オススメ王道ホラー!
映画『死霊館 エンフィールド事件』の感想を書いていく。
『死霊館 エンフィールド事件』
(原題:The Conjuring 2)
【公開】
アメリカ 2016年6月10日
日本 2016年7月9日
【上映時間】
133分
【製作国】
【監督】
【脚本】
チャド・ヘイズ
ケイリー・W・ヘイズ
デヴィッド・レスリー・ジョンソン
【出演者】
ざっくりあらすじ
超常現象研究家のエドとロレインのウォーレン夫妻は、1976年ニューヨーク州アミティビルに住むラッツ一家が体験した霊現象を調査していた。
ラッツ家は以前にデフェオ一家殺害事件の犯行現場だった。
霊能力者の妻ロレインはラッツ家で起こった現象は霊によるものだと確信する。
しかし、霊現象を信じない学者や面白おかしく盛り上げようとするメディア、世間からの高すぎる注目度や懐疑的な反応にウォーレン夫妻は疲れてしまい、しばらくは仕事の依頼を制限することを決める。
遠く離れた英国のエンフィールドでは、ホジソン家で奇妙な現象が続いていた。
警察官や第三者の前でもポルターガイスト現象が起こり、メディアにより大々的に報じられた。
ホジソン家次女のジャネット11歳はインタビュー中にビル・ウィルキンスという老人に憑依され、少女とは思えない声色と話し方をする。
世間の懐疑的な声もあり教会はエンフィールドでの霊現象には消極的対応だった。
そこでアメリカに住むウォーレン夫妻に調査の依頼がくる。
ウォーレン夫妻はエンフィールドのホジソン家に滞在し、本当に霊現象なのかを確かめに行くことに──。
ネタバレ無し感想
超常現象研究家のエドとロレインのウォーレン夫妻が実際に遭遇した霊現象を題材した映画『死霊館』(2013年)は、人気ホラー映画として大ヒット。
『死霊館シリーズ』や『スピンオフ作品』が製作された。
『死霊館』関連の作品は公開順に
『死霊館』(2013年)『アナベル 死霊館の人形』(2014年)
『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)
『アナベル 死霊人形の誕生』(2017年)
『死霊館のシスター』(2018年)
『ラ・ヨローナ〜泣く女〜』(2019年)
『アナベル 死霊博物館』(2019年)
シリーズ別に分類
【死霊館シリーズ】『死霊館』(2013年)
『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)
【アナベルシリーズ】『アナベル 死霊館の人形』(2014年)
『アナベル 死霊人形の誕生』(2017年)
『アナベル 死霊博物館』(2019年)
【シスターシリーズ】『死霊館のシスター』(2018年)
【スピンオフ】
『ラ・ヨローナ〜泣く女〜』(2019年)
『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)は『死霊館シリーズ』2作品目であるが、前作の『死霊館』(2013年)を見ていなくても話は分かるので大丈夫。
『死霊館』関連を全く見たことがないのなら、まずは『死霊館』(2013年)か『死霊館 エンフィールド事件』(2016年)から見ることをオススメする。
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実話を題材にしている
「エンフィールドのポルターガイスト」という実際にあった霊現象を題材にした映画で、怖さあり家族の絆ありの王道ホラーといった作品だ。
実話をもとにしたホラー映画は「それだけ?」といった肩透かしをくらうことがある。
いや。現実にその出来事を体験したら死ぬほど恐ろしいのだが、娯楽としてのホラー映画鑑賞だと物足りないと感じてしまうよね。
しかし『死霊館 エンフィールド事件』は怖い。「これは実話である」でさらに怖い。
ホラーを見たいならぜひ見るべき作品!
必ずお風呂に入ったあとに見ましょう。
ネタバレ有り感想
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エンフィールドのホジソン家
ホジソン家は母と子供の5人家族。
まず子供たちが怖い体験をする。母に助けを求めると母ペギーの前でも重い洋服ダンスが動く現象が!
家族全員でお向かいさんのお宅に逃げ込む。真夜中の騒動でお向かいの旦那さんは念のため警察を呼び、そのお向かいの旦那さんとペギー、警察官2人の前でも起こるポルターガイスト。椅子が勝手に動いてるー。
怖いー。けど良かったーと安堵した。
ホラーでよくある「怖い体験を誰も信じてくれない」という状況を回避できたからね。
霊現象体験した時に誰にも信じてもらえないのって一番不安になる。
警察官がポルターガイスト現象を報告書で提出してるのも柔軟でいいなと思った。
ベースとなった実際の「エンフィールドのポルターガイスト」でも警察官によるポルターガイストの報告書があったそうだ。
私的感情をいれないであろう警察という組織。その公式報告書で不思議現象があったと書かれると信憑性があがる。
映画では報告書によりメディアから世間へとホジソン家のポルターガイストは知られていく。
ポルターガイストを信じる人も信じない人も霊現象の調査にやってくる。
私はポルターガイスト等の不思議現象を信じている派だ。
だが、信じない派の言っていた「寄付だ補償だの詐欺のために嘘をついている」と言う意見もわかる。
人間は嘘をつく。霊現象詐欺もあるだろう。お金や注目されたいとかね。勘違いもあるだろう。幽霊の正体見たり枯れ尾花とかね。疑うよね。
ただ、もし霊現象だと立証された時はちゃんと謝ってほしい。人間性批判までしたんだからしっかり謝ってあげて。
そしてこの映画の一番驚きポイントは、映画のラストで「母ペギーは晩年までこの家に住んでいた」とあったこと。まじか。
映画ではポルターガイスト現象と救出時の破壊行為でボロボロすぎて住めるような状態ではなかった。
引っ越しか建て直ししたいレベルだよ。
でも引っ越せるなら霊現象があった時点で引っ越ししてるか。
現実で「エンフィールドのポルターガイスト」があった家では映画ほど家が破壊されていなかったのだろうけども。住み続けるのつよい。
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悪霊の正体
主にホジソン家次女のジャネットが悪霊にターゲットにされ、彼女を中心にポルターガイストや霊が憑依してくる。
その正体は「悪魔」だった!
だろうなと思ってた。
エクソシスト感あったもん。
私は悪魔系ホラーはあんまり怖くない。悪魔というものがよく分からないからだ。
悪霊は死んだ人間の霊。
悪魔は悪魔。人間界とは違う世界の住人。霊より強い力を持ち、日本的に考えると邪神とか妖怪みたいな感じ……地獄に住んでるなら鬼か! 鬼でしょ!
悪魔が登場するホラー映画だと毎回こんなこと考えてる。
ゾンビも怖くない。日本は土葬は一般的じゃないしね。
身近じゃないから怖くないのかな。
『死霊館 エンフィールド事件』も悪魔がラスボスだと分かるまで、老人の悪霊ビルが見え隠れしているときのほうが怖かった。ちょいちょい背後を確認するくらいに。
あと悪魔祓いといえば教会なのだが、その教会と一般人の関わりもよくわからない。
ホジソン家のポルターガイストには教会は積極的に動かない。なぜ?
日本だと寺や神社断られても、受けてくれるところが見つかるまで探せるよね。
お祓いしなくてもいいから気休めでも教会からお祈りしにきてほしい。家族の心の平穏のために。
まとめ
超常現象研究家ウォーレン夫妻が実際に遭遇した事件を題材とした王道ホラー映画。
ホラー映画をお探しの方、『死霊館 エンフィールド事件』オススメ!
ホラーを見たいならぜひ見るべき作品。
必ずお風呂に入ったあとに見ましょう。
以上、映画『死霊館 エンフィールド事件』たまこ の感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ
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