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映画『クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』あらすじと感想-ギャグに振り切れ!ギャグにハマれるかが面白いか面白くないかの分かれ目

クレヨンしんちゃん映画で一番ギャグ映画。野原ひまわり映画初登場作品。


クレヨンしんちゃん映画第5作品目『クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』の感想を書いていく。

 
映画クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡

 

 

 

クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡


公開            1997年4月19日

上映時間     96分

監督            原恵一

脚本            原恵一

 

オープニングテーマ  「年中夢中"I Want You"」


作詞               C's 

作曲・編曲    菅原サトル

うた               Puppy

 

エンディングテーマ -「ひまわりの家」


作詞・作曲・編曲・歌       財津和夫

 

 

 

ざっくりあらすじ


新東京国際空港(現成田国際空港)にて、ホステスの一団と飛行機から降り立った外国人の男が取引を行っていた。

そこに奇妙なオカマ3人組が乱入し、乱闘を繰り広げた末に男が持っていた物を奪い去っていった。

この怪事件に閑職に追いやられていた千葉県警の女刑事「東松山よね」が担当させられることになる。


同じ頃、北埼玉大学に強盗が侵入し、最近発掘されたある1体の埴輪が盗まれるという事件が発生。

そのニュースをテレビで観て、埴輪の特徴である下腹部に空いた2つの穴を見たしんのすけは、「タマタマが取れた跡だ」と口にする。


その翌日、シロと散歩していたしんのすけは、土手で寝ているオカマの傍で光る玉を拾った。

しんのすけはこの玉を家へ持ち帰るが、いつの間にか紛失してしまう。


その夜、3人組のオカマが野原家に上がり込み、一家をニューハーフパブに連れ出した。

この3人組のオカマ――ローズ、ラベンダー、レモンの「珠由良ブラザーズ」は呪術を行う「珠由良(たまゆら)族」の者で、敵対関係にある「珠黄泉(たまよみ)族」が魔人「ジャーク」を復活させようとしていることを知り、これを阻止するために行動しているのだという。

実はしんのすけが拾った玉は、昨晩北埼玉大学から盗まれた埴輪の中に封印されているジャークの復活の鍵となる2つの「タマ」の片割れであった。

そしてその「タマ」は、こともあろうにひまわりが飲み込んでしまっていた。

そのため野原一家も争いに巻き込まれる羽目になってしまう。


一家と珠由良ブラザーズは、健康ランドで女刑事の東松山よねと知り合った後、珠黄泉族の追撃を避けるため、青森県にある珠由良の聖地「あ、それ山」に向かう。しかし、空港にいた男・ヘクソンの襲撃を受け、ひまわりを奪い去られてしまった。


その後、珠由良の母の助けで珠黄泉族の本拠地を突き止めた一同は、ひまわりを救いみんなで我が家に帰るため、再び東京を目指す。

 

 

アクションとギャグ


クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』を初めて見た。

珍しく魔法も未来の不思議な道具も無く、戦いは素手による肉弾戦アクション映画だった。

アクションシーンは戦いの緊迫感と絶望感もありハラハラできて面白かった。

すぐギャグにもっていかれて熱が冷めてしまったのは残念だ。

 


全てのクレヨンしんちゃん映画を見ているわけではないが、おそらく一番ギャグに振りきっている作品だと思う。


シナリオ的にはハードボイルドサスペンス風でカッコよさげだが、いちいちギャグを挟んでくる。

最初から最後までギャグギャグギャグギャグー。


ギャグにハマれない人にはとてつもなくつまらない作品という感想になるだろう。

それくらいギャグに走っていた。

そして私はギャグにハマれなかった。


つまらなくはないけれど、ストーリー進むたびにギャグで勢いを削がれる感覚になる。

ギャグも古いし。これは昔の映画だから仕方ないのかもしれないが。

 

序盤での野原一家が戦いに巻き込まれる理由の説明もそのまま「説明」といった感じで展開もいまいちだった。

 

いまの私にはクレヨンしんちゃんは感動もの映画が面白いという思い込みもあったため、ギャグ振り切りが合わなかったのかもしれない。

 


野原ひまわり映画初登場


しんのすけの妹ひまわりの初登場映画。


ひまわり0歳児ということに衝撃を受ける。

そういえばハイハイはするが歩いてるのは見たことないな。

賢いから1歳くらいかと思った。たいして変わらないし1歳だとしても賢すぎるが。


ひまわりの登場によってしんのすけの性格も今までの映画とは違いがある。

いままでは自由気ままで問題児なしんのすけは両親のことなど気にせず我が道をいくタイプだった。

基本的にはそれはかわらないが、ひまわりのことは無視ができないようだ。

みさえに怒られるかもしれないという理由だが、極力ひまわりを泣かさない、泣きそうならあやして泣き止ませる。

イヤイヤながらもお兄ちゃんとして妹のお世話をしているしんのすけにちょっと感動した。


両親の関心が妹ひまわりにのみ向いているのが気になっているのも5歳児らしくて可愛らしかった。

両親に構われるひまわりは少し気にくわなくてもお兄ちゃんとしてひまわりを守ろうとする意識が芽生えてくる。


ひまわりはアニメで登場してもう十数年も経つレギュラーキャラクターなので、しんのすけがお兄ちゃんになって十数年ということになる。(おかしいな)


なのでしんのすけが「お兄ちゃん」意識が芽生えるお話は新鮮で、そんな時期もあったんだなと親戚のおばちゃん感で見ていて微笑ましかった。

 

 


まとめ


ギャグにハマれば面白い、ハマれなければただただつまらないと感想は真っ二つになりそうなギャグ振り切り作品。

私はギャグにハマれなかったが初期クレヨンしんちゃんのギャグが好きな人には面白い映画だろう。

ひまわり初登場作品なのでしんのすけのお兄ちゃん感が初々しくて可愛らしい一面もあり、長寿アニメ作品だからこそ久しぶりに初期から見直すのは楽しいものである。

 

以上、映画『クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』 たまこ の感想でした🐯

映画『クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』

 

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