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映画『KRISTY クリスティ』あらすじと感想-オススメのハラハラ逃げる系ホラー


ハラハラ逃げる系ホラー
面白かった続編希望!オススメです


KRISTY クリスティ(字幕版)

 
『KRISTY クリスティ』

 

(原題:Kristy)

【製作年】
アメリカ 2014年

【上映時間】
85分

【製作国】
アメリカ合衆国

【監督】
オリヴァー・ブラックバーン

【脚本】
アンソニー・ジャスウィンスキー

【出演者】
ヘイリー・ベネット
アシュリー・グリーン
ルーカス・ティル
クリス・コイ

【ジャンル】
ホラー

 

あらすじ

私立大学の奨学生ジャスティンは、恋人のアーロンやほとんどの友人が感謝祭の休暇で帰省する中、ルームメイトのニコルと二人で大学の寮に残って過ごす予定だった。
しかしニコルも家族の都合で急遽帰省してしまい、ジャスティンは広いキャンパスで孤独な休暇をおくることになってしまった。キャンパスは閑散としており、警備員のウェインと用務員のスコットくらいしか人がいなかった。

 

感謝祭の夜、ジャスティンはニコルの車を借りて近所のコンビニへ向かい食料調達に出かける。
店内で怪しげな女性に話しかけられ、その女性はジャスティンのことを「クリスティ」と呼び続け威嚇してきた。
寮に戻っても嫌な気分が続いていたジャスティンのもとにコンビニで出会った女が押し入ってきた。
慌てて逃げ出したジャスティンの目に飛び込んできたのは、仮面を被った男に殺される警備員ウェインの姿であった。

怪しげな女は動画の撮影を開始し、「狩りは始まった。神の元まで走りな」と告げる──。

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ネタバレ無し感想

面白かった!

休暇中、帰省せずキャンパスに残っていた主人公のジャスティンは襲ってきた怪しげなカルト集団から逃げる。

アメリカの大学は広いのだ。
そして大学周辺に民家がない。
寮、グラウンド、駐車場、いろんな施設、森みたいなスペース、キャンパス内だけで様々な場面転換が出来るのでホラーとして良い舞台だ。
敵がカルト集団のため襲撃者が何人いるかもわからない恐怖もうまくでていた。


よく作り込まれているストーリーと、なぜ襲われるのかという理由についての設定もおもしろい。
主人公のジャスティンが賢い女性なのでイライラすることなく見ていられた。

続編は今のところないようだけどぜひとも続編も見てみたい作品だ。

ハラハラするホラーをお探しの人にオススメ。
見ようか迷っている人はぜひ見てほしい!

 

KRISTY クリスティ

 

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ネタバレ有り感想


カルト集団

キリスト教のカルト集団。

時は来たクリスティを殺せ。
それはキリストの信奉者。クリスティを殺せば神も殺せる。

これが「クリスティ」という女性を殺そうとする動機だ。

 

主人公の名前は「ジャスティン」なのだが、コンビニで怪しげな女(カルト集団のメンバー)に親切にして目をつけられてしまった。そしてクリスティと呼び襲ってきた。

 

「いい髪と素敵な車を持つからクリスティだ」

カルト集団はジャスティンをクリスティと呼び襲ってくる意味不明な理由を口にした。怖い。

 

おそらく「クリスティ」というのはその名前を持つ女性ではなく、「クリスティ」に見合う性格・内面を持つ女性や恵まれた女性のことのようだ。

 


主人公ジャスティ

主人公のジャスティンが賢い女性なのでイライラすることなく見ていられてよかった。
美人さんだ。ノーメイクだから幸薄系美女に見えるが、テイラー・スウィフト系なお顔立ちで綺麗。シュッとした目元とか好き。
パッチリお目目の美人も好きだけど。

 

何がなんだか分からないうちにカルト集団に狙われたジャスティンは賢い女性なので状況把握が早くて物語もサクサク進む。

 

前半は怖くてただ逃げ回っていただけだったが、恋人アーロンが目の前で刺されてジャスティンは豹変する。
ぶちギレて反撃に出るのだけれども、過激で手加減無し。これが良い。
殺すか殺されるかの緊迫した状況で「人を殺すなんて……」と躊躇するのはホラー映画としては盛り下がる。ちゃんと強い意志で攻撃する主人公でよかった。
目の前で恋人が刺されたから躊躇しない、逃げることから倒す決意をした心境変化に納得がいく。

この過激さが振り切れていた。
敵から奪った凶器を改造してより殺傷能力を高めたり、薬品調合して化学反応で焼死させたり。
襲われたところを反撃ではない。わざわざこちらから殺しにいくジャスティン。
後半からはカルト集団が被害者でジャスティンが加害者かのようなカメラワークになっていた。

ジャスティンの復讐心はキャンパスに侵入してきたカルト集団4人が死んでも治まらない。
執拗にジャスティンを「クリスティ」と呼んで襲ってきたカルト集団。そこに属する人間はまだ大勢いる。

ジャスティンは死んだ。私はクリスティよ。

ジャスティンはクリスティとしてカルト集団と戦うことを決めたようだ。
気になるー。続編がないのが残念だ。
カルト集団を殲滅していく復讐者というホラー映画とか面白そう。

 

ラストについて

映画のラストは、テレビやニュースで今回の大学襲撃事件について大々的に報道されるシーンで終わった。

ちゃんと警察が来てくれたという安心感と疑問が残る報道内容だった。

この疑問について私なりにちょっと考えてみた。


ニュースで報じられた内容はこうだ 


「大学襲撃事件の唯一の生存者からの情報で、コロラド州警察は3人の容疑者を逮捕」

 


謎その①

3人の容疑者を逮捕とあったが、キャンパスへの侵入者でジャスティンが殺した─もしかしたら重傷を負っただけで死んではいないかもしれないが─のは4人だ。

車で圧死、プールで溺死、シャワーで撲殺、薬品で焼死の4人いたはず。
それなのに逮捕(生死不明)は3人なのだ。何故なのか。

 

これについてジャスティンの台詞から答えが導き出してみた。

ジャスティンは死んだ。私はクリスティよ」

ジャスティンはクリスティとして他のカルト集団と戦うため、警察に保護されることなく旅立ったのかもしれないと思った。


薬品で焼死した襲撃犯は女だった。そして焼けて死んだため身元が判らずジャスティンとされたのではないだろうか?

焼死遺体がジャスティンとされたため、残りの襲撃犯3人を容疑者として逮捕で終結したのだ。


謎その②

唯一の生存者の証言により逮捕されたのは容疑者3人だけだった。

 

生存者と聞いて最初はジャスティンのことかと思った。しかしジャスティン生存者説だと矛盾が出てくる。


そもそも襲撃犯の人数を正確に把握していたのは直接対峙したジャスティンだけだ。
そのジャスティンが証言したなら容疑者はちゃんと4人と言うはず。

では証言は誰がしたのか?
唯一の生存者とは誰なのか?

謎その①で述べたように、ジャスティンは警察がくる前に立ち去り、焼死した女襲撃犯をジャスティンとして処理されたとする。襲撃犯4人のうち3人は容疑者として逮捕。

となると、生存者はカルト集団に殺されたと思われる人物が実は死んでなかったパターンのやつだ!


アーロンは刺された場面しかなかった。
確実に死んだような描写はなかった。
ジャスティンの恋人アーロンが実は生きていたのではないだろうか。

ジャスティンは復讐の鬼と化していたためアーロンが生きていたことを知らない──。

 

 

 

 

 

えーー、こんなに気になるのに続編ないのー?
絶対に続編あるでしょという終わり方なのに何で続編ないの。見たいー。

かなり好きなホラー映画だった。面白かったな。

 

まとめ

ハラハラ逃げる系ホラーでとても面白かった。主人公ジャスティンが賢く立ち回りストーリーや登場人物のキャラもうまく作り込まれている作品。
続編希望なオススメ映画!


以上、映画『KRISTY クリスティ』たまこ の感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ

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