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『ストーンサークルの殺人』M・W・クレイヴン/感想−犯罪捜査系海外ドラマ好きに刺さる!

イギリスミステリ界の頂点英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールド・ダガー受賞作品

激ハマりした! ドラマ化が待ちきれない!

翻訳ものの読みにくさがなく『ストーンサークルの殺人』は読みやすかった◎


ストーンサークルの殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 

ストーンサークルの殺人』

英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。犯人は死体を損壊しており、三番目の被害者にはなぜか停職中の国家犯罪対策庁の警官ワシントン・ポーの名前と「5」と思しき字が刻み付けられていた。身に覚えのないポーは処分を解かれ、捜査に加わることに。しかし新たに発見された死体はさらなる謎を生み、事件は思いがけない展開へ……英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールドダガー受賞作

表紙裏より引用

M・W・クレイヴン

訳 東野さやか 

2020年9月10日発行

早川書房

全582ページ

 

 

早くドラマ化を!!

ストーンサークルで次々と焼死体が発見され、三番目の被害者の胸にはイギリスの国家犯罪対策庁(NCA)を停職処分中のワシントン・ポーが刻まれていた。ポーは捜査に加わり連続殺人犯を追う。

残虐な殺害方法、なぜストーンサークルなのか、なぜポーの名前が刻まれていたのか……

 

国家犯罪対策庁(NCA)というのは英国にあるFBIみたいなもの。

海外ドラマのクリミナル・マインドを彷彿とさせる完全に完成されたドラマだった!読めばわかる!

 

訳者あとがきによるとドラマ化オファーは来ているらしい。調べたところまだ実写化はされていないようだ。実写化されたとしていつ日本で公開されるかわからないがいまから楽しみである。

ドラマ化されたら誰か私に教えてくださいお願いします!!(圧)

 

犯罪捜査系海外ドラマ好きさんに刺さる作品だと思う

 

 

最高のバディもの!

ポー&ブラッドショーのバディが最&高!

正義感が強く少々荒っぽいワシントン・ポー捜査官IQ200の天才分析官ティリー・ブラッドショーの友情が残虐なミステリーのなかでほっと一息与えてくれる。

ブラッドショーは驚異的な集中力でITを駆使し捜査に大貢献する。しかし彼女は日常生活能力については少々世間知らずなところがある。そんな純真無垢な彼女がポーによって初めて現場捜査に連れ出されてしまう。挫折してしまうかと思いきや無邪気に色々なことを楽しんでいるところが本当に可愛いの!

 

ポーはブラッドショーのことを友人でもあり妹のようにも大切に思っている。傍若無人なところのあるポーでも天然なブラッドショーには敵わない。

そんなポー&ブラッドショーのバディが最高だった!

 

ドラマ化でこの二人がどんなキャスティングされるのかも楽しみひとつだ。

 

 

読者に委ねられた結末

 

陰惨な事件が世間に与えた衝撃が大きすぎた。

警察ものあるあるの権力者からの圧力と闘う流れはかなりイラつかされる。

ポーの決断と事件の収束はどうなったのか! 

一番気になるところは読者にゆだねられてしまった……。

 

あ゛ぁ゛ぁ!気になる〜!!

早くシリーズ二作目読みたい!もし二作目でポーの決断の結果について一切触れられていなかったらわめく自信がある。(迷惑な自信だ)

 

早く続編が読みたい。

その後の様子が早く知りたいのと、ポー&ブラッドショーの二人の尊い様子をもっと見たい。そんな想いですぐさまシリーズ二作目の『ブラックサマーの殺人』を手に入れた!!

 

まとめ

英国のFBI的な存在捜査ものミステリー。

連続殺人の謎から壮大な闇へ。ちょっと胸糞悪いところもありつつカタルシスも感じられた。

 

読みながら実写化映像を脳内再生(妄想)できる!

はよ映像化してください!!!

犯罪捜査系海外ドラマ好きに刺さる作品◎

 

 

以上、M・W・クレイヴン『ストーンサークルの殺人』たまこの感想でした ฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ