BULL/ブル 心を操る天才 シーズン2
今回は『破産寸前の名家』で起こった事件!
名家の主人が殺され、傲慢セレブ妻と評判の悪い容疑者の弁護を手伝う。
理想の陪審は明快で単純な考え方を好む人
ここで出てきた“オッカムの剃刀“という初めて聞く言葉。
オッカムの剃刀とは「ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない」とする指針。
思考節約の原理や思考節約の法則、思考経済の法則、またケチの原理と呼ばれることもある。
Wikipediaより
ブルはもっと実用的な説明をしていた
“オッカムの剃刀“
ある事柄に二通りの説明がつく時、単純な説明の方が大抵正しい。
言い換えると、仮定が多すぎる説は怪しいということ。
……なるほどね? ごちゃごちゃ仮定の補足が必要な説明は嘘くさく感じるやつね。
BULL/ブル2 法廷を操る男 第13話『名家の秘密』の感想を徒然なるままに書いていく。
シーズン2 第13話『名家の秘密』あらすじ
資産家ジェレミー・レキシントンが射殺された。疑われたのは世間から傲慢なセレブ妻と噂されていた妻レベッカだった。レベッカは強盗を装い殺害したとして逮捕、起訴される。
彼女の弁護士ベッドフォードから本当は良き妻で母であり、そして銃を所持していないことを聞いたブルは、サポートを引き受ける。
そんな中、レキシントン家を長年取材している作家ケンドール・タイラーがブルのもとを訪れ、レベッカの無実を示す情報があると言い出し取引を持ちかける──。
今回の裁判
名家のレキシントン家で起きた強盗殺人事件。疑われたのは傲慢なセレブと評判の悪い被害者の妻レベッカだった。
評判が悪いからレベッカが犯人だと世間は決めつけていた。
被害者のジェレミーが半年前に自らに2500万ドルの生命保険をかけていたのもあり、妻レベッカには保険金目当ての殺害という動機がある。
視聴者目線だとレベッカは名家の妻らしく体裁は気にしていても傲慢な感じはしなかったけどな。
傲慢セレブの具体的な悪いエピソードがでていないから、世間や陪審が動機だけで物的証拠もなくレベッカを犯人だと決めつけていることに違和感があった。動機やチャンスがあったというだけで第一級殺人の有罪刑を受けたらたまったもんじゃない。指紋とかDNAとか硝煙反応とか確かな証拠がなきゃ納得できないよ。
結果として、ジェレミーは自殺だったのだ。
ジェレミーが自らに生命保険をかけていたということから分かるとおり、ジェレミーは家族に家族にお金を残すため暗殺者に自分を殺すよう依頼したのだ。
ジェレミーは自分のギャンブル依存症のせいで破産寸前になったことを家族に申し訳なく思い、妻と娘のために保険金を残そうと起こした事件だった。
自殺では保険金はおりない。そのために強盗にみせかけたのに妻が疑われたのは計算外だったのだろう。
この真相はブルが掴んだもので、レベッカの無罪を勝ち取れるものだ。しかし自分が刑務所に入れば2500万ドルの保険金が娘にはいる。娘に自由に生きさせたいからとレベッカは秘匿特権でこの真相を表に出すことを拒んだ。
娘のために第一級殺人で刑務所はいるってすごい覚悟だな。たぶん終身刑、よくて数十年の懲役じゃない?
傲慢なセレブの悪評は噂でしかなかったんだろうな。自殺だと分かったのに(保険金を貰うのはよくないことだけど)、娘のために刑務所にいく決断を傲慢セレブができないよ。
でも娘はそれを望まなかったみたい。お金より母親が無罪になって一緒に暮らすことが幸せと考えられる良い娘でした。いい母娘の関係だなと思った。
無事に裁判に勝って気分上々でも、顧客は破産状態で娘の学費も今回の報酬も払えない。ブルはまた儲からない仕事をしてしまった。
今回、面白かったのが作家ケンドール・タイラーがブルを訪ねてきて取引を持ちかけてきたことだった。
過去にレキシントン家の取材をして本を出したこともある女性作家。彼女は「レベッカの無実の証拠を持っている、それを渡す代わりに取材権を欲しい」と望む。
名家で起きた殺人事件は注目度も高い。これを密着取材して出版したら儲けるだろうな~。
ブルは取引を拒否したが、ケンドールはブルたちが困ってるタイミングで必要な情報をちょいちょい渡してくれる。その情報からレキシントン家の経済面や殺人事件の真相にもたどり着き、ブルからの信頼を勝ち取った。
うまく恩を売っておけば無罪になったとき「彼女には助けられたから取材受けようかな」と思わせることが出来るもんね。作戦なんだろうけど強かで憎めないキャラのケンドール好きかも。取材する人は多少の図々しさは必要だ。
今後も情報屋とか何らかのかたちでTACの仕事に絡んでこないかなと期待してる人物である。
裁判は無事に終わったが、チャンクがロースクールで理不尽な目にあっていた。
裁判科学に否定的な教授から不当な評価をされていた。
ただの学生なら我慢して終わりそうだけれども、チャンクはどうするだろう。
むかつく教授に裁判科学の凄さをわからせてやりたいー!
「シーズン2」での役のイメージ
【ジェイソン・ブル】マイケル・ウェザリー
心理学者。3つの博士号を持っている。航空免許有。最新機器を扱うのはやや苦手。裁判科学の専門家だが弁護士資格は持っていない。
高校時代の彼女アリー、公害訴訟の手伝いをする。
8年カウンセラーをしていた。
【ベニー・コロン】フレディ・ロドリゲス
トライアル・アナリシス・コーポレーション(TAC)の社内弁護士。イェール大出身で、元地区検事局の検察官。Drブルの元義弟。
感謝祭に空港で美女と出会い恋の予感
【マリッサ・モーガン】 ジェニーバ・カー
元国土安全保障省にいた優秀な人材。Drブルの右腕的存在。
擬似陪審員はマリッサのアルゴリズムで選んでいる。数字に強い。心理学、神経言語学の専門家。
珍しい遅刻で新恋人の存在がバレる。
里子に出されたことがあり、実母は薬物中毒者でつらい過去をもつ。
母親の面倒をみていて貯蓄が少ない
ラブラブ新恋人カイルに騙され全財産を失う。
カイルを逮捕!
【ダニー・ジェームズ 】ジェイミー・リー・カーシュナー
元FBI捜査官。地道な聞き込みや張り込み潜入捜査などを担当。捜査官時代の広いコネクションを駆使。
ダニーに新恋人の気配! 名前はハリソン。FBI時代の相棒?
右足義足の白人男性
『相棒を庇って被弾』の新聞記事があり。
父親は元空軍。赤毛で色白らしい。
優秀なハッカー。情報収集担当。
ネットでプライバシーを侵害しているが実は誠実で倫理的(マキャベリテスト診断より)
感謝祭に帰省せず。親と仲悪くはないようだが距離を感じる。
ネットで16歳の時に会ったこともない人に恋をしたことがある
【チャンク・パーマー】 クリストファー・ジャクソン
一流スタイリスト。 服装、髪型で人に与える印象をコントロールする役割。同性愛者。
ロースクールで法律の勉強をすることに。弁護士を目指す
18歳の親戚のアナがニューヨーク大学に合格。進学の相談を受ける。
ロースクールで裁判科学否定派教授から不当な扱いを受ける
以上、BULL/ブル2 法廷を操る男 第13話『名家の秘密』たまこ の感想でした🐯
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