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映画『ポゼッション』あらすじと感想-実話ベースの王道ホラー!子役の演技が素晴らしい

 

 

実話を基にした王道ホラー映画。
ホラー映画好きなら見ておきたい作品。

 
ポゼッション(字幕版)

 

『ポゼッション』


(原題:The Possession)


【公開】
アメリカ 2012年8月31日
日本 2013年5月25日

【上映時間】
92分

【製作国】
アメリカ合衆国

【監督】
オーレ・ボールネダル

【脚本】
ジュリエット・スノードン
スタイルズ・ホワイト

【出演者】
ジェフリー・ディーン・モーガン
キーラ・セジウィック
ナターシャ・カリス
マディソン・ダヴェンポート
マティスヤフ

【ジャンル】
ホラー


あらすじ


3ヶ月前に妻と離婚したクライドは、週末に二人の愛娘と過ごすことを楽しみにしていた。
ある日、娘たちとガレージセールに立ち寄った際、次女のエミリーはアンティークの木箱に惹かれ購入することに。
それ以来、彼女は木箱に異常なまでに執着するようになり、徐々に暴力的な性格になっていった。
ついには人間の常軌を逸した行動を取るようにまでなってしまう。
多感な時期の親の離婚で精神的に負担があるのだろうと周囲は考えるが、父親であるクライドは原因はあの木箱にあると突き止め、娘エミリーを守るために行動する──。

ポゼッション


実話をもとにした映画

 

実話に基づいた映画である
ある家族に起きた29日間の恐怖体験の記録

映画冒頭から「実話に基づいた映画」という言葉に恐怖心が煽られる。

映画『ポゼッション』はアンティークな木箱に悪魔が閉じ込められていて、悪魔は木箱に魅了された人間を支配していくという話である。

どの部分が実話なのかちょっと調べてみると、【悪魔が閉じ込められた木箱】が実在した。

それは「ディビュークの箱」という箱で、現在はラスベガスのザック・バガンの博物館に展示されているらしい。

【悪魔が閉じ込められた木箱】を手にした
人間に不思議な恐ろしい出来事が起こる……という部分が映画『ポゼッション』の基になっているようだ。

映画のストーリーのほとんどがフィクションということになる。
よかった。実際にあった出来事だったら怖すぎるよ。


ネタバレ無し感想

 

木箱に取りつかれて行く少女とその家族の物語は、まさに王道ホラー映画。
しかもこの映画の基になっている木箱はラスベガスの博物館に実在する。こんな恐ろしいものが本当にあるなんて。絶対に実物の木箱なんて見たくない。


実話に基づく話という以上に怖さを演出したのは、木箱に取りつかれた少女の迫真の演技だ。
普段の素直な可愛らしい少女と何かおかしい少女を演じ分け、変化の過程がうまくて惹き込まれた。素人目に見ても演技のうまさがはっきりと分かる素晴らしものだった。

ストーリーは家族の絆を感じさせるものがあり、木箱が怖いだけのお話にならずに面白いと思える作品になっている。

王道ホラー好きなら見て損はなし。ぜひ見るべきである。


ただ、虫がたくさん出てくるので心構えはしておきましょう。
そんなにキモくないけど一応ね。

ポゼッション

 

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ネタバレ有り感想

 

父親クライド家族のために

 

王道悪魔系ホラーだった。怖かった。
普段はホラーの中では悪魔系はあんまり怖くないのですが、木箱に惹かれてしまったエミリー役の子役さんの演技がうますぎた。
悪魔の力での超常現象でビックリ驚かされる怖さというよりも、じわじわ悪魔に身体を精神を乗っ取られていく少女に対する家族の不安に感情移入して、少女を助けられるのかという恐怖が強かった。

エミリーのために色々と勉強して相談し
しにいく父クライド。

彼は仕事仕事で家庭を顧みないであったため離婚になったが、悪魔騒動で家族第一の考えになり家族関係の再構築にいたっていたのが良かったな。

エミリーの豹変は両親離婚による影響と周囲には思われてしまっていたが、離婚もそうだけど母親が離婚3ヶ月で新恋人を家庭にあげて父親ポジションに置いているのが一番の精神ストレスのような気がする。
そりゃあ父親のクライドも家族を大切にしていなかったかもしれないけどさ。

その母親の新恋人ブレットは、様子のおかしいエミリーを心療内科に連れていこうとして、それを嫌った悪魔の力で歯が抜け落ちて一人で逃げ去ってしまう。
ブレットは歯科医なのでブレットの一番の恐怖である「歯が抜け落ちる」呪いを悪魔がかけたのかな。
歯科医でなくても残酷だけど。
ブレットが逃げ去ったことで「やっぱり実の父親が頼りだ」と元妻や娘たちに思わせたね。
娘のためにとなりふり構わず行動する実父クライドは格好いいよ。


悪魔と虫

 

今回、エミリーの父親クライドは悪魔祓いにユダヤ教の教会(たぶん)に相談しにいっていた。木箱に書かれた文字から外国の悪魔であると判明したからだ。

ビビりな私なら外国のものだろうとちょっとでも霊現象があったら神社かお寺に持ち込んでしまいそう。
やっぱりその土地のその宗教でないと祓えないのだろうか?


あと悪魔系にしては珍しく悪魔の実体が出てきていて、それがちゃんと怖かった。
実体悪魔はビジュアルしょぼくなりがち(偏見)だけど、実体悪魔の登場場するタイミングが絶妙で実体悪魔のキモくて怖いビジュアルが増してた。

ビジュアルと言えば気になったのが「蛾」ね。
たくさん蛾が出てきたけどアメリカの蛾のビジュアル攻撃的すぎない?
日本の蛾は大きくてほわほわしてて丸くて鈍い印象だ。虫嫌いなのでそんなに詳しく見たことはないけれども。
映画『ポゼッション』で出てきた蛾は最初「蜂」かと思った。
大きくてシュッと尖っててアグレッシブに動いてて、キモいというより攻撃されそうでこわい。刺されそう。

こんな攻撃的なビジュアルした蛾が大量に出てくるこの映画、なんと本物の蛾を使って撮影していたらしい。
エミリーが蛾が大量発生している部屋にひとり佇むシーンとかあったけど本物だったの? 役者魂すごい。

 

木箱は?


映画のもととなった本物の【悪魔の閉じ込められた木箱】は持ち主を転々としていた。
そのため映画のラストでは木箱を無事回収とはならなかったのは次の持ち主に渡るためなのだろう。
封印されていても悪魔の力は強力だった。
事故で死亡したと思われる悪魔祓いをしてくれたザデックさんは可哀想だ。
ザデックさんが亡くなったこと、木箱の行方についてなどクライドは知ることになるのだろうか。何も知らずに家族仲良く平和に過ごしてほしい。


悪魔木箱の設定は定番化しやすそうだ。
新たな持ち主に渡った話で続編も作り放題だろう。
続編あったら嬉しいなと思ったが、この映画は7年前のものなので期待薄である。残念。

 

まとめ

 

実話に基づいた王道ホラーで、怖さと家族の絆を感じられとても面白かった。
エミリー役の子役の演技が素晴らしく王道ホラー好きなら見ておきたい作品。


虫がたくさん出てくるので見るなら心構えしておこう。

 


以上、映画『ポジション』たまこ の感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ

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