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映画『クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン~失われたひろし~』あらすじと感想-みさえが主人公&ヒロインで大活躍


平成最後の劇場公開作品!

 

クレヨンしんちゃん映画第27作品目『クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン~失われたひろし~』の感想を書いていく。

 


映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~
 

 

クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン~失われたひろし~』


公開         2019年4月19日


上映時間    100分


監督         橋本昌和


脚本         うえのきみこ

               水野宗徳

 

オープニングテーマ「マスカット」


作詞・作曲   北川悠仁 

編曲            TeddyLoid 

うた            ゆず

 

エンディングテーマ「ハルノヒ」


作詞・作曲・うた  あいみょん 

編曲                  立崎優介・田中ユウスケ

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あらすじ


大雪が降る春日部。みさえはオーストラリア旅行を提案する。

それは金環日食を見ながらラブラブに過ごす新婚旅行プランだった。

旅行会社も子連れ大歓迎であることから、新婚旅行に行っていなかったひろしとみさえは家族でのオーストラリア新婚旅行にいくことに。

 

野原一家は真夏のオーストラリアでラブラブ新婚旅行プランに沿って過ごしていたが、ちょっとしたすれ違いからみさえとひろしはギスギスしていた。

ついにはケンカに発展してしまい1人で飲みに出ていたひろしは原住民の仮面族に誘拐されてしまう。

 

仮面族の古くからの言い伝えに「金環日食の時に花婿を姫のもとへと届けたものにはお宝が手にはいる」というものがあり、この伝説の花嫁にひろしが選ばれたのだ。

お宝である「魅惑のエメラルド」を得るため仮面族やトレジャーハンターが花嫁ひろしを狙って争う。

みさえ、しんのすけ、ひまわり、シロはひろしを取り戻すためジャングルの中を突き進む──。

映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~

 

 

 

ゲストヒロインはインディ・ジュンコ

 

クレヨンしんちゃん映画ではだいたいヒロインキャラが登場する。

今回はものすごく運の悪いトレジャーハンターのインディ・ジュンコだ。


魅惑のエメラルドを求めジャングルを進むジュンコは、ひろし奪還のため動く野原一家と共に行動する。これは野原一家のためではなく、みさえたちと一緒に居た方が己に利があるという打算からの行動だ。

ジュンコはジャングルの中を子連れで赤ん坊と荷物を背負って移動するみさえの無謀だと言いきる。

はっきり忠告し利益がなければ野原一家と関わらなかったであろうジュンコはさすがプロのトレジャーハンターだと思う。

ご都合主義よろしく「可哀想だから」という理由で危険な子連一般家族と行動されるよりよっぽど好感がもてる。

 

ただ、外国人?だからかトレジャーハンターという特殊な職業だからか、みさえの家族への思いや考えが理解できないジュンコはことあるごとにみさえに対して「そんなの絶対ムリ!」と言ってきてちょっとだけイライラさせられる。

そんな衝突ばかりな2人は一緒に冒険していく中で歩み寄り、最終的にはジュンコとみさえは戦友のような関係になっていた。

男の友情的な関係(女同士だけれども)好きだな。


ジュンコは好きなヒロインキャラだけど、今回はみさえが主人公&ヒロインとして活躍するストーリーだったため、ちょっと影が薄く歴代クレヨンしんちゃん映画ヒロインの中では印象に残りにくいキャラクターかもしれない。

 

囚われのひろし

 

伝説の「魅惑のエメラルド」を得るため多くのトレジャーハンターがお宝を探しをしていた。

現地住民の仮面族の言い伝えでは金環日食の時に花婿を姫のもとへと届けたものにはお宝が手にはいる」とされていた。

その花婿は足の臭さで判断されているようで、足が強烈に臭いことでお馴染みのひろしは仮面族に囚われてしまった。

 

その匂いは伝説の姫・超巨大キングコアラ(メスだからクイーンコアラ)が好む匂いなのだ。

毒のあるユーカリを好むコアラだがクイーンコアラはひろしの足の臭いを気に入った。

つまりひろしの足の臭さは毒レベルであると証明されてしまった。

 

しかし、足が臭くてもひろしはカッコいい。


本当のお宝は人生をかけて夢中になれるもののことなんだ。

大人になるまでゆっくり自分のお宝を見つけろ。

俺はとっくに見つけてるぜ


しんのすけにお宝について語るひろしカッコいいー! 

ひろしのお宝は家族。このシーンではクイーンコアラの花婿にされそうだったことから、特にみさえに対しての想いが強そうだった。

惚れる。

 

おめかしした花婿姿で縛られ連行されるひろしは家族が助けにくるまではずーっと囚われのヒロインポジションだったけれども、最後の見せ場でヒーローっぽく決めてみさえだけが目立つストーリーではなく夫婦(家族)の物語としてうまくまとまっていた。

 

 

主人公ヒロインみさえ

 

クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン~失われたひろし~』と題名にはみさえの名前はないけれど、誘拐されたひろしを取り戻すみさえが主人公の物語だ。


基本的にクレヨンしんちゃん映画はしんのすけが目立って活躍することが多く、次にひろしが活躍する作品、野原一家で活躍する作品とがある。

みさえがここまで目立っていたクレヨンしんちゃん映画は珍しく、女性が共感しやすいストーリーでなかなか面白かった。

 

野原夫妻は新婚旅行に行っていなかったため、みさえは「新婚旅行プラン」の家族旅行を心から楽しみにしていた。

いや、野原一家は映画で家族旅行して秘境や宇宙にたくさん行ってるじゃん! と思ったけれど、憧れるよね新婚旅行。

年齢とか関係ない。むしろ子供もいて夫婦でラブラブに過ごしたいなんてひろし愛されてるな。

この映画でみさえの可愛さがみられて良かった。


ただ、みさえが思い描いたようなラブラブ新婚旅行とはいかずひろしとギスギスしてしまう。

これが本当にリアルなすれ違い、ギスギス加減だった。

夢あふれる子供向けアニメ映画で父母のリアルな夫婦喧嘩をやらなくても……とちょっと思ったが、なんやかんやあって野原一家の幸せな新婚旅行で締め括られ見終わったあとはほっこりした気持ちになれる。


女性として妻として母としてのみさえの心情と家族愛、夫婦愛に涙がでてくる。

「そんなの絶対むり!」と同行者のトレジャーハンターに何度言われてもめげない最強のヒロインみさえ。

みさえのかっこよさに惚れる。

 

この映画は上映された2019年に20代後半以上の女性に刺さる内容だと思う。


親子で映画を観ている「しんのすけくらいの子供をもつ母親世代」がターゲット層のようで、途中ではいる劇中歌「福山雅治 HELLO(1995年)」や劇中歌「MISIAE verything(2000年)」も懐かしさを感じさせる。


子供だけではなく大人も楽しめる作品となっていて面白かった。

 


まとめ

 

みさえが主人公&ヒロインとして大活躍のストーリー。

みさえと同年代の女性としてリアルな心情に共感し、みさえの可愛らしさと強さが見られて大満足できた。

お子様と一緒に映画を見ているみ親世代も楽しめるので大人にもぜひ見てほしい作品。オススメ!

 

 

以上、映画『クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン~失われたひろし~』たまこ の感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ

映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~

 

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