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映画『クレヨンしんちゃん オタケベ! カスカベ野生王国』あらすじと感想-行きすぎたエコ活動

クレヨンしんちゃん映画第17作品目『クレヨンしんちゃん オタケベ! カスカベ野生王国』の感想を書いていく。

 
映画クレヨンしんちゃん オタケベ! カスカベ野生王国

 

 

 


クレヨンしんちゃん オタケベ! カスカベ野生王国』


公開            2009年4月18日

上映時間     96分

監督           しぎのあきら

脚本           静谷伊佐夫

 

オープニングテーマ 『ユルユルでDE-O!』


作詞    ムトウユージ 

作曲    中村康就 

編曲    岩崎貴文 

うた    のはらしんのすけ矢島晶子

 

エンディングテーマ 『やんちゃ道』


作詞・作曲   中村中 

編曲              鈴木豪 

うた              ジェロ

 


あらすじ


しんのすけが住む春日部市ふたば町では、エコロジー活動に熱心な四膳守(しぜん   まもる)が新しい町長に就任した。


ある日、ふたば幼稚園の課外授業で地域の清掃活動に参加していたしんのすけは、河原で謎のアタッシュケースを発見。

その中に入っていた不思議な緑色のドリンクを拾い持って帰る。

ところがその夜、後で飲もうと冷蔵庫に冷やしておいたそれをひろしとみさえが飲んでしまう。

翌日、ひろしとみさえは徐々に動物のような仕草をとり出すようになり、遂にある日ひろしは鶏、みさえは豹に変身してしまった。

驚く一家の下に突然ブンベツと名乗る男が率いる謎の集団が現れ、その場にいたかすかべ防衛隊と野原一家を捕える。

謎の集団は過激な環境保全組織「Save Keeping Beautiful Earth(通称:SKBE(スケッベ))」。

そのリーダーは春日部市ふたば町長に就任した四膳守だった。

彼らは人類を動物に変えることで環境破壊に歯止めをかける計画「人類動物化計画」を進めており、ひろしとみさえが飲んでしまったドリンクは彼がその計画のために開発した人間を動物に変えてしまう「人類動物化ドリンク」だったのだ。

 

ひろしとみさえはたった1つの動物化ドリンクを飲んだ人間として連れ去られてしまった。


かすかべ防衛隊はSKBE(スケッベ)を追っていた「ビクトリア」と名乗る女性とともになんとか春日部市へと逃げることに成功。

その後、両親を助けるためビクトリアと一緒に行動したいしんのすけだったが、ビクトリアは単身でSKBE(スケッベ)の本拠地へと向かう。

しんのすけ、ひまわり、シロはひろしとみさえを助けるため自分たちだけで出発しようとする。

そこへ捕らわれた際に動物化ドリンクを飲んでしまい動物に変身してしまった風間くん、ネネちゃん、まさおくん、ぼーちゃん

がやってきた。

元の姿に戻るため、ひろしとみさえを助けるため、しんのすけたちかすかべ防衛隊はSKBE(スケッベ)の本拠地へと乗り込む──。

 

環境破壊についての問題提起?


今回は環境破壊についての問題提起がテーマなのかと思いきや、行きすぎたエコ活動は正義ではないという内容だった。

テーマとしては良い題材なのだが、いまいち活かしきれていないように思う。

 

過激な環境保全組織「Save Keeping Beautiful Earth(通称:SKBE(スケッベ))」は、地球を汚す人間はいらない地球を守るために「人類動物化計画」を企てる。

環境破壊を食い止めるために人類を動物にしてしまえもいうやり過ぎな考えに飛んだのはまぁ映画の敵の理由としては分かる。

そのぶっ飛んだ思考に至った地球の環境破壊についてもっと描写があってもよかったとは思うが、小さい子ども向けギャグアニメだと重くなりすぎるか。


極端な思想のわりに人力発電で電気を確保したりと行動に矛盾があり、劇中で幼稚園のネネちゃんに指摘されている。

行きすぎたエコに対する皮肉かな?


地球を大切にという思いは大切だがやり過ぎはダメよというメッセージを込めた映画なのだろう。

ただ小さな子ども向けアニメ映画でやるには雑な印象だ。

茶化しているように見えるストーリーは、真面目に環境問題について活動している人を子どもたちがバカにするようなことにならないだろうか。

気にしすぎとも思うが、子供向けアニメとして環境問題を取り入れるならドラえもん映画くらい上手にやってほしい。

 

 

敵リーダーの本当の動機


ちょっと気になるところはあれど、まぁまぁ納得しながら見ていたのに、ラストのSKBE(スケッベ)リーダー四膳守の本当の動機に呆れてしまう。

本当の動機とは単なる夫婦喧嘩、夫婦のすれ違いからの暴走だった。

 

妻は謎の美女ビクトリア(仮名)のことなのだが、このビクトリアも何者よ。

武器もって夫の過激派組織に乗り込むって

一般人じゃないよね?


環境問題で活動していたのに妻は浪費家。なぜ好きになった。

そんな妻を動物にしてやろうという計画なのに妻を動物には出来なかった。本当にその夫婦喧嘩は家でやれ。


環境問題という壮大なテーマだと思って見ていたので、真相が個人的な動機ということで映画全体も小さくなってしまったと感じてしまう。

 


動物化したキャラクターが可愛い


映画の中で野原一家、かすかべ防衛隊は動物化してしまう。

これが可愛い!

特に仔象になったしんのすけが可愛いのだ。


かすかべ防衛隊のメンバーは動物化してその変身した動物の特性をつかって敵地で戦う。

それぞれ違うどんまいに変身しているため、それぞれ活躍できる場面があってよかった。


クレヨンしんちゃん映画では珍しい特殊能力を使って戦うことはよくあるが、動物に変身してしまうという可愛らしく実用的戦闘は初めてかな?

この設定おもしろいからもっと長く見たかったな。

 


まとめ


設定はどれも面白いが活かしきれていない。面白いとは思うがもっともっと面白くなる可能性があっただろう映画だった。

 


以上、映画『クレヨンしんちゃん オタケベ! カスカベ野生王国』たまこ の感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ

 

映画『クレヨンしんちゃん オタケベ! カスカベ野生王国』

 

 

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