遊園地帰りの哀愁のような心地よい余韻がたまらなく好き!
ドラえもん映画17作品目、『ドラえもん のび太と銀河超特急(エクスプレス)』の感想を書いていきます!
公開 1996年3月2日
上映時間 97分
オープニングテーマ「ドラえもんのうた」
作詞 楠部工
作曲・編曲 菊池俊輔
うた 山野さと子
エンディングテーマ「私のなかの銀河」
作詞 武田鉄矢
作曲 千葉和臣
編曲 林有三
うた 海援隊
挿入歌 「ぼくドラえもん」
ざっくりあらすじ
どこにつくのか分からない。目的地は到着してからのお楽しみ。スネ夫はミステリートレインの旅ジャイアンとしずかちゃんを誘う。
チケットはのび太の分がないが、ドラえもんが3日も無断外泊していることが心配でミステリートレインを気にするどころではなかった。
途方に暮れて帰宅するとドラえもんが帰ってきていた。
ドラえもんは22世紀の未来で大人気の銀河ミステリー列車の切符を3日かかってやっと手に入れるため留守にしていたのだった。
のび太は大喜びでさっそくミステリー列車に乗りこむ。
ミステリー列車はSL型宇宙船で銀河を走り、宇宙や惑星の絶景を満喫した。
翌朝、のび太たちはどこでもドアで帰宅し学校に通い、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫に銀河鉄道の自慢をする。
スネ夫のミステリートレインと日程が重なっていたが一緒に連れて言ってほしいと頼みこみ、いつもの5人で銀河鉄道の旅にいくことになった。
ミステリー列車で到着したのはハテノハテ星群にある「ドリーマーズランド星」。
楽しいアトラクションを楽しんでいたが、謎の生命体ヤドリが人間の体を乗っ取りにきていた──。
憧れの遊園地星
ドリーマーズランドは大型遊園地の星で、まさに憧れの遊園地です。
小惑星の集まりのドリーマーズランドには、さまざまなテーマで遊べる星があります。
のび太たちも忍者の星、西部劇の星、メルヘンの星、恐竜の星で遊んでおり、子供時代にこれが本当に楽しそうで羨ましかった
です。
のび太たちがドリーマーズランドで遊んでいるところが見たくて、繰り返し何度も見ていたのを覚えています。
ミステリー列車でドリーマーズランドに向かう途中でも盗賊に襲われるかもしれないというミステリー列車のイベントもあり、実際に体験してみたいと今でも胸がわくわくします。
ここ十数年で体験型のゲームやアトラクションは増えたように思います。
ドラえもんのび太と銀河超特急が少しずつ再現される日は近いかもしれません。
ぜひ恐竜の星を再現してほしいと思うものの、何よりも頭で念じれば移動できるベアリングロードが実現してほしい! 子供心より大人の体力省エネ欲求が勝ってしまいました。
寄生生物ヤドリは危険
寄生生物ヤドリは実態がないまたはウイルスのようの存在で、生物の体を乗っ取り行動します。
作中にのび太がヤドリの存在を「銀河系の危機だ!」と言っていましたが、本ヤドリの存在は本当に危険です。
人間を乗っ取るのにとくに制限は副作用はないようで、ドリーマーズランドでもすべての管理をしているコントロールセンターの人間に簡単に寄生してしまいます。
乗っ取ったあとのコントロールセンター職員に成り済ます様子に、記憶も分かり行動に矛盾が一切ありまけん。
ハテノハテ星群というほど遠かったからドリーマーズランドにいた人間以上にはヤドリ人間は広まりませんでしたが、もし交通の便がよく他の星との行き来が盛んだったらヤドリ人間は爆発的に増えていたことでしょう。
ドリーマーズランド内でヤドリ討伐がすんだことであっさり片付きましたが、本当に銀河系の危機であり人類生物の危機になるところでした。
そんな危機をドラえもんの道具ではなくのび太の射撃で解決したのはかっこ良かったです。
途中で一瞬のび太もヤドリに乗っ取られますがこれも珍しいかなと。
ピンチ→活躍という流れが珍しく主人公らしい! と思いました。
遊園地の帰りの哀愁感
銀河超特急(エクスプレス)は大好きな作品でよく見ていましたが、エンディングにはいると急に寂しくなってしまう感覚。遊園地の帰りに急に現実に戻るような哀愁感覚に似ています。
エンディングテーマ曲がそれをさらに増長させていて良い余韻に浸れます。
おじさんの歌声って安心感ありますよね。何度も書いていますがいわゆる旧ドラえもん映画の良いところはこの歌声だといっても過言ではない!
これは大人になったいまだから感じることかなと思います。ただ終わってほしくなかった子供のころとはちがい、余韻を楽しめる作品だと知ることができました。
まとめ
夢のようなドリーマーズランドに大人ながら誰もがもつ子供心をくすぐられ、遊園地帰りのもの寂しさで終わる。この余韻がたまらなく心地よい。すぐにもう一回みようと思ってしまう、そんな作品でした。
以上、映画『ドラえもん のび太と銀河超特急(エクスプレス)』 たまこ の感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ
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