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映画『ドラえもんのび太の恐竜』あらすじと感想-ピー助の成長

ドラえもんのび太の恐竜(1980年)が40年も前の作品ということに驚き、40年ずっと日本の国民的大人気アニメとして続いていることに改めて感動する。

この作品は2006年にリメイクされていますが、今回は比較はせず旧ドラえもんの1980年版についてのみの感想になります。

 
映画ドラえもん のび太の恐竜

 

 


ドラえもんのび太の恐竜

公開 1980年3月15日

監督 福冨 博

脚本 藤子不二雄、松岡 清治

 

あらすじ

のび太スネ夫ジャイアンに「恐竜の化石を一匹丸ごと見つけてみせる」と無茶な約束をしてしまう。

運良く首長竜の卵の化石を発見し、タイムふろしきで孵化に成功する。孵化したのはフタバスズキリュウの子供で、のび太はピー助と名付け可愛がる。ピー助もまたのび太になついて育つ。

 

大きくなったピー助を現代日本では育てられず、のび太はタイムマシンで白亜紀の世界へ帰してやることにした。

しかし、このピー助を本来の棲息地の日本近海ではなく遠く離れた北アメリカに送っていたことが判明。

のび太ドラえもん、しずか、スネ夫ジャイアンの五人はピー助を元の場所へ戻すため白亜紀へと向かう。

 

5人はピー助と合流したが、タイムマシンの故障で日本へ帰れないというトラブル発生。そのうえ恐竜ハンターが人懐っこいピー助を狙いのび太たちを襲ってきた──。

武田鉄矢さんの存在

 

オープニングテーマ曲「ぼくドラえもん
作詞 藤子・F・不二雄 
作曲・編曲  菊池俊輔 
うた  大山のぶ代、こおろぎ'73

エンディングテーマ曲「ポケットの中に」
作詞 武田鉄矢 
作曲・編曲 菊池俊輔
うた 大山のぶ代ヤング・フレッシュ

挿入歌「ドラえもんのうた」
作詞  楠部工 
補作詞 ばばすすむ
作曲・編曲 菊池俊輔
うた 大杉久美子

 

ドラえもん映画はなんといっても武田鉄矢さんほか、優しげなおじさんが歌うテーマ曲が魅力のひとつである。
歌っていなくとも武田鉄矢さんは原作者の藤子・F・不二雄さんが亡くなるまでのほとんどの作品に関わっていて、のび太の恐竜では挿入歌の「ポケットの中に」の作詞を担当。


ドラえもん映画曲の武田鉄矢さんの作詞の魅力は子供時代には気づけなかった。大人になって改めて聞き感動した。


「ポケットの中に」は特にそうだが、子供のころは明るく楽しく聞いていた曲が大人になるとその歌詞が染み入る。
子供時代を思い出してちょっと泣けてしまう。そんな曲が使われているから今もなお昔のドラえもん映画が大好きなのだ。

 

 

ピー助との別れ


大きくなってからは池でこっそり育てられていたピー助。のび太が来た時は足音で察して池から出てくる賢い子。
のび太が風邪を引いてご飯を持っていけない時には、家までのび太のお見舞いにきちゃうピー助。

ピー助を白亜紀に帰すことに決めたのび太ですが、のび太にべったりなピー助が離れられるのか。
白亜紀でも恐竜ハンターとの戦いと冒険を経験しますますのび太とピー助の絆が深まり、ついに別れの時、ピー助はメスのフタバスズキリュウに気をとられ、その隙にのび太たちののるタイムマシンは出発する。

いち視聴者としてこの別れの場面は何度見ても涙が滲んでしまう。

子供のころにこの場合を見た時は、ピー助があっさりのび太から離れたなと思っていた。

 

いま観て思うのはピー助の成長だ

生まれたばかりのピー助はドラえもんの成長を促進する薬で瞬く間に大きくなった。

体は大きくなったが、まだまだ行動は子供っぽいのがピー助の可愛らしさだ。

大きな恐竜にしては人懐っこいのは、人に育てられていたことだけではなく子供っぽさゆえの人懐っこさだったのかなとも思う。

 

そんなピー助が白亜紀のび太たちと大冒険している時、卵から生まれたばかりの恐竜を可愛がっているシーンに少しお兄ちゃんの気持ちが芽生えたように感じられる。
恐竜ハンターとの対峙でも勇ましさがあり、心の成長もしていたのだろう。

そうして最後にメスのフタバスズキリュウに気をとられる。
女の子に興味が出てくるお年頃まで成長していたんだなと見えない気づいた

ピー助は成長したのだなーと何故か親目線でうるうるしてしまう。大人になって涙もろくなったことも実感した。

 

 

 

ドラえもんはSF漫画

 

今作品の敵である恐竜ハンターたちはタイムパトロールとの会話から推測すると23世紀出身。

22世紀生まれのドラえもんより100年も進んだ世界から来た人間だ。
ドラえもんも驚くような道具を使い最強なロボットなのに、そのドラえもんでも敵わない未来人が襲ってきていた。

絶望しかない。
それなのにタイムマシンを盗むなんて大胆な計画を企てる。いやいや、止めようよドラえもん。無茶すぎる。
このちょっと考えが足りない計画が、ドラえもんは保護者であり友達、大人なような子供のような存在だなと改めて思わされた場面だった。

 

ほかにも妙に印象的だったのが、最後、現代日本に帰る時のタイムパトロールのおじさんの「20世紀 東京 野比家」という掛け声。

確かに1980年映画なら20世紀だ。

21世紀は2001年からなのでそんなに大昔というわけでなないのだが、なんだか20世紀というのはすごく昔のように聞こえてしまうから不思議だ。

また、ドラえもんが生まれたのは2112年の22世紀。あと92年後。こちらはもっと遠い未来だと思っていたがあと100年もない。

あと100年でドラえもんみたいなロボットがいる世界になるのかな?

過去を考えたり未来を考えたりと、これもSF漫画・アニメドラえもんの楽しい要素なのかもしれない。

 

まとめ

大人になって見たからこそ感じるピー助の成長。本当なら孵ることなく化石となってしまう運命だった卵。たまたま20世紀に生きるのび太が化石を発見し、22世紀のドラえもんの道具の力をかりて孵化することができ誕生した命。発見したのがのび太でなければ生きていなかったピー助の成長が嬉しい。

ドラえもんのび太の恐竜は奇跡の物語だった。

 

以上、映画『ドラえもんのび太の恐竜』たまこ による感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ

 

 

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↓リメイク版『映画 ドラえもん のび太の恐竜2006 』の感想記事はこちら↓ 

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