの時代より1000年後に着いてしまった。
そこにはたった1000年しかたっていないにもかかわらず、現代日本かそれ以上の発展をした街が存在していた。
二足歩行でお喋りしている犬人間、猫人間たちはのび太が置き忘れた進化退化放射線銃で進化したイチたちの子孫だと思われる。
タイムマシンの故障を直すため街の散策に出た5人は『イチ』にそっくり『ハチ』と出会った。
ハチたち4人の少年少女は行方不明の親を探すため大富豪ネコジャラの経営する遊園地ネコジャーランドに侵入する計画をたてていた。
その頃、地球に巨大隕石が衝突しようとしていた──。

  

 

ドラえもん最後の映画作品

大山のぶ代さんがドラえもんの声優をされていたいわゆる『ドラえもん』最後の映画作品でした。
映像、音楽、ストーリーも素晴らしく、そして旧ドラえもん最後ということもありとても評価が高い作品でもあります。
ドラえもん映画の中でも一番好きという意見もネットでは多くみられます。

のび太とイチの友情、ドラえもんの恋、敵との戦いだけではなく巨大隕石からの地球脱出という時間制限のあるピンチのハラハラドキドキと面白い要素が満載でした。
歌姫シャミーの歌声(島谷ひとみさんの曲)も綺麗で素敵でした。

特に良かったのが過去のドラえもん映画作品を感じさせる演出です。

誰もが気づいたであろうネコジャーランド遊園地の犬の乗り物。
ネコジャラのタイムマシンに乗り込む時に使われた空とぶ犬の乗り物。
あれは『宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)』のロコロコをモチーフにしているでしょう。

そのほかにも普段使わないようなひみつ道具が登場しましたが、それは過去作品で使われたものをわざわざ使っているのかなと思いました。
剣無双する『名刀電光丸』は『大魔境』から。
辺りを暗くするランプ』は『海底鬼岩城』から。
ワンニャンつけ耳』は『アニマル惑星(プラネット)』から。
もぐら手袋』を使うジャイアンの姿には『日本誕生』を思い出しました。


これらは私が勝手に「過去作品を旧ドラえもん最後の作品に感じさせているのかも」と思っただけですが、最後というワードにそうだったらいいなと考えながら映画を見ていました。
きっとそうに違いない!

そして今作品で一番泣いてしまったのがエンディングでした。
ジャイアンスネ夫、しずかちゃん、のび太ドラえもん。それぞれがバイバイと手を振っている映像が旧ドラえもんのみんなからのお別れのバイバイなんだと感じ号泣してしまいました。ひとつの時代が終わったことへのもの悲しさがこみ上げる演出でした。

 

 

あえて突っ込みをいれてみる

世間の評価が高いのでここであえて突っ込みをいれてみたいと思います。
私としても面白い作品だとは面白いますがあら探しです。

 

その①
まず声を大にして言いたい。
ドラえもんポンコツ過ぎる!
シャミーに一目惚れしてしまったドラえもん
恋に走りすぎてピンチになる場面もあり、お世話ロボットならのび太を第一に考えてよと言いたい。
そもそも映画の冒頭でミーちゃんにデレッデレだったのに。
鼻の下をのばしていたのに。
ミーちゃん大好きだったくせにシャミーに一目惚れして猛アタックしているなんてドラえもん
別にいいんですけどね? いいんですけども。

 

その②
36時間後に巨大隕石が衝突するから地球脱出プロジェクトを進めます。
全国民が乗れる宇宙船は用意されていて移住する星も決まっていました。
それなら早く移住すればよかったのに!
混乱を防ぐためとはいえ衝突の36時間前は遅すぎます。
巨大隕石の前に小さな隕石がいくつか降ってきていました。小さな隕石も直撃すれば危険です。
脱出の際にネコジャラにエネルギー源のノラジウムを奪われ宇宙船が飛ばせない危機にもおちいりました。
もっと早く余裕をもって脱出していればこんなことにならなかったのに。


その③
のび太はイチたちを3億年前に連れていき自分たちだけで生きていけるようにし、「明日また会いに来る」と約束してお別れ
しました。
イチの目線では何日、何年、何十年とのび太を待っています。
タイムマシンを造ってまでのび太に会いに行こうとしたイチが記憶をなくしハチとして生きていた。イチとしての記憶を取り戻しのび太との感動の再会は涙涙でした。

のび太の目線では、のび太は翌日に約束通りイチに会いにいきますが、時空間のねじれゾーンに巻き込まれ1000年も後に到着してしまいます。
のび太は約束に執着していましたがのび太時間では1日しか経っていないのです。
タイムマシンの故障が直れば約束通りに「イチとお別れした翌日」に行けるわけですし、そこまで執着することかな? と思わなくもないです。


まとめ

ドラえもん映画25周年。国民的アニメとして長く続き愛されたドラえもんは声優一斉交代でひとつの時代が終わりました。
その旧ドラえもん最後の映画として『ドラえもんのび太のワンニャン時空伝』は今までの集大成を感じる素晴らしい作品でした。


以上、映画『ドラえもんのび太のワンニャン時空伝』たまこ の感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ

 

映画『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』

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