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映画『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』あらすじと感想-怖さ少なめ感動物語!お子さまもトラウマにはならないかも?

1984公開されたトラウマ必至の『ドラえもん のび太の魔界大冒険』のリメイク作品。

ドラえもん映画27作品目『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』の感想を書いていきます。

 
映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~

 

 
ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜


公開            2007年3月10日

上映時間    112分

監督           寺本幸代
脚本           真保裕一

 

オープニングテーマ「ハグしちゃお
作詞   阿木燿子

作曲   宇崎竜童

編曲   京田誠一

うた   夏川りみ


エンディングテーマ「かけがえのない詩」
作詞    hiroko,mitsuyuki miyake and Hidemi

作曲   mitsuyuki miyake

編曲   mitsuyuki miyake and takashi morio

うた   mihimaru GT

 


ざっくりあらすじ

学校では先生に叱られ、野球でヘマをし友達に責められ、家ではママに怒られるのび太
何でもパパっと解決できる魔法に憧れドラえもんひみつ道具もしもボックス」で魔法の世界にしてしまう。
しかし魔法の世界も努力なくして魔法は使えずのび太ドラえもんは魔法が使えなかった。
のび太ドラえもん、しずかちゃんと魔法特訓していると謎の黒い流れ星を目撃する。その流れ星は森で不自然に消えたため3人は確認に向かう。
のび太たちはたまたま森でホウキングを楽しんでいたジャイアンスネ夫が悪魔に襲われているところに遭遇する。
ジャイアンスネ夫はホウキから落ちたところを満月美夜子に助けられる。

満月家に招かれた5人は美夜子の父親の満月牧師から魔界星が地球に接近しており悪魔による地球侵略の危険性を教えられた。

大きな台風と地震に人々が怯えているなか満月牧師の屋敷に悪魔が襲撃にきた。
のび太ドラえもん、しずかちゃん、ジャイアンスネ夫は悪魔の襲撃から逃れた美夜子とともに魔界星へと乗り込む──。

 

 


リメイク作品は旧魔界大冒険の気になった疑問点を上手く解消していた

旧魔界大冒険で石化したドラえもんのび太助けにきたドラミちゃんに誰もが「唐突!」と思ったことでしょう。
ドラミちゃんはひみつ道具虫の知らせ」が鳴いたことでドラえもん心配した来たという流れでした。

リメイク作品である新魔界大冒険序盤からドラミちゃんが登場していました。
ドラえもん石化ドラえもん石化のび太
四次元ポケットに収納した後、ドラえもんは強烈な腹痛に襲われ22世紀に行きセワシくんとドラミちゃんに助けを求めます
22世紀に着いたとたんに腹痛は治ったため病院嫌いなドラえもんはそのままのび太の元へ帰ります。
これがのちにドラミちゃんが助けに来てくれる前フリとして重要な部分なのです

この時のドラえもんの様子からセワシくんは「四次元ポケットに問題がありそうだからスペアポケットを探ろう」とドラミちゃんに提案します。
ドラミちゃんがスペアポケットを調べると石化ドラえもん石化のび太を発見し二人をもとに戻してくれたのです。
これがドラミちゃんが助けにきてくれて理由として自然で、旧魔界大冒険で雑な展開だったところを上手く修正しているなと思いました。

 

 


ストーリー構成は丁寧だが良くもあり悪くもある

リメイク作品で大きく変わったのはストーリーでしょう。
新魔界大冒険では旧魔界大冒険には出てこなかった美夜子の母親が登場します。
不治の病に冒された幼い美夜子を助けるため母は命と引き換えに悪魔と契約して美夜子を助けました。
満月牧師は「この母の行為が魔界接近を早めた一因であるだろう」と言います。

物語の終盤でメジューサの正体美夜子の母であったことが判明し、大魔王デマオンの弱点である心臓の場所も教えてくれます。
幼いころに亡くなった母との再会、そして消えていく母に満月牧師も美夜子も涙します。

ここは見ていて涙がでてきました。

ストーリーとして感動的に仕上がっているのは確かです。
しかし! この映画はドラえもん映画なのです!
ストーリーは悪くないですが、新魔界大冒険は完全に満月家族が主人公です。
そのせいで本来の主人公であるドラえもんのび太たちの影が薄くなってしまっているのです。
満月家族の魔界大冒険withドラえもん一行といったドラえもんは出てくるけどスピンオフかのような映画だなと感じました。
旧作品ではドラえもんたちは地球を守るためという意志が強く見えましたが、リメイク作品では満月家族の戦いに手を貸しているだけに見えてしまいました。

この満月家族のお話と序盤の丁寧なドラミちゃん伏線のためか少しダレて長く感じてしまいます。

 

全体的に感動路線で怖さ激減


旧魔界大冒険は子供が見たらトラウマになるであろうドラえもん映画best3に入る怖い映画でした。

旧魔界大冒険でののび太異様に魔法に憧れるのも少し狂喜を感じ怖くも思いましたが、リメイク作ではアニメで魔法少女を羨ましく思って魔法世界にしてしまう気楽さに怖さもなにもありません。

リメイクの新魔界大冒険は音楽やBGMが明るくポップなため怖さは少ない。

出来杉くんの魔法は絶滅したという恐怖を煽る説明もなく怖さ激減

また魔界星に到着してハラハラドキドキ大冒険を期待していたのに、魔界星に到着するとすぐ魔王城にたどり着いてしまいます。
旧魔界大冒険で出てきた綺麗だけど不気味な人魚の歌声も迷いの野原も魔獣の森もすべてカットされていました。
未知の世界を冒険するワクワクも減り魔界の不気味な世界観もなく怖さ激減です。


まとめ

旧『ドラえもんのび太の魔界大冒険』はトラウマ必至の怖い映画でしたが、リメイクの今作『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』は母と娘の感動映画として上手にまとめられていました。
怖さが少ない分、小さなお子さまにも安心して見せられる作品だなと思います、


以上、映画『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』 たまこ の感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ

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旧作品の感想記事↓

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