エンドロールもちゃんと見てね!
『カウントダウン』
あらすじ
若者たちが自分の余命がわかるアプリを見つける。スマホにダウンロードし、自分の余命年数で盛り上がるが、その中の一人の女性コートニーの余命は「3時間」と通知が届く。アプリのカウントダウンが「0」になったとき、彼女は想像を絶する恐怖に襲われた!亡くなったコートニーのボーイフレンドのエヴァンは交通事故を起こし緊急入院。入院直後のエヴァンもアプリの通知の時間通りに謎の死を遂げる。彼の死に疑問を持った看護師のクイン(エリザベス・ライル)は、生前エヴァンが話していた”カウントダウン”のアプリをダウンロードしてしまった。彼女の余命は3日と告げられる……。
AmazonPrime Videoより引用
原題:Countdown
【製作国】
【公開】
2020年9月11日 (日本)
【上映時間】
90分
【監督・脚本】
ジャスティン・デク
【出演者】
アン・ウィンターズ
エリザベス・レイル
チャーリー・マクダーモット
【ジャンル】
ホラー
ネタバレ無し感想
余命がわかるアプリをダウンロードすると余命通りの日時にに死んでしまう。アプリに表示された余命を回避しようと奮闘する──。
あらすじから想像できるとおりの安定安心?なド定番ホラー。ホラー映画『着信アリ』や『ファイナル・デスティネーション』系統だ。
ありきたりと侮るなかれ。スマホアプリからの恐怖は現代人に身近な都市伝説的な怖さがある。またキャラクターも魅力的でさくさく進む展開の良さとたまにクスッと笑える部分もあり退屈しないで観ていられる。
かるーくちょっとホラー映画みたいなと思ったときにぴったりな作品。
ネタバレ有り感想
余命アプリの正体
若者の間で流行っている余命アプリの正体は悪魔だった!!!
余命アプリにより余命が数時間後だと出た人物の死に悪魔だか悪霊だかのこの世のものではない存在の影がチラついていたため、悪魔ものホラーだということは序盤で察せられる
昔見た映画『ファイナルデッドコースター』を彷彿とさせるストーリー。
余命アプリがたまたま当たった事例があったとか死の恐怖から集団ヒステリー、余命アプリで殺人鬼が狙った人物を殺害する、アプリ開発者がアプリを本物にしようと……など様々な予想を立てて鑑賞していたため、すぐ悪魔ものホラーとわかったときはガッカリもした。
早々に悪魔のせいとわかってしまったら残りはどう悪魔に立ち向かうかしかないのだから。
とはいえ、全編見た上でこの映画が面白かったのは間違いないのだけどね。
ファイナル・デスティネーションシリーズ系のホラー。
スマホアプリを通して寿命を奪っていくなんて悪魔も現代に合わせてきてるのね!と妙に関心してしまった。
登場人物が魅力的
まず声を大にして言いたいのは主人公クインが美しい!!!
優秀な看護学生クインはその美しさ故にセクハラ被害にあったり妹と折り合いが悪かったり色々大変だなと軽く見ていたらすべてが対悪魔戦に繋がり綺麗にまとまった。B級映画(失礼)と思いきやテンポよく無駄なく楽しめてよかった。
クインが余命アプリからなんとか逃れようとしているときに出会ったマットもかっこよかった。
彼もまた余命アプリによって余命数日の命と診断されていた。
二人が協力して悪魔に打ち勝つ方法を探るうちに恋人になる流れもスムーズだった。ホラー映画は吊り橋効果のせいかだいたい恋愛に発展しがちで飽きてきた展開で苦手なのだけど、クインとマットが惹かれ合う様子は自然で受け入れやすかった。
またクインもマットも賢いのがいい。
ホラー映画でありがちな感情で行動して危険な目に合うことが少ない。ないとはいえないけど。
悪魔について教えてくれる神父もいいキャラをしている。こういうタイプが一番死なないという安心感もある。
アプリのせいなのか?
余命アプリに表示される余命とはなんなのか。
私の浅い悪魔知識だと悪魔は契約によって理不尽に寿命を奪っていく存在だ。
アプリで表示される余命がその人の“本来の余命”であるならば悪魔に旨味はないように思う。
であれば、『余命アプリの余命=本来の余命−悪魔が奪わった寿命』 と考えられる。
しかし余命アプリを使った人すべてが寿命を奪われるわけではなさそう。80代まで生きると診断される人もいれば数時間と診断される人もいて悪魔から寿命が奪われる人が選ばれる基準はわからないまま終わった。
悪魔の定めた余命を捻じ曲げれば悪魔は消える…のだけど消えたはずの悪魔の名残りを感じるラストは続編が期待できそうなので悪魔側に攻め込んだ話がみられたらいいなと思う。
まとめ
スマホアプリに占われる“寿命”に怯える都市伝説的な身近な怖さがある。
『着信アリ』、『ファイナル・デスティネーション系』なホラー映画!
以上、映画『カウントダウン』たまこの感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ
※ブログで紹介している作品は時期によってはAmazonPrimeビデオでの配信を終了している可能性がありますのでご注意下さい