BULL / ブル 心を操る天才
人気の海外ドラマで、日本ではシーズン3まで公開されているらしい。(2020年現在)
アメリカの人気長寿ドラマ『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』ディノッゾ役をつとめていたマイケル・ウェザリー氏が主演なので気にはなっていた。
最近Amazon primeビデオのオススメに出てきたのでいまさらながら見始めてみた。
まず『BULL / ブル 法廷を操る男』とはどんなドラマなのか?
ドクター、ジェイソン・ブルは裁判科学の専門家で、審理コンサルト会社『トライアル・アナリシス・コーポレーション(TAC)』を設立。ブルは自身のスキルとそこで働く従業員のスキルを使い、クライアントを勝たせるべく、陪審員たち全員のデータを分析して戦略を立て、証人や被告にアドバイスもし、裁判を有利に導く。
Amazon primeより引用
個人的に法廷ものって苦手である。アメリカの司法制度もよく分からないし、アメリカ的な思想思考についていけない時があるからだ。
日本の裁判員裁判や司法制度もよく分からないのだから仕方ない。
アメリカは検事だか判事だかを選挙で決めるんでしょ? それで選挙が近いとFBIに事件早期解決の圧力かけて邪魔してきたくせに手柄はとっていくんでしょ? 海外ドラマで見たから知ってるんだ。
この程度の知識で法廷もの見るのしんどいかもなーと思っていたが、意外と楽しめた。
TACという会社が行う模擬裁判や心理戦は難し過ぎず、出てくるキャストは個性的で面白く、心理戦も良い。
Drブルは幼いころのトラウマがあるようで弱者にも寄り添えそうな雰囲気があって人情ものとしても良し。
おそらくだいたいが1話完結であり、クライアントを裁判に勝たせるだけでなく真相も追ってくれると期待できそうだった。
まだ1話を見ただけだが今後も楽しく見られそうである。
第1話『消えたネックレス』ざっくりあらすじ
バハマのビーチで若い女性の遺体が発見された。被害者の名前はアリッサ・ヤン。彼女と性的関係を持っていたブランドンが容疑者として逮捕された。
ブランドンの父であるあIT長者・ピーターズ氏は息子を無罪にするためDr,ジェイソン・ブルの率いるトライアル・アナリシス・コーポレーション(TAC)に訴訟コンサルを依頼にきた。。
Drブルは陪審員選びの予備尋問から陪審員候補者のデータを集め、陪審員に似た境遇の疑似陪審員を用意。疑似陪審員で模擬裁判を繰り返し勝率の高い方法を模索していく。
今回の裁判について
ブランドン自身がちゃらちゃらした少年で、さらに大金持ちのぼんぼんお坊っちゃまが被告人とあり世間の声は厳しい。
Drブルの仕事はそんなブランドンの無罪を勝ち取ること。
母親は離婚して家を出ていて父親は息子に無関心。反抗的に見えるブランドンは周りの期待に応えることを第一に考えて生きていた。
被害者のアリッサ・ヤンは優秀な人気者のアジア系美女。しかし裏ではドラッグの売人をしていた悪い一面があった。
優秀で人気者の彼女がなぜドラッグ売人をやっていたのかが気になる。(これに関しては作中で説明なかったと思う)
ブランドンの幼なじみテイラー・ベンサイモンはブランドンが大好きな少女。好きすぎてストーカーレベル。
部屋の壁紙にブランドンの顔写真?が印刷してあるのを受け入れているテイラーの両親ベンサイモン夫妻もちょっとどうかしてる。
登場人物みんな怪しい。
被告人が無罪を訴えていても実は殺人犯だったらどうするのだろう? 殺人犯を無罪にするドラマは後味悪いぞ? とちょっとハラハラしながら見ていた。
結果的にはブランドンは無罪を勝ち取り、真犯人もDrブルによって捕まったみたいなので大団円だった。
さて。アメリカの裁判は予備尋問で陪審員を選ぶのは何となくの知っていたが、あんなに個人的データを調べられてるのかと思うと震える。怖い。
裁判所という緊張感ある場
「なぜ風邪をひくのでしょう?」
予備尋問でのこの質問は統制の所在を探るため。物事を受け入れるタイプの人間が多いほうが被害者に同情的で無罪になる。
Drブルの心理分析が細かいのが面白いところだが実際に目の前で見たら「この人と一緒にいたくない」って思うだろうな。
全てを見透かされてるのは嫌だ。
逆に自分が心理分析に長けていたら?
目線、立ち位置や返答によってどんなタイプの人間か、どんな行動をとるかを予測できる能力はあったら便利より面倒の方が多そうだ。
「あ。今この人つまらないと思ってるな」「嘘ついてる」などが分かってしまうって気を使うー。ひとりになりたい。人と関わりたくない。
そうだのんびりスローライフをしよう!ってなるな。
今週は被告人は本当に無罪の大団円エンドだったが、今後、本物の凶悪犯のコンサルタントをするエピソードがでてきそうだ。
現実でも弁護士は犯罪者の弁護をするが嫌にならないのかな。
もちろん断れるのだろうけれども。
誰も弁護したがらなかった被告人とかいるのだろうか。
現実は分からないが法廷ものドラマのDr ブルで弁護人の仕事へのモチベーションというものを見ていきたい。
ものすごく稼いでればモチベーションにもなるか。
陪審員に似た人を模擬裁判の陪審員役で呼び何度も何度も模擬裁判をやらせ本物の陪審員の心を読む。
お金がかかってるのは素人目にも明らかである。
トライアル・アナリシス・コーポレーション(TAC)に訴訟コンサルを頼むのにいくらかかるのだろう?
今回の依頼人はIT長者のピーターズ氏だから余裕綽々で支払えるだろう。一般人の依頼は受けないのかどうか今後が気になる。
これまでの役のイメージ
【ジェイソン・ブル】マイケル・ウェザリー
心理学者。
子供時代は人の顔色を伺って生きてきた。何かしらのトラウマがありそう?
元妻は同僚ベニーの姉。
【ベニー・コロン】フレディ・ロドリゲス
トライアル・アナリシス・コーポレーション(TAC)の社内弁護士。
Drブルの元義弟。
【マリッサ・モーガン】 ジェニーバ・カー
むかし政府機関にいた優秀な人材。
Drブルの秘書?右腕?的存在。
【ダニー・ジェームズ 】ジェイミー・リー・カーシュナー
元警察関係?
強い。体力ありそう。
ハッカー。情報収集担当。
【チャンク・パーマー】 クリストファー・ジャクソン
一流スタイリスト。 服装、髪型で人に与える印象をコントロールする役割。
以上、BULL / ブル 法廷を操る男 第1話『消えたネックレス』 たまこ の感想でした🐯
第2話の感想記事はこちら↓
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