BULL/ブル 法廷を操る男 シーズン2
今回は『歯形が証拠にならなくなった!?』話。
近年、歯形は絶対的な証拠にならないらしい。
歯列矯正や整形技術の向上したからかな。それだけじゃないっぽいけど、ドラマ内ではその理由について具体的な説明はなかったから気になる。
被害者の歯形が犯人についているなら証拠にはなりそうだけど、被害者に歯形がついていても、歯形をつけた=殺人犯とは断定できないよね。歯形をつけたことで傷害罪にはなりそうだけど。
BULL/ブル2 法廷を操る男 第16話『無実の囚人』の感想を徒然なるままに書いていく。
シーズン2 第16話『無実の囚人』あらすじ
9年前、エリート投資銀行家デリック・グレアムが、同僚たちと訪れたバーで知り合った女性アシュリーに性的暴行をした後殺害したとして逮捕、起訴された。当時、弁護側についていたブルはデリックは無実だと信じていたが、彼は有罪となってしまう。その決め手はDNAと自白と歯形だった。
近年、歯形が証拠として採用されなくなっている現状を受け、ブルはデリックの事件の再審請求をし認められた。裁判では陪審員の多くが9年前のこの事件について覚えていてデリックに不利な状況で始まる──。
今回の裁判
ブルは「近年では歯形は絶対的な証拠にならない」という論文を読み、裁判科学の仕事を始めた頃に携わった事件の再審請求を決意する。
9年前、若い投資銀行家デリック・グレアムが女性をレイプして殺したとして起訴された事件。デリックは有罪になってしまったがブルは無実だと信じている。
当時、検察側の証拠はDNA、自白、歯形の3つがあった。
DNAは別れ際にキスしてたから、自白は(違法ではないが)自白させるため警察がウソをついたため“偽りの自白”であり、歯形は今なら絶対的な証拠にならない。
だから再審請求だ!
デリックは9年も刑務所にいたからか完全に人生を諦めていて、家族からの連絡も拒絶していた。
ブルからの再審請求の話も好きにしてって感じだ。
「無実を証明してやるぜ!うおぉぉぉぉ」という熱量がない。怒りのパワーって長続きしないもので、そもそも無実なのに有罪になり殺人犯にされた時点で燃え尽きていても当然かもしれない。
再審では裁判長も検察官も同じ人が担当し、違うのは陪審員だけ。
今回の陪審員に必要なのは「オセローの致命的欠陥に気づける人」
「警察全体が信じていてもそれが真実とは限らない」そう思える人を選ぶ。
9年前の裁判を覚えている人も多くて再審もグレアムは不利な状況。さらに検察側は新証人として同房囚人を召喚し、再審請した日にグレアムが殺害自白をしたという証言をするという。
んな訳あるかい!
どう考えても減刑で釣ってウソつかせてるだろ!
ベニーがうまく陪審員の心を掴みグレアム優勢になると検察側が取引を持ちかけてきた。
「罪を認めれば刑期を終えたことにする」
罪を認めれば残りの刑期は無しになり自由の身になれるという。
ブルとベニーはこの取引を受けろと言うが、グレアムは無実なのに罪を認めたくないと裁判での決着を望む。
ここにきてグレアムがやる気になった!
自由になっても殺人犯だと認めるのは嫌だよね。ブルとベニーが取引を受けろというのも分からなくもないけど。
結局、真犯人が判明しグレアムは無実だと証明された。
警察と検察は9年も無実の人間に罪を擦り付けたこと、9年も本物のレイプ殺人犯を野放しにしたことを反省してほしい。
冤罪から無実の人間を救った大盛り上がりな回だったが、今話の一番の驚きポイントは“チャンクに娘がいる!?”説だ!
以前からちらっと登場していた親戚のアナ18歳が実はチャンクの実娘っぽい?
パパ代わり・パパ的な信頼関係ともとれるが、たぶん実の親子かなと。
感謝祭の日(シーズン2第9話)にアナに真実を伝えよう的な話はしてた。その真実というのがチャンクがアナの父親なのよ~って話だったのかもしれないな。
今回、アナと連絡とれないことにチャンクが心配してたから、いきなり実父だと明かされてアナも接し方に困っていたのかも。
チャンクは悩みすぎてミュージカル調の夢を見ていたのは唐突すぎて驚いた。ミュージカル&アニメ背景風のBULLにしては珍しい異色の演出だった。もしかしてチャンク役の俳優さんがミュージカル俳優なのかな? 役者さんの特技がドラマ内で出てくるのよくあるよね。
「シーズン2」での役のイメージ
【ジェイソン・ブル】マイケル・ウェザリー
心理学者。3つの博士号を持っている。航空免許有。最新機器を扱うのはやや苦手。裁判科学の専門家だが弁護士資格は持っていない。
高校時代の彼女アリー、公害訴訟の手伝いをする。
8年カウンセラーをしていた。
【ベニー・コロン】フレディ・ロドリゲス
トライアル・アナリシス・コーポレーション(TAC)の社内弁護士。イェール大出身で、元地区検事局の検察官。Drブルの元義弟。
感謝祭に空港で美女と出会い恋の予感
【マリッサ・モーガン】 ジェニーバ・カー
元国土安全保障省にいた優秀な人材。Drブルの右腕的存在。
擬似陪審員はマリッサのアルゴリズムで選んでいる。数字に強い。心理学、神経言語学の専門家。
珍しい遅刻で新恋人の存在がバレる。
里子に出されたことがあり、実母は薬物中毒者でつらい過去をもつ。
母親の面倒をみていて貯蓄が少ない
ラブラブ新恋人カイルに騙され全財産を失う。
カイルを逮捕!
【ダニー・ジェームズ 】ジェイミー・リー・カーシュナー
元FBI捜査官。地道な聞き込みや張り込み潜入捜査などを担当。捜査官時代の広いコネクションを駆使。
ダニーに新恋人の気配! 名前はハリソン。FBI時代の相棒?
右足義足の白人男性
『相棒を庇って被弾』の新聞記事があり。
父親は元空軍。赤毛で色白らしい。
優秀なハッカー。情報収集担当。
ネットでプライバシーを侵害しているが実は誠実で倫理的(マキャベリテスト診断より)
感謝祭に帰省せず。親と仲悪くはないようだが距離を感じる。
ネットで16歳の時に会ったこともない人に恋をしたことがある
独断で行動した結果、証拠改竄の連邦犯罪を問われる。無事に解決できたがケイブルは解雇される。
転職に苦戦。
【チャンク・パーマー】 クリストファー・ジャクソン
一流スタイリスト。 服装、髪型で人に与える印象をコントロールする役割。同性愛者。
ロースクールで法律の勉強をすることに。弁護士を目指す
18歳の親戚のアナがニューヨーク大学に合格。進学の相談を受ける。
ロースクールで裁判科学否定派教授から不当な扱いを受ける
親戚のアナはチャンクの実娘かも!?
以上、BULL/ブル2 法廷を操る男 第16話『無実の囚人』たまこ の感想でした🐯
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