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映画『クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃』あらすじと感想-パニックホラーだが怖くない!

パニックホラーだが怖くない!お子様やホラー苦手な人にもオススメ。


クレヨンしんちゃん映画第23作品目『クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃』の感想を書いていく。

 


映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~

 

 

 

クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃』


公開              2015年4月18日

上映時間       104分

監督               橋本昌和

脚本               うえのきみこ

 

オープニングテーマ 「キミに100パーセント


作詞・作曲・編曲    中田ヤスタカ 

うた                          きゃりーぱみゅぱみゅ


エンディングテーマ 「OLA!!」


作詞・作曲     北川悠仁 

編曲                前山田健一 

うた                ゆず

 


あらすじ


ひろしの勤める双葉商事は、メキシコの町に生息するサボテンの果実を集めようとしていた。

そのためにひろしは、部長からメキシコ異動と同時に部長昇進を命じられる。

単身赴任を考えていたものの、みさえからの「家族はいつも一緒!」という一言により一家総出でメキシコへ引っ越しすることに。

慣れ親しんだ春日部の住人達と涙の別れを告げることになった野原一家。メキシコのお姉さんはみんなスタイル抜群と聞いたしんのすけは喜んで旅立つ。


引っ越し先の町・マダクエルヨバカにて個性的なご近所さん達に囲まれ不安だらけの新生活が始まるが、たくましい野原一家はなんだかんだ馴染んでいた。

マダクエルヨバカ町長のドゥヤッガオ・エラインデスはサボテンによる町おこしに躍起になっているものの、排他的で余所者には厳しかった。そのためひろしのサボテン果実の取引については進展がなかった。

 

ある日、サボテンフェスティバルが開催され町のみんなは巨大サボテンを前に楽しんでいた。

しかし、フェスティバル中にサボテンの花が咲き、人間を捕食する歩くサボテン・人喰いキラーサボテンにと進化してしまった。

野原一家とメキシコのご近所さん達は協力して人喰いキラーサボテンから逃げるが──。

 

野原一家メキシコにお引っ越しする


ひろしの転勤で野原一家はメキシコへとお引っ越しすることに。

ふたば幼稚園で1ヶ月後にしんのすけは幼稚園をやめて引っ越しすることが園児たちに伝えられる。

しんのすけと仲のよかったカスカベ防衛隊のメンバーは動揺を隠せない。特に風間くんは素直になれずしんのすけにきつく当たってしまう。


引っ越しの当日にもねねちゃん、まさおくん、ボーちゃんはしんのすけにお別れを言いにくるが、風間くんだけは行けずにいた。

賢い風間くんはメキシコの遠さを理解しお別れが受け入れられないのだ。

現実でも幼稚園で友達が海外に引っ越したらほぼ永遠の別れだもんね。


意地っ張りな風間くんだったが、しんのすけの乗る電車を河原から追いかけ、夕日の中でしんのすけとのお別れをする。涙涙の感動のお別れシーンに男の友情って感じで胸熱である。


感動のフィナーレ! ではない。

もうここで終わってもいいくらいにうるうる感動出来たが終わりではない。

ここまでまだ映画開始から15分しか経ってない。

なかなかに内容の濃い15分だった。

 


パニックホラー展開だがホラーじゃない


メキシコに引っ越した野原一家が人喰いキラーサボテンから逃げきれるのか──。という、パニックホラー的なストーリー。


ストーリーはパニックホラーだが、クレヨンしんちゃんなのでグロさはないしギャグ多めなので怖さがない。

 

ホラーっぽいクレヨンしんちゃん映画は過去にもあったが、それらは主人公以外の人々が変わっていってしまう精神的な恐怖のホラーだった。


今回の人喰いキラーサボテンのようなパニックホラーは物理的な「死」が恐怖の基本なのだが、「クレヨンしんちゃん映画なら喰われた人たちもきっと生きてるよね」という考えが頭にあるので恐怖が薄くなる。

実際にキラーサボテンに食べられた人々は無事に生還したしね。


物語の進みかたは王道ホラーなので面白いのだが肝心の恐怖である「死」がないパニックホラーはホラーとしてはいまいち。


ホラー好きとしては怖くないパニックホラーはものすごくだれる。

この作品も長いなーと感じた。


でも子供向けとしてはライトなホラーとして安心して見せられる。

グロくなく怖さも少なめの脱出ものと考えればとても面白いかも。

ホラー苦手でも大丈夫!

 

メキシコと春日部


たくましい野原一家はメキシコでもなんだかんだ馴染んでいた。

たくましいというか図太いというか。適応能力の高さが羨ましい。しんのすけとかコミュ力お化けだな

町の人々と協力してキラーサボテンに立ち向かうのも良かったな。

困っている野原一家とそれを助ける謎の組織という図式が多く、ちゃんと現地の人々と対等に協力し合うお話ってクレヨンしんちゃん映画では意外に少ない気がする。


メキシコの人々も個性的で勇敢で素敵。メキシコ人もきっと納得してくれる……怒られないといいな。


メキシコでの生活も野原一家は楽しそうだったが、やはりクレヨンしんちゃんは春日部だよね!

最初の引っ越しお別れシーンの15分で春日部の面々の印象は強く残っている。

素敵なお別れだった。


あんなに感動的なお別れをしたのに、野原一家は春日部に帰ってくることに。ずっとメキシコだとアニメと整合性つかないもんね。これは当然であり予想できた。

この春日部のお別れシーン15分とラストのほんの数分の春日部の日常が映画の全てを持っていった。


パニックホラーとしていまいちかもー。長いなー。なんて思って見ていたのにラストのシーンを見て、素敵映画じゃん。終わりよければすべてよしだよねと手のひら返したのは私です。


仕方ない。長いなって思ってても上手にまとめられると良い映画だったと思っちゃうんだよ。単純だから。

 

まとめ


野原一家の図太さと適応能力の高さに羨ましく思い、なんやかんやありつつカスカベ防衛隊の友情って素敵さに感動する作品。

パニックホラー風だが怖さはあまりないのでお子様やホラー苦手な人にもオススメ。

 

以上、映画『クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃』たまこ の感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ

映画『クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃』

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