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映画『ドラえもん のび太の月面探査記』あらすじと感想-平成最後のドラえもん映画

平成最後のドラえもん映画期待以上で満足感の高い映画でした!

 

 


ドラえもん映画39作品目『ドラえもん のび太の月面探査記』の感想を書いていきます。

 

 

映画ドラえもん のび太の月面探査記 DVD通常版(特典なし)

 

 

 


ドラえもん のび太の月面探査記


公開             2019年3月1日

上映時間      111分

監督             八鍬新之介

脚本             辻村深月

 

オープニングテーマ「夢をかなえてドラえもん

作詞・作曲     黒須克彦 

編曲                大久保薫 

うた                mao 

コーラス         ひまわりキッズ


エンディングテーマ「THE GIFT」

歌・作曲・編曲    平井大 

作詞                      EIGO、平井大


劇中歌「兎のダンス(ディスコMix)」

作詞                野口雨情 

作曲                中山晋平 

編曲                服部隆之

 

 

ざっくりあらすじ


テレビニュースで月面探査機が謎の白い影を撮影したと話題になる。

のび太は「白い影は月に住むウサギだ」と言うが、皆に笑われてしまう。

ドラえもんに泣きつくと「異説クラブメンバーズバッジ」というひみつ道具を出してもらう。

「異説クラブメンバーズバッジ」は長年信じられてきた異説を唱えると、バッジをつけた人にのみその異説の世界を見ることが出来るという道具だった。


ドラえもんは「月の裏は空気があり生き物が住んでいる」と唱え、のび太とともにどこでもドアで異説の月に行く。

そこで2人は月にウサギ王国を作り始める。


光、水、緑、住民となる月のウサギ・ムービットをつくり、住み良い星に変えていく。

ムービットに子供ができ住民が増えてからほ火のおこし方や家の建て方、もちつきを教え、ドラえもんは神様のように崇められるようになった。


のび太ジャイアンスネ夫、しずかちゃんに月にウサギがいることを証明しようと月の王国へ招待する。話を聞いていた転校生の月野ルカくんも一緒に月の王国へ行くことになった。


月の王国はますます発展を遂げ、ちょっとドジで発明大好きなムービットも登場。のび太にそっくりなためノビットと名付けられ仲良くなる。

みんなで王国を楽しんでいたが、のび太がつくったウサギ怪獣がムービットたちを襲い始めてしまう。

そんなドタバタから月野ルカが地球人でないことが判明する。

 

ルカは自身がカグヤ星でゴダール博士夫妻につくられたエスパルという人工生命体で、エーテルの力で超能力を使うことが出来ること年をとらないことを明かした。

ルカの姉ルナや超音波歌声と予言の力をもつアルなどエスパル11人で暮らすコロニーが月の地下に存在していた。

 

 


千年前のカグヤ星ではエスパルの力を兵器利用に失敗しカグヤ星の月を破壊した。

このせいでカグヤ星は光も緑もなくなった暗く荒廃した星になってしまう。

これ以上エスパルを兵器利用されないようゴダール夫妻はエスパルを宇宙へ逃がすのだった。

その時、アルが『千の時を経て友と一緒に舞い戻らん。千のウサギが降り注ぎ光の大地を取り戻さん』という予言をした。

 

千年経った現在もカグヤ星はエスパルを探し続け、ルカたちエスパルもそれを感じずっと隠れて生活していた。


しかし、ジャイアンスネ夫を助けるためにアルがエーテルの力を使ってしまいカグヤ星人に居場所がばれてしまうのだった──。

 

秋のお話


月面探査機という『月』が題材の映画なため、ドラえもん映画としては珍しく劇中は秋でした。


大冒険をするとなると長期休みの春休みか夏休みになるため今まではほとんど春たまに夏の設定が多かった。

あとは映画が春公開だから春の設定が多いのかな。

 

秋は画面映えするのと紅葉からの落ち葉で哀愁漂わせることのできる映画向きな季節。

今回のススキやお月様の映像もとても綺麗で、もっと秋のお話も見たくなりました。


そもそも、どこでもドアとタイムマシンがあれば何の問題もないはず。

大冒険しても出発直後に戻ることが出来るので、春休みや夏休みに拘らなくてもいい気がします。

 

脚本は辻村深月さん


脚本が辻村深月さんと言うことでとっても期待していました

ハードルあがりまくりで期待外れにならないか心配になるほどでしたが、杞憂でした。

面白かった!


序盤は映像の綺麗さに感動はしたもののストーリー展開がちょっと遅いかも? と感じましたが、後半から一気に畳み掛けてくるくる

序盤に遅く感じたことなど忘れるほど、あっという間に終わってしまいました。


この一気に畳み掛けてくる展開は大人には分かっても子供にはストーリーが複雑になりすぎるかもしれません。

 

懐かしいひみつ道具も盛りだくさんで、今での映画を思い出させる場面もありました。

古くからのドラえもんファンも楽しめる作品です。

 

小説版もある!!!


小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記 (小学館文庫 ふ 20-6)

 

 

 

 

 

親子愛がテーマ

 

今回のテーマは友情と親子愛でしょう。

友情は毎回ドラえもん映画にはつきものですが、今回の親子愛は本当に良かったです。


人工生命体エスパルであるルカはゴダール夫妻を両親と思っていますが、実の子供ではないことを気にしていました。

人間よりも親子愛や友情について疎い面もあり、ゴダール夫妻がエスパルを大切に思っていたことに気づけていません。


カグヤ星でエスパルを逃がそうとするも、離れたくないとルカが言うシーン。

ゴダール夫人はルカの頬を叩きます


ここ一番泣いたかもしれない。


最近は虐待体罰に敏感なため(良いことですが)か、子供を叩く描写って少なくなっている気がします。

諭すように言い聞かせるのが主流ですかね。


別に叩くのを良しとしてる訳ではありません。平時なら諭すのが正しいです


今回のように早く逃げなければ捕まってしまう緊迫した状況で咄嗟に手が出てしまうのはリアリティーがあり、ゴダール夫人の断腸の思いが伝わり涙が出てしまいました。

親から子供への愛でしょう

 

反対に、子供から親への愛を感じたのがのび太ちが月へ向かう決意をした時です。


カグヤ星人にルカたちエスパルが拐われ、のび太たちはルカによって地球に帰されます。

自分たちを助けてくれたルカたちを助けるためにドラえもんたちは月に向かうことを決意したのです。

 


パパもママも大好きだけど、自分たちを助けてくれた友達を救いに行きたい。

迷いもありつつ家を抜け出す描写が親子愛を感じて良かったです。

勢いで助けにいってたら親子愛は感じませんでしたし、丁寧に描写したことでこの映画のテーマに親子愛があることを強く認識させたと思います。

 


サブキャラクターの活躍


可愛いサブキャラクターが出て来ますが、特にノビットとモゾが大活躍でした。


のび太そっくりのムービットで、ドジですが発明大好きのノビットは物語には欠かせない発明品を作り出し大活躍。


ルカの友達で宇宙亀のモゾもそのボディで大活躍しました。


ただ可愛いだけではなくストーリー上でサブキャラクターが重要な役割を担っていました。

無駄なところがないシナリオで映画の満足感を増していきます。

詰め込みすぎ感はありますが、ギャグ的なシーンもあり飽きずに楽しめる工夫を感じました。

 


まとめ


期待のハードルが高かった『ドラえもん のび太の月面探査記』は友情や親子の愛情をわざとらしくなく描かれており、期待以上で満足感の高い映画でした。

 

 

以上、映画『ドラえもん のび太の月面探査記』たまこ の感想でしたฅ(´꒳ `ฅ)ꪆ

 
 
 

 

 

 

 

 

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