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映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』あらすじと感想-兄弟愛の感動一本ストーリーは冗長

兄弟愛の感動映画。映画化20周年記念作品!


クレヨンしんちゃん映画第20作品目『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』の感想を書いていく。

 
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶオラと宇宙のプリンセス

 

 


クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』


公開           2012年4月14日

上映時間    111分

監督           増井壮一

脚本           こぐれ京

 

オープニングテーマ『希望山脈


作詞     秋元康 

作曲      ray.m

編曲     増田武史 

うた     渡り廊下走り隊7  

 

エンディングテーマ『少年よ 嘘をつけ!』


作詞   秋元康 

作曲   山下和彰

編曲   生田真心

うた    渡り廊下走り隊7

 

 

ざっくりあらすじ


ある日、しんのすけは昼食のデザートにとっておいたプリンを食べようとしていた。

妹のひまわりがそのプリンを食べたがり、みさえから「お兄ちゃんなんだからあげなさい」と言われてしまう。

しんのすけはほんの少しだけひまわりにもプリンをわけてあげたが、ひまわりはしんのすけの目を盗んで残りのプリンを食べてしまう。


しんのすけはその仕返しにと、ひまわりのおやつのたまごボーロを一つも残らず食べてしまうが、みさえに叱られたうえにひろしからも咎められてしまう。


怒ったしんのすけは思わず「お兄ちゃんなんてやめてやる! オラ、妹なんかいらない! ひまわりなんかいらないゾ!」と吐き捨て、家を飛び出してしまった。


するとしんのすけの目の前に突然、謎の2人組がやってくる。

妹を預かると話す彼らは、ひまわりを渡すことに同意する契約書をひまわりの名付け親であるしんのすけに渡す。

しんのすけがサインをすると、野原一家は上空にいたUFOで、地球の兄弟星“ヒマワリ星”に連れ去られる。

そこで宇宙の平和のために、ひまわりがこの星の姫にならなければいけないと知らされる。


名付け親であるしんのすけが契約書にサインしているため、ひまわり星でひまわり姫として連れていかれてしまう。

家族なのにひまわりとは自由に会えなくなってしまった野原一家。

強引にひまわりに会いに行こうとしたところ、危険人物とされひまわりを残して地球に送り返されてしまう。


宇宙の平和のためにはひまわりと離ればなれになるしかない。

家族としてひまわりと過ごす人生を諦めなければならないのか。

野原一家の決断はいかに──。

 

 

 

兄妹愛に涙

 

しんのすけが「お兄ちゃんだから妹にも分けてあげなさい」「お兄ちゃんなのに妹を泣かしちゃダメ」と喧嘩の原因を把握せずにひろしとみさえに怒られてしまい、「お兄ちゃんやめる! 妹なんていらない!」と反抗する。


兄弟喧嘩あるあるですね。


私自身が長子だが、姉であることを理由に怒られたことはない……と思う。

ないのだけれども、やはり年上の姉として年下に譲らねばという気持ちから我慢していたこともある。

しんのすけも赤ん坊の妹がいることで普段我慢していることもあるだろうし、そのうえで更に怒られては「妹なんていらない」と言ってしまうのはよく分かる。

まだ5歳だもん。


ひまわりの名付け親だったしんのすけが契約書にサインしたため、ひまわり星の姫になってしまった妹。

ひまわりと離ればなれになり憔悴する両親。


なぜ妹をいらないと言った?

なぜそんなに必死に取り戻そうとするなら契約書にサインした?


敵からも責めるような言葉で問い詰められ、ひまわりを手放したことにどんどん罪悪感を抱いていくしんのすけが可哀想で仕方なかった。


ひまわりを喧嘩による一時の感情で「いらない」と言ってしまったしんのすけが、兄として妹を奪還しようと挑むところはうるうるしてしまう。

作中でお兄ちゃんらしくなったしんのすけに頼もしさが見えて良かった。

 


普通の赤ん坊ひまわり


兄弟愛は素晴らしいのだが、このストーリーをやるのが遅すぎる!


ひまわりの映画初登場は第5作品目クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』である。

今作は映画化20周年記念作品なので、ひまわり映画登場から15年も経っている。

兄弟愛、とくに妹が出来たことで兄として我慢を強いられるストーリーはひまわり初登場でやるべき内容ではないか?

 

また、今作は兄弟愛をメインにしたストーリーで、囚われの姫なひまわりが普通の赤ん坊のようだった。

今までの映画ですでに賢くてお兄ちゃん大好きキャラが確立されているのに、この内容の映画をやるのいまさらすぎる。

ひまわり自身が脱走するくらいのことをやってのけてほしかった。

 

ちなみにひまわりが賢くて可愛くて活躍する映画のオススメは『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル』です!

 

 

全体的に惜しい作品


映画としてまぁ面白い。

しかし長い! 開始30分で長いな~と感じてしまった。ひまわり星につきヒママターについての説明、なぜひまわりが必要なのかの説明のあたりで長くて早々に飽きてしまう。

説明的すぎたのかな。


敵役に悪意がないことが物語を曖昧にさせてしまっている。

悪意はなくても人の気持ちは踏みにじっているという点で野原一家からすれば悪人だ。

まぁ悪人とも言い切れないかもしれないが、もっと説明してひまわりと野原一家に配慮優遇があれば丸く収まったんじゃないかな? 

世界のためと言うならばもっとうまくやりなさいよひまわり星人よ。

 


かすかべ防衛隊も登場するが活躍はしていないし、正直言っていなくても物語は成立しただろう。

過去映画作品のヒロインが走馬灯のように登場したりと映画化20周年記念作品だから無理矢理にねじ込んだようにも思える。

 


まとめ


兄弟愛の感動一本ストーリーは冗長で、クレヨンしんちゃんらしいギャグや映画でよくみられたアクションもほぼない。

映画化20周年記念作品としてお涙頂戴にしたかったのだろうが、クレヨンしんちゃん映画としてはメリハリのない印象の薄い作品になってしまっていた。

 

以上、映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』たまこ の感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』

 

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