BULL / ブル 心を操る天才
今回は「自白」が決め手の裁判!
ある日突然逮捕され過酷な取り調べを受けたら。
私はすぐ自白してしまいそうだ。
「お前がやったんだ」と言われ続けたら「私がやったのかも?」と簡単に思い込まされる自信しかない。
いやな自信である。
どうせなら峰不二子ばりの美貌の持ち主だと思い込みたい。
犯罪の自白をさせるより困難である。
BULL / ブル 法廷を操る男 第5話『偽りの自白』の感想を徒然なるままに書いていく。
第5話『偽りの自白』ざっくりあらすじ
大富豪の娘レイラが路地で殺害される。
直前のパーティーで口論していた婚約者リチャードが一度は殺害を自白したが、無実を訴え事件について裁判することになった。
レイラの両親である大富豪エバートンは以前に法廷で知り合ったブルの腕を見込みTAC社に依頼するが、ブルはリチャードの無実を信じて弁護側につくことになった。
検察側の決め手はリチャードの「自白」であったが、逮捕から11時間もの過酷な取り調べによる強要であるとブルは考えている。
リチャードの無実を証明するため「自白の強要」を明らかにしていく。
今回の裁判
今回の裁判の決め手は「自白」である。
強要があったのかなかったが争点だったが、強要がなくても自白が正しいかどうかって曖昧だよね。
自暴自棄になっての自白、目立ちたいから自白、記憶が曖昧で自分を信じられなくて自白、誰かを庇っての自白。
自白を手がかりに捜査を進めて科学的根拠のあるはっきりとした証拠もほしいものだ。
大富豪の娘レイラは出会って半年のリチャードと婚約し、両親に大反対されていた。
大反対されていてどうやって婚約するのだろうか。
アメリカのシステムはわからないが、ハリウッドの俳優さんやら有名人って婚約期間長いよね。
何年も婚約者で過ごして結婚せず破局とかよくある。
婚約してから両親に認めてもらう作戦だったのかな?
とにかくレイラの両親は調理人であり貧しいリチャードがレイラと婚約したのは財産目当てだと決めつけていて、殺害したのも
リチャードだと決めつけて考えていた。
直前に口論もしているし疑われるのは分かるが、警察もリチャード犯人と決めつけて捜査している節があった。
決めつけて捜査するなと言いたい。
事件を【早く】解決したいだけでは? と思うようなことが現実でもあるが、真犯人を見つけてよ。
凶悪な殺人犯が野放しになってることが一番怖い。
もちろん無実なのに犯人として有罪になることも怖い。人の人生なんだと思ってるんだ。まったく。
海外ドラマは刑事ものFBIものをよく見てきたが、それらはドラマとして楽しく見れた。
ブルはもし現実だったら~、日本だったらどうだろう~、とか色々考えながらみてドラマを楽しんでいながら純粋に楽しんでいない部分もある。
考えるきっかけになって良いことだとは思うが、見終わったあともドラマ内容を考えながらお菓子をつまむ手が止まらなくなって困る。
ブルでは無罪を勝ち取ったあと、真犯人が誰であったかもラストで判明する。
今回もそうだった。
「マーフィー刑事が自白強要した贖罪として真犯人を挙げた」みたいに元FBI捜査官ダニーは言っていたが、贖罪になっていないような気もする。
そして犯人はやっぱりなという意外性のなさ。
ブルの裁判は面白いのだけれども、ちゃんと警察が捜査してれば簡単に真犯人捕まえられたのでは? という事件ばかり。
まぁ法廷ものの時点で難しいから事件をあまり複雑に出来ないのかもしれない。
今回は事件とは違うプライベート会話が面白かった。
チャンクがデートする相手を調べようとするケイブル、マリッサ。
女性メンバーは事前に調べれば無駄にデートしなくて済むとあっさりさっぱりタイプで、チャンクは自分で知っていきたいタイプ。
うん。女性の方が合理的だよね。
年齢性別関係なく恋愛トークでわちゃわちゃするしてるのが仲良くていいなぁとほっこりシーンだった。
あと、マリッサが着ていたかっちりめワンピースが素敵だった!
プロジェクト・ランウェイ5のリアン・マーシャルが作りそうな服だなと思った。
久しぶりに意外なところでプロジェクト・ランウェイを思い出した瞬間であった。
これまでの役のイメージ
【ジェイソン・ブル】マイケル・ウェザリー
心理学者。航空免許と心理学の博士号を3つ持っている。
子供時代は人の顔色を伺って生きてきた。何かしらのトラウマがありそう?
元妻同僚ベニーの姉と出会う前、カリストで敗北している。それから人を頼るようになりチームメンバーを見つけていった。
お金のためより人のために仕事をしている。
「人の行動をなぜそうするのか理解することは、自分を理解すること」
【ベニー・コロン】フレディ・ロドリゲス
トライアル・アナリシス・コーポレーション(TAC)の社内弁護士。
Drブルの元義弟。
イエール大学で法律を学び、以前は地区検事局にいたざクビになっている。
原因は無罪と分かっている人を有罪には出来なかったから。本人曰くクビではなく辞めてやった。
第2話で一年ぶりに法廷に立つ。
「模擬裁判では何度負けてもいい。でも本物の裁判は……」弁護士のプレッシャーを感じることから弁護相手のことを考える心の持ち主。
【マリッサ・モーガン】 ジェニーバ・カー
むかし政府機関にいた優秀な人材。
Drブルの秘書?右腕?的存在。
擬似陪審員はマリッサのアルゴリズムで選んでいる。数字に強い。
離婚歴あり。束縛系?
【ダニー・ジェームズ 】ジェイミー・リー・カーシュナー
元FBI捜査官。
強い。体力ありそう。美人。カッコいい。
第4話ではbarの店員に扮し潜入捜査する。
いい筋肉で健康的太腿が魅力的。
第5話では警察の見落とした証拠や凶器を見元FBI捜査官としての腕前を発揮。
人を見る目もある。
ハッカー。情報収集担当。
嫌な客のコーヒーに何かしちゃうくらいには強い女性。何をしたのかは不明。
ハッキングして情報収集。
ハッキングして情報操作。
陪審員のPCにハッキングして自分たちに有利になりそうな記事(自作)を送り付ける。
ノリノリで情報操作。
【チャンク・パーマー】 クリストファー・ジャクソン
一流スタイリスト。 服装、髪型で人に与える印象をコントロールする役割。
過去に一流ファッション誌VOGUEにいた。
大学時代はアメフト部所属でプロを狙えるほどの選手だった。
同性愛者。奇抜なスーツとネクタイがよく似合う。
デート相手のことは事前に調べたくない、自分で知っていきたい派。
しかし誘惑に屈した。
以上、BULL / ブル 法廷を操る男 第5話『偽りの自白』 たまこ の感想でした🐯
第6話の感想記事はこちら↓