『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』
あらすじ
1981年、家主を22度刺して殺害した青年は、悪魔に取り憑かれていたことを理由に「無罪」を主張した。被告人の供述は一貫して「ぜんぶ、悪魔のせい。」法廷に神が存在するなら、悪魔も存在するというのだ。 殺したのは、人か?それとも…!?姿なき存在を証明するため、心霊研究家ウォ―レン夫妻が立ち上がる。被告人を救うため、手掛かりをもとに、警察に協力し捜査を進めるウォーレン夫妻だったが、とてつもなく邪悪な<何か>に極限まで追い詰められていく。「その存在」をどうやって証明するのか?アメリカ史上初、前代未聞。<すべて実話>の殺人事件。衝撃の真相がついに明らかになる──。
AmazonPrimeVideoより引用
原題:The Devil Made Me Do It
【公開日】
2021年10月01日
【製作国】
アメリカ
【上映時間】
112分
【監督】
マイケル・チャベス
【脚本】
デイビッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック
【出演者】
ベラ・ファーミガ
ルアイリ・オコナー
サラ・キャサリン・フック
ジュリアン・ヒリアード
シャーリーン・アモア
スターリング・ジェリンズ
【ジャンル】
ホラー
映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』をAmazonPrimeビデオで観る
サスペンス
ホラー映画というよりサスペンスの要素が強い。
悪魔祓いから始まり、悪魔に取り憑かれた青年による殺人は罪になるのかという法廷もの……というには法廷ものでもない。
悪魔の存在を証明、青年が悪魔に取り憑かれていることの証明。
この2つが必要なのだと思うけど、2つ目の青年が悪魔に取り憑かれているのは24時間監視してればわかるほどポルターガイスト現象も起こるわ青年も不可解な動きがあったりしている。
その場面を第三者も見ているのだから裁判は楽勝じゃないか?と思うほど悪魔的な存在を強く感じさせていた。
悪魔の存在
この映画は冒頭で「この映画は実話である」と強調されている。
1981年にコネチカット州ブルックフィールドで行われたアルネ・シャイアン・ジョンソンの裁判が元ネタのようだ。
いろいろ調べてみたが実話だ!と強調するほどでもなく、当然のことながら実話をもとにしたフィクションでしかない。
映画で殺人罪によって死刑を求刑された青年アーニー。
ウォーレン夫妻が無罪を証明しようと走り回る……はずが、根本から悪魔を祓わなければならなくなり悪魔を召喚した人物との対決になる。
アーニーの命は大切だけど悪魔祓ったら悪魔憑きの証明できなくない?裁判で死刑にならない?と展開の早さにちょっとついていけなかった。
宗教vs法のバチバチ法廷ものとして見てみたかったが実話だとそこまで映画的なストーリー作れなかったのだろう。
「証人は聖書に手をのせて宣誓するだろ?裁判所は神の存在を認めてる。もうそろそろ悪魔の存在も認めたっていいころだ」byエド
このセリフが好きだった。
確かに神を認めるのに悪魔は認めないっておかしな話だよね。
ウォーレン夫妻の愛
悪魔からの攻撃で心臓を負傷し意識不明の状態に陥ったエド。妻のロレインが夫の目覚めを待ちつつ夫婦の馴れ初めを語るシーンが素敵だった。
若かりし頃、友人たちと映画館に行ったロレインが案内係のエドと出会い恋に落ちる。素敵〜!
映画館に正装した案内係がいてアイスクリームがちょっと特別なものというノスタルジーな雰囲気が良かった。
今回は全体的にウォーレン夫妻の愛がテーマになっていてロマンスなシーンも多々あった。それもあってホラー映画としての怖さが和らいでしまったのは否めない。怖さを求めるには向いていないがウォーレン夫妻の愛ストーリーは素敵だったので見る価値はある。
まとめ
『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』は、怖さと感動が見事に調和した一作。ホラーサスペンスのファンだけでなく愛の物語にも注目の価値あり!
以上、映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』たまこの感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ
映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』をAmazonPrimeビデオで観る
※ブログで紹介している作品は時期によってはAmazonPrimeビデオでの配信を終了している可能性がありますのでご注意下さい