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映画『ドラえもん のび太とアニマル惑星』あらすじと感想-環境破壊問題がテーマ!

動物しかいない世界はユートピアだった!

 

ドラえもん映画11作品目、ドラえもん のび太とアニマル惑星(アニマルプラネット)』の感想を書いていきます。

 
映画ドラえもん のび太とアニマル惑星

 

 


ドラえもん のび太とアニマル惑星(アニマルプラネット)


公開          1990年3月10日

上映時間   99分

監督          芝山努
脚本          藤子・F・不二雄

 

オープニングテーマ「ドラえもんのうた」
作詞   楠部工

作曲   菊池俊輔

うた   山野さと子

 

エンディングテーマ「天までとどけ
作詞   武田鉄矢

作曲   堀内孝雄

編曲   原田末秋

うた   武田鉄矢

 


ざっくりあらすじ


寝ぼけてピンクのもやを通り不思議な森へ迷いこんだのび太。喋って二足歩行の動物たちに夢だと思う。

翌朝、ドラえもんジャイアンたちにその話をするとメルヘンな夢だとバカにされてしまう。

しかし、動物たちが持っていた見たことのない花が部屋の前に落ちていたことを知り、夢ではないという思いが強くなる。

そんな中、学校の裏山がゴルフ場建設のため切り崩される話を知り、のび太のママは反対運動をすることになる。のび太もママの応援をする。


その夜、のび太は再びピンクのもやを発見し、夢ではないことを確信。不思議な森へと単独で乗り込むが、大嵐にあってしまう。

のび太の後をつけていたドラえもんに助けられ、犬の少年チッポと出会う。

また遊びに来ることを約束し帰路につく途中、地球の月とは比べ物にならないほど大きな月が出ていた。のび太ドラえもんはこの月を見て、ここが地球ではない遠くのアニマル惑星であることを悟る。


翌日、裏山のゴルフ場建設業者を追い払ったのび太ドラえもんはピンクのもやを発見。しずかちゃんを誘ってアニマル惑星へと向かう。

しかし、街には誰もいなかった。


同じ頃、のび太としずかちゃんを見かけ後を追ってきたジャイアンスネ夫もピンクのもやへと入っていた。二人はピンクのもやで地球にも帰れなくなり迷子になっていた。


合流した5人はチッポと仲良くなる。地球に帰ったあとチッポからのSOSを受け、悪魔族ニムゲに侵略されたアニマル惑星へとチッポ救出へむかう──。

 

 

ユートピア・アニマル惑星

 

ドラえもんがアニマル惑星のことを「22世紀の地球よりすごい環境設備」と言うほど科学が発達した星です。
水と空気と光を原料に合成された食物。
完璧な汚水処理装置が完璧な下水道。
タクシーも地磁気を利用して燃料がかからない。
まさに理想!

ただ、子供のころは美味しそうにみえた食事。のび太たちがつまみ食いしていたのが美味しそうでしたが、全部パンの見た目で味が肉やサラダというのは実際どうなのでしょう?
合成食物なので植物も動物も犠牲になっていない点では最高なのかもしれませんが、新しい料理の発展はなさそうです。


最近はサプリメントが栄養補助として飲んでいるかたも多いですが、いつかサプリで完璧に栄養摂取できる日がくるのかな?と。
そうなったら人類に食事が必要ない時代が来るのかなー?と考え(妄想)が捗ります。

 


悪魔族ニムゲは核戦争で滅びた星の人間たち

 

動物しか住んでいないアニマル惑星。昔は月に住んでいたが悪魔族ニムゲに虐められていました。それを神様が可哀想に思い、星の舟にのって無人のこの星にやってきます。神は草木を植え住み良い星にし、光の階段を月に掛け動物たちを助けました。
この神話が語り継がれ数千年。
信仰深い動物たちですが、悪魔族ニムゲの存在も、月に住んでいたことも、お伽噺または迷信と思っています。
しかし、悪魔族ニムゲは存在し今も月にすんいたのです。

千年も昔、科学技術が発展した月では核戦争により星は滅びてしまいました。いまも生き残っているニムゲは防護服を着て地下で生活していました。
地上は荒廃した世界です。

 


ニムゲの過激派はアニマル惑星の豊かさを手に入れるため侵略してきます。


アニマル惑星(プラネット)は環境破壊問題をテーマにしており、ニムゲが経験したことは、いつか地球にも起こりうる。
自然の存在しない荒れた地になるかもしれないという原作者からの警鐘を子供にも分かりやすい。

子供にも分かりやすい……と思うのですが、ニムゲの現状は地球の未来という考えは今回あらためて見て思った感想です。

私が能天気な子供だったからか、アニマル惑星の自然豊かな世界が素敵で住んでみたい。光、空気、水から合成された、見た目から味の想像がつかない食事を食べてみたい。ドラえもんやしずかちゃんが褒めてるアニマル惑星がユートピアなんだー、という感想しかなかったです(笑)   

 

のび太のママと環境破壊問題

 

いつか地球もニムゲのようになるかもという警鐘は分かりませんでしたが、のび太とアニマル惑星(プラネット)が環境破壊問題をテーマにしているのは子供のころから理解していました。

それはのび太のママが環境破壊について語っていたから!

アニマル惑星(プラネット)は今までのドラえもん映画に比べると露骨にテーマを押し出しています。

学校の裏山がゴルフ場建設で切り崩されることを知り、のび太のママも反対運動に力をいれます。
本を読んで勉強し、のび太にも勉強した内容を教えていたため子供にも環境破壊問題がテーマであることは容易に察することができます。

 

 

アニマル惑星の神様はニムゲ?地球未来人?

 

なぜこの疑問がでたかと言いますと、地球とアニマル惑星を繋いだピンクのもやが神話の光の階段であるということ。

そして、ドラえもんはずっと既視感があったピンクのもや(光の階段)が22世紀で発売中止になった「どこでもガス」にそっくりだと気づいたこと。

ここで22世紀の地球人なのかと思ってしまったわけです。

ニムゲの星もかなり科学が発達してたと思われるので、似た技術があったとしてもドラえもんがもやを見ただけで既視感を覚えるほどの似た発明品が出来るものなのか?とちょっと疑問に思ったのです。

その後に神様についての話題もでませんし、もし神様が地球の未来人ならドラえもんがはっきり指摘するでしょう。

よって神様はニムゲ! と個人的に結論づけました。

 


まとめ

珍しくテーマがあからさまな印象なアニマル惑星(プラネット)ですが、子供に分かりやすく伝えるにはいいかもしれません。
私の子供時代のように「ドラえもん面白いなー」と能天気に見ている子供でも絶対伝わります。
ドラえもん映画は子供が見ても面白い、大人になってからは深みを見つけ更に面白いという作品が多いです。
そんななか、ドラえもん のび太とアニマル惑星(プラネット)はより子供向けな作品であると言えるかもしれません。

 

 

以上、映画『ドラえもん のび太とアニマル惑星(プラネット)』 たまこ  の感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ

映画『ドラえもん のび太とアニマル惑星(アニマルプラネット)

 

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